四国ブロック最後の1議席の争い序章(何)(三嶺【久保バス停天狗塚コース】:徳島県)
新宿発の夜行バスが徳島駅前に到着したのが6時40分前後でしたか。徳島駅は初めて来たところでしたが、特に迷うところはありません。最近多発する猛烈な腹痛もありませんでしたし、至って安寧(涙ぽろぽろ
ん?(・ε・;)
ヌオッ(゚Д゚;)
…阿波池田駅前発の三嶺登山口(久保)行きのバス停が…ない(滅滅滅
駅のお姉様に伺ったところ、
「はい、そちら信号が点滅しているところを右に行ったところにございます。」
…信号が100mくらい向こうで点滅しているようだ。でかい荷物を持っているので、100m進むには1分20秒ほどかかります。
ふうたろうはしんでしまった!
しかし、あきらめずに黄色信号が点滅する方に走っていったら、バスの運転手のおじさまが途中で止まってくれ、ザオリクをかけてくださいました。
なんとふうたろうがいきかえった!
…とまあ、いつものようなネタを披露し、バスの中で半分β化した米飯の和食を食べました。
バスは大歩危峡を通過し、山道深くに入ると、止んでいたはずの雨がまたぼつぼつ降ってきます。ま、今日はしょうがないかね。雨くらいでへこたれませんぜ。
久保バス停と言えば、2008年1月1日、猛烈な暴風雪で奥祖谷かずら橋まで稜線から蹴落とされてから、さらに風雪の中10kmほどをデカい荷物ごと転がされた覚えのある場所です。あのとき、この写真に写っている三嶺タクシーのおっちゃんがふうたろうの虫の息を察知してそれとなく表に出てきてくれなかったら、今頃ふうたろうはどうなっていたか。
今回こそはお世話になりませぬように(じと目
あそこにある簡易トイレで用を足していきましょう。出発はそれからです。
まずは祖谷川に架かる橋を渡ります。ここは普通。ああ曇り空の薄暗い渓谷が風流だなあ(棒読み)とでも思っておけばよろし。
例に漏れず、砂で埋まった砂防ダム。埋まっていない砂防ダムなんて、生まれてこの方見たことありませんけどね(じと目
砂防ダムがどのように土砂災害を防ぐのか、誰か教えてくれないかな。あと、砂防ダムが本当に災害に有効なのかも異議を唱えている人はいたはず。何か良い資料なかろうか。こないだの金剛堂山のごたごたもあって、気にはしてるのですよ、これでも。
お?あれかな、道。地図(25000分の1と昭文社)の位置的に見ても、あれが最も近い。
(じと目
普通の登山道とは言いがたいわな。葉っぱで滑りますが?
ヌオッ(゚Д゚;)
いきなり手荒い歓迎ですな!崩落ですか!!
登山口が見つからない。しょうがないので目を皿にして斜面に穴が開くほど見ながら歩いていると、地図とはかなりかけ離れた場所に入り口が。
いつものことですので気にしないもーん(ヴォー読み
しかし、やっとまともに登山開始かと思ったら、弱まっていた雨がザーザー降ってきやがりまして。カッパを出しましたよっと。
写真がまともに撮れないほど暗い中進んでいくと、廃墟が並んでいます。本当はこのかつて建物の間を抜けて進むべき登山道なのでしょうが、荒れた竹林の竹が折れて道を塞ぎまくっていました。
そして、さらに進むと、今度は道がいきなり消えました。少し先に行けば何か見つかるかもと思って進むと、今度は間伐して放置されたヌメヌメの木とかが行く手を阻んできます。もはやこの道、誰も使ってないんじゃないのかと。
最後の手段は、尾根の直登。南アルプス深南部なんかではやりがちだけど、あそこほどおぞましい直登を強いられない。なぜなら、あのあたりみたいに柵で封鎖されてないから。
だからがんばる(`・ω・´)
すると、活路が見えてきました。どうやら、知らぬ間に道が曲がっていたらしく、ふうたろうはずいぶん下の方を歩かされていたようなのです。そうかそうか、これで安心して息を切らしながら歩ける(ぇ
そろそろ車道にぶつかる頃です。久保バス停からもうすぐ2時間半が経ちます。迷いまくったのでしょうがないですかね。
そして、実はここが天狗塚の登山口だという件。要するに、ふうたろうは、三嶺の登山口にすら立っていないという話。天狗塚から縦走して三嶺に至る予定なので、無理もない話なのですがね。
さ、雨がぱらついている中、上を目指そう。テントは持っては来たけど、できれば使いたくないし。
こんな薄暗い樹林帯で文字通り展望もないところでテント張っても、おもろないし(じと目
平らなところが所々にあります。張っても良いかどうかは別にして、テントは余裕で張れそうです。もちろん、水やトイレはない。シカやサルと共用です。
さらに上に向かい続けると、笹が出てきます。これがあのシコククマザサか。
そしてその笹は足下を覆い隠すほどです。来たか、ジゴクアルプス天然水が。
笹はガスと雨で露だくスペシャル。4月下旬に買ったばかりのモンベルの靴はすでにザル状態なので、いつでも水襲撃OK。
笹って何でこんなに見る物の心を奪うんだろう(棒読み
いや、心だけじゃないさ、気力も奪うのだよ(`・ω・´)キリッ
容赦なく続く笹から注がれるしずくが、まもなく靴を貫通します。
ここ、雪がこんもり積もったらリングワンダリングして、遭難のメッカになるでしょうね。
やっと天狗塚。荷物がやけに重く感じる今日。何か変なもん入れたっけ?
