Home > ふうたろう旅日記 > 早春賦の大声(三石観音:千葉県)

早春賦の大声(三石観音:千葉県)

2014年 2月 16日

 さて、今日はふうたろうの復活祭です。でも、昨日の午前中まで降っていた雪の、文字通り重みはすごいものがあるような…
 あの、ここは念のため、千葉県内のJR久留里線の途中です。
 実は、男鹿岳や景鶴山の時のような戦慄が走っていたのは、まともに登れるのか、という疑問があったからです。
 でも、それは実際行ってみないと解らないから…


 寝て起きたら上総亀山駅。
 …。


 (つД⊂)ゴシゴシ


 (゚Д゚)


 …とりあえず行こうか、トイレ行ってから(真顔


 で、さりげなく道を間違えたので、リカバーしないと。…と思ったら、この一台の車が入ったきりのハイパー雪道に進まないと戻れない。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 轍すら消えたぞ…(滅滅滅


 ヌオッ(゚皿゚;)
 ここは本当に千葉県なのか?


 亀山湖は茶色く濁っています。ここに来るのはふうたろう初めてなので、元々こんな色なのか、それとも大雪と大雨による濁流によるものなのか、判りません。


 ここは本当に千葉県なのか?(クドい


 亀山湖に架かっている橋を渡って、三石山方面に向かいます。軽く考えていた予定では、元清澄山を抜けて、鴨川市に抜けるコースです。


 その国道465号線の看板に、しっかりと君津市と書いてあります。ここは千葉県君津市。ここは本当に千葉県なのですね(棒読み


 ふうたろうが冬になると、一つの避寒地として、足休めとして(なってないけど(何))、よく来る房総半島。ふうたろうの安らぎの地でもあるのですよ。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 でも、この雪ぃ!!?


 そして、さりげなくふうたろうが通りたいと思っていた道は、雪があろうとなかろうと土砂崩れとかで通れないという罠。
 山神様は全力でふうたろうの復活を歓迎してくれているよ(じと目


 それにしてもこれまるで残雪期の米山(新潟県)の麓みたいだね(ヴォー読み


 ヌオッ(゚Д゚;)
 これは危ない!スギの木が雪と雨の重みに負けて折れたのか、折れた木がそのまま架線に引っかかっています(あとで東電の車とすれ違ったので、撤去されたことでしょう)。


 トイレがあります。
 ここは本当に(略


 いちおう、展望所があるらしいから行ってみようかな。ふうたろう、今日の胃の具合はあまり良くありませんね。


 それにしても、この雪の深さを見よ!真剣に、わかんとピッケルを持ってくればよかったと思いましたわ。


 ここにも倒木。ひどい…


 そして、あずまやのある展望所。ここも2本のスギの木が折れています。いや、3本か?!


 富士山が見えます(左奥)。


 あれは…丹沢山系?いや、奥多摩の方かもしれない。それにしても、ここからでも判るほどの積雪、あそこは凄いことになっているに違いありません。何せ、河口湖町で143cm、秩父市で98cm、甲府市で114cmの積雪量ですから、奥多摩の山がその程度で済むはずがありません。恐らく、顎までのラッセルか…それ以上か……


 ゲップを一発して気分が少し落ち着きました。そのまま三石観音に向かいます。
 ところで、膝の痛みですが、やはりかなり落ち着いてきています。順調です。今日くらいの歩行では差し支えありません。日記に「闘病~日目」と書くのは昨日付で終わりにします。


 「わたしはストレスに弱い
 人生近道はない
 遠回りは
 行き止まりじゃない
 手を合わせ
 頑張る…

 隣で、寺の関係者たちが雪かきに精を出しています。ご苦労様です。


 寺に近い方は手つかず状態。参拝者もいない。いや、ふうたろうが一匹いたか(黒笑


 う~ん、抜群に美しい寺の風景ですな!
 ここ(略


 三石観音、さっきのところで御守りを買ってから本堂に行きました。本堂は岩の中に埋まっています。
 なお、地震が発生したときは境内から避難せよとの看板が立っています(汗


 ハラが減ったので、昨日の夕方買ってきたMERUNの菓子パン二つを、雪解け水の乾いたアスファルトの上に座って食べていました。
 本当はここから元清澄山方面に進むことができるはずですけども、その道は雪に埋もれ、ハイパー・道なき子の人生雪国でもないはずの千葉県で味わうことになりそうなのでやめました。


