隣の尾根は高い(じと目)(二岐山【弥五島駅男女川沿い林道遡上コースっぽい】:福島県)
夜行バスが会津若松駅に到着したとき、既に雨が降っていました。そして、それはすぐに雪に変わり、また雨になり、止みました。
が、そんなことはどうでもいい。眠い。夜行バスと言いながらただの高速バスで、ろくに背もたれも倒れないバスでしたんで。
駅ナカにある立ち食いそば屋のそばは、汁の塩味がまるでしない駄作で、腹立ち紛れにそこに置いてあっためんつゆをドヴァドヴァ入れてやりました。全部の瓶をカラにしてやれば良かった(じと目
会津鉄道線で弥五島駅まで来ました。今回は予告通り二岐山(ふたまたやま)。しかしここは(も)公共交通機関が土休日はなく、公共交通限界地が弥五島駅です。あるいは王道を行くなら湯野上温泉駅か。しかし、ふうたろうは王道から外れているので、弥五島。
さっきから気にはなっていたんだけど、晴れ間が見えます。雨なんて降っていないし、今日は意外と持つのかな。
阿賀川沿いの国道121号線から右に折れて、水門集落へ向かいます。場所は25000分の1の地図を見ればすぐに解ります。っていうか、ふうたろうの歩く道を25000分の1の地図なしで歩くのは自殺行為です。たとえ人里であったとしても、NG。
一面の雪です。この分だと山の方もヤヴを心配しなくても良さそうですね。
水門集落を抜けて再び橋を渡ります。この支流(男女川)を遡上していくのです。
さて、ここから人いないゾーンです。ヤゴシマコースはここあたりから本気で孤独モード突入です。
日が差してきました。今日は雨やくもりの予報ですが、にわかに晴れているだけ、ですよね?
薄暗い谷間の雪道。ただ、クルマの轍があって、比較的楽に歩けます。ラッセルご苦労(`・ω・´)
なんか、変なところにハマって抜け出すのに苦労していましたが、さすがはプロ、ショベルをうまく使って抜けます。そして、ここで除雪活動は終了のようです。
ここから先はふうたろう孤独なる旅。ああ白い闇が無限に続くぞう(ヴォー読み
んーーー。このあたりから登るのかな。雪で道が解るような解らないような感じだけど、谷間を抜けて尾根に上がる感じで台地の上に上がるのです。
なんか、上の方が明るそうだし、せっかく晴れてきたのだから、ダイレクトにお日様目指しましょうか。
こういう雑木林はいいですね。ふうたろうはこういうところ、歩けるだけで幸せなんだなと改めて思います。
でも、300名山撃破は抜かせないのですっ(`・ω・´)キリッ
やっとこさ尾根の上に出ました。これから尾根の縁を伝って二岐山の南峰、男岳を目指すのです。
ん?(・ε・;)
ヌオッ(゚Д゚;)
…道間違えた…(滅滅滅
図説です。今回初めて日記に取り入れます。
青が正しい道。赤がどうやら今回辿ってもうたっぽい道。地形的に赤の矢印の先端があるあたりの名もないクソしょぼいピークに至ったようです。
ねー25000分の1の地図持っていないと自殺行為でしょー(ヴォー読み
この谷をダイレクトに登ってきていればさっきのピークには至れなかったのですねああ直登して良かったなあ(棒読み
上の地図の図説にもあるけど、806mピークに上っています。そこを越えないとリカバーできません。
ああきつい(`皿´)
現在地を知るには遠くの目印。あの下岳(鎌房山の北峰)を目印にして、見当を付けます。コンパスが要ります。ポケットの中に一つでいいから忍ばせとくといい。磁北線が西側に数度(場所によって違う。地図の端に何度傾いているかは書いてある)傾いていることを考慮すれば完璧。
ま、とりあえずハッピーロード商店街の岡田屋で買ったどら焼きでも食っていこうや。
道迷い どら焼き美味き 青い空 (滅
何気にここ、道になっています?まあ、倒木があって普通の人は進む気しないでしょうけど。
しかも地図にはない林道もあります。
…でもこのあたりは福島原発の放射能…どうなんだろう。木は汚染されていないでしょうか。汚染されていたら…また新たな被害の発覚になってしまうでしょう。
さっきの林道伝いに行ったら詰んでしまいます。林道を横切るように反対側の斜面に上がっていきます。
ヌオッ(゚Д゚;)
…ならねえ(滅滅滅
何じゃ、この雪岩ゴロゴロゾーンは。
美味く雪岩ゴロゴロゾーンをかわしながら進むのですが、なにぶんかわすにもエネルギーが必要なもので。ものっそい疲れるんですよ(ため息
日立の「この木何の木」が頭の中を流れてきました。
…日本の大企業がもう少し民主化されれば…素直に歌えるものを。
あの林道のあった鞍部から、実はかなりの急坂です。雪岩ゴロゴロゾーンの急坂なので、時間かかるかかる。しかも迷って疲れているとかもう(滅滅滅
なかなか見えてこなかった上り坂の終わりが、やっと見えてきましたか。
台地の上に上がるとだだっ広い平原です。しかし、まだ上り坂はやっぱり続いているのです。
天気もいいし、マッタリしたいところですが、もう少し進まないとらちがあきませんね。
鎌房山がほぼ間反対側に見えます。あの山も登ったらおもしろそうですね。登山道、地図にはないけど、実際はあるのでしょうか?
…また、偽ピークをつかまされてしまった(滅滅滅
あ"ーーー疲れたーー\(゚Д゚;)/
また空には暗雲が。実際、天気予報を見てみると、晴れているのは長野県北部から福島県南会津方面のみだったようです。
…今日はこのあたりで終わりですね。これ以上進むと暗くなるし、しんどいだけですから。
しかし、こんな想像を絶するルート、誰が通るんでしょうね。この二岐山登山史上、ふうたろうのような行程を組んで上ってきた人は50人いるでしょうか。もし仮に初めてだったら、二岐山の新たなルートを切り開いた山キチ(`・ω・´)として扱われるでしょうか。
とりあえず、スパゲッティ食って寝るべ。
そういえば、ティッシュペーパーやらゴミ袋やら、いろいろ忘れ物が多いっす、今回の山行。
天気:くもりのち晴れ、未明まで雨か雪(福島県南会津郡下郷町・会津若松市)