で、やっと三嶺の方角を示していたのでその方向を見ると笹で埋まっているという罠。何かの呪いか?
進んでいれば活路は開かれる。…たぶんね。
お亀岩に向かいましょう。今日はそこの避難小屋に泊まりましょう。
しかし、道がエラく鬱陶しくなります。木の根っこやら岩やらが、ひたすら行く手を阻んできます。
よろこんで受けて立とうではないか(棒読み
この笹原の急坂を転がれば一発で死ねますね。どこ落ちるかわかんないけど。
今、具体的にどの辺だろうねえ…。今日はそろそろ終わりにしたいですなあ。
まあ、上空がしっかり曇っているので日が差すことはありませんがね、さすがに。
いや惜しいなあもう少し幻想的な風景を楽しみたかったなあ(棒読み
ここ、やはり雪が一度は積もったのですね。解け残った物がありました。
鞍部に立つと目下に小屋っぽい物が。小屋を見るといつも安堵感に包まれます。ま、それが尾瀬笠ヶ岳の咲倉沢ノ頭避難小屋(群馬県)や守門岳の保久礼(ほっきゅうれ)避難小屋(新潟県)みたいに腐っていたら、その安堵感は即、不幸のヅンドコですが。
しかし、中には誰もいません。こんな雨の日に登ってくる人はいないってことですね、しかも、久保バス停から意味不明の道とか登って…
一人っきりの夜です。テントに一人で寝ているくらい気楽に、本を読んだり地図を眺めたり。ああ一人って最高だなあ。
でも、単独登山は良いものです。もっとも、ふうたろうの登山は、厳密な意味での単独ではないようですがね。一人で登っているだけという話です。
明日は晴れるかなあ…。寒気が通るから、怪しいですね。
天気:雨で午後から時々やむ(徳島県三好郡東祖谷山村・池田町・高知県香美郡物部村、JR徳島線沿線)
ふうたろうさん♪
googleのほうにもコメントいたしました。
三嶺から久保バス停へ下りてきました。
急登の下りで途中でいやになり、途中、西に大きく曲がるなだらかな道で、西山の集落に出て下りてきました。
ずっとずっと尾根伝いで下りてきました。
あちらこちらにもあるピンクテープ(じと目www)なんでこっちにもあるの?!