 …となれば、元来た道を歩くしかありません。


 この落石防止柵、至る所が曲がっていますが、まさか、雪によるものではありませんよね。うむ、さすがにあの鉄骨が曲がるほどの雪は降るまい…


 道が大きくカーブするところにアンテナ状のものがあります。アクセスできるように、また電波が行き届くように、刈り込まれています。


 というわけで、少しくらい道なき子の人生を楽しもうかと。


 もう少し悪のりしたくなったので、ここも逝きましょうか。


 雪質はやっぱり千葉県ですな。かつての5月の北海道の山の麓みたい。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 ここは畑の電気柵が右から迫ってきていて、左は急な坂になっていて、進みづらい…
 ピッケルがほしいです。


 畑、ですよね。


 ゴミために出てきました。ゴミを放置するのは、たとえその放置者の地所であっても禁止してほしい。悪い景観や汚染物質は地所から外に出て行くのだから。外部不経済を公共に押しつけるな。


 さて、少しまた道路を下ってきましたが…


 ここ、イケそうですね。


 ヌオッ(゚Д゚;)
 こ(略


 尾瀬っぽい(真顔


 (略


 わかん履いていたら、完璧に雪山山行になっていますな。


 ここは元々道路、なんだろうと思います。舗装されているかどうかは判らないけど。


 雪は事実上一昨日で降り終わっていたはずなんだけどなあ…。


 ここの除雪、昨日まで入っていなかったんじゃなかろうか。ここも除雪されないまま放置されていたら、そこに車の出入り口がありますが、この家の人、いや、集落全体が孤立してしまいます。


 まさに信じられない光景。
 ここは本当に千葉県なのか?(終


 雰囲気はまさに北海道の5月上旬頃に近い。


 ボート乗り場があると?


 あの建物のようです。


 乗り場の管理人のおっちゃんとしばし話をしていました。50歳代くらいの人だと思いますが、このレベルの雪は経験がないそうです。そして、この写真に見えているテーブル、昨日は水没しかかっていたそうです。雨と雪のコンボ、恐るべし。


 亀山湖(ダム)の対岸はあからさまに地面を削りました的な模様(地層)が見えています。


 あそこの広場は依然水没しています。このダムの濁りは、やはり大雨と大雪による濁流の影響です。


 まじでミラクルとしかいいようがない風景ですな。笑うしかない。


 この車道も雪国もどき。雪国(ホンモノ)ではこの雪の壁がメートルレベルになるんだけどね。


 片側一車線道465号線(憐憫


 ちょっと寄り道しましょう。


 亀山湖畔に行けば観光地の店一つくらい開いてないかと思って…


 …。
 あそこ、流木が公園の柵に引っかかってますね(アヴラ汗


 亀山湖の観光案内所。開いていない、というか、町全体が機能停止しているので開けられないのでしょう。停電も昨日の昼前まで起こっていて、今日も防災無線で断水の報せが入っていました。


 ここも雪がどけられなかったら孤立していることでしょう。


 それでも早春賦を歌うオオイヌノフグリが咲いています。この南岸低気圧も早春賦の歌声の一部なのですが、なにぶん声がデカすぎた上にだみ声過ぎて…


 ここから千葉駅まで、バスが走っているようです。今、13時14分で、バス発車予定時刻は13分。たぶん、運行しているとしたら遅れていると思うので待つ価値はなくはないですが、おとなしく電車で帰りましょう、今日は。


 食堂がありそうです。開いているとは思えませんが…


 雪かきのユンボも入っていない…


 やっぱり、ムリですよね…。店の主たちが車を出すための道を掘り起こしていました。


 このまま帰ろうと雪近道をしたら、線路の終点が?


 どうやらここは線路の上らしい。


 次の久留里線発車まで55分。おとなしく待ちますか。周囲の店は、商品もほとんど入っていないたばこ屋くらいしか開いてないっぽい。


 電車がきました。


 行きは寝ていたので気がつきませんでしたが、この辺りのビニルハウスも雪による倒壊が相次いでいます。これが、降雪・積雪のひどかった群馬県、長野県、山梨県、埼玉県西部、東京都西部などでは、より深刻になっているようです。死者もかなり出ているようです。


 雪の重みで竹林、杉林などの被害も多発。そして、今週中頃には、また小さいながらも南岸低気圧の接近です。これはまずい…


 帰ってくる頃には、Facebookで流れてくる山梨県などの惨事(国会議員からの情報が最初)を見疲れて、憔悴していました。ふうたろうは復活してもこれでは…復興のお手伝いができればいいのですが。距離的には大震災の時よりはずっと近い場所だから。


天気:晴れ(千葉県君津市、JR久留里線・内房線など)

Comments are closed.