こんな時、やっぱり25000分の一の地図やGPSが要りますね^^;
シンプルな地形で助かりました。
ふうたろうさん♪
天狗塚から西山林道登山口~久保バス停で検索したら、ここでも、ふうたろうさんのレポに行きついてしまいましたww
剣山から三嶺を経てここへ来たのですが、西山林道登山口から下の破線ルートは、尾根伝いに下りて行って、途中のなだらかなあたりで東へそれ、そこから少し下りてトラバースで歩き林道といった五万分の一の情報。
至る所にピンクテープで、え?!こっちの方にもピンクテープなの?!って感じで、信用できかねる印でしたが、祖谷川目指せば何とかなる!で下りてきて、途中、西側にぐるっと曲がるなだらかな道で、西山の集落にでて終了~♪となりました。
結局、崩落した小屋や竹藪にはでておりません^^;
どこでどうなったのかしら?!という状態でした。
顔には無数の蜘蛛の糸、急登の下り。得意の四点指示や五点指示で下りてきましたww
結局バスの時刻より10分遅れてしまい、生まれて初めてのヒッチハイクの旅で大歩危まで載せて頂いたおかげで、大阪へのバスに間に合うことができました。
この道、熊ちゃんがいるらしいですね。fbで載せたら、ここで二度会ったという方がいらっしゃいました。
私は熊どころではなかったですが。。。
Kaoriさん、まず、ごめんなさい。23・25日のコメントともに、スパムフォルダの方に振り分けられていて、26日に家に帰ってきてから、存在に気が付きました。それから、「googleのほうにもコメントいたしました。」とは、どこのことでありましょうか。今や放置している、Picasa webのことですかな?後で確認します。FBの方に友人申請があったのも、これへの返事がなかったからでしたか?大変申し訳ありませんでした。
剣山から三嶺を経て天狗塚。懐かしいです。2年前ですね。僕の場合は逆コースでしたけども。2年前の段階で天狗塚の方は道がアヤシかったので、今はどうなっているのやら、ですね。ヤブに埋もれた道は案外下りのほうが見つけやすいかもしれませんが、純粋に道のないルートをたどる場合、下りは地図なしではかなりやばいです。事故無くて良かったです‥いや、バスに乗り遅れて、ふうたろう流に言えば「しんでしまった」のですね(笑
でも、それ以外はクモの巣とか急登とか、ふうたろう流に言えば「日常茶飯事」であります(黒笑
それを積み重ねてゆくと、そのうち快楽に変わっていきます(`・ω・´)
でもでも、怪我だけはなさらぬよう‥ふうたろうみたいに傷だらけになってしまいます。
ところで、地図は得意ですか?25000分の1の地図は、安全性を確保することもそうですが、一番は楽しむためだと思います。GPSは、地図が読めればほぼ100%不必要ですよ♪あんな高いもの、もう二度と買いません(←滝に落として失っている)。
あら、一度目の投稿、生きていたのですね!
ごめんなさい。
私、投稿するトグルクリックしたっけ?!ってなって、もう一度、書いてしまっていました。
いつも山に行ってられるので、帰ってきてお腹が痛くなってなければ→冗談♪、またそのうち教えてくれるはず!って思っていましたのでお気になさらぬよう。
FBの申請は、そういえば!って思いだして申請しました。あはは。
そそっかしいのですよ。私。
GPSも持って行ったものの、地図が山の地図じゃなく真っ暗画面で「使えねえー!」ってなるし、台風前と台風後や、気圧の降下の変化に敏感な私は(おそらく気圧計ぐらい性能がいいです!)、偏頭痛でイタタタタだし、顔には蜘蛛の糸、荷物は重たいし、バスの時間はギリギリで焦っているし。この焦りはだめですね!
そして、民家がなかったら、下界の林道で遭難っておバカな結末でした。
「しんでしまった」ら、人間開き直れるのですね。
まずしたことは、炭酸買ってのんきに一気飲みしてました。
地図は得意じゃないです。地形は見ていたらこんな形でとか想像して、これはここだ!とか、山座同定とかしたりぐらいで、どのくらい歩いたらこうしてとか、方向は分かってもどのくらい曲がってとかわかりません。
おそらく、どこで東にそれていいのか今回の道でもわからなかったと思います。
そして、GPSも一度誤差があって使えなかったこともあるし、機械は基本苦手だし、女の第6感と四点支持と山の神さまのおかげで下りてきたようなもんです。
GPSを滝に落とすとは。。。きっと、それは、ふうちゃんにとっては、いらないものだったのでしょうね!
ありがとうございます!!!
kaoritreeさん
地図読みができても、案外予定通りには行かないもので、目をつり上げながら下山コースは、よくあることです。
ふうたろうは♂ですが、10の触角(第10感)で、方向を探って、いつもほとんど怪我なく無事下山します。
地図読みに関しては、言葉などで説明すると長くなりますが、地図を見た時には、コース決めは一瞬です。地図を見ると、そのまま凹凸があるように見えますからね、ふうたろうには‥
これからも、死なない程度に、gdgdと登って行きたいと思います(笑