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雪のように山のように(三ツ頭山【上田原駅より城山経由縦走コース】:長野県上田市)

2015年 1月 18日

 6時起床。地図がないのにどうするの?と言っても、まさかここまで来てIngressで終わるのもあほらしいので、別に持って来ていた隣接地域の地図を使うことにします。そこで行ける山はひとつ。


 上田原駅から歩き始めます。途中にPortal(緑)がひとつあったので潰しておきます。


 虚空蔵山(上田原からなら千曲川挟んで反対側)は霧氷になっているようです。できればあちらに行きたかったのですがね‥


 でも、構いません。ふうたろうは、その気になればどこででも旅はできるはずです。戦地や犯罪の多い土地などは別としてね。


 昨日の夜の雪で周囲は真っ白です。雪は万能調味料。


 雪の結晶がきらめいています。Sigmaのカメラならではの解像度ですね。


 さて、地図なし星人(滅)のふうたろう、地図がある範囲で何処へ行くというのか。とりあえず、この奥の尾根の真ん中辺りに見えている神社を目指します。


 冬はつとめて、と言いますが、気温の低いうちに歩かないと、このキレのある雪原は見られませんね。


 冬は朝になるのも遅いので(今は日の出の一番遅いピークは過ぎている)、多少寝坊しても朝日を手にすることができます。


 この辺りの地図は1999年頃に買った地図です。前世紀の地図です(何)ので、道がかなり変わっています。でも、地形まで変わりはしません。何とか行けます。


 ‥たぶん何とか、ね。
 とりあえず、この扉は開けられるようです。


 いちおう、地図にもあり、遠くからも見えていた神社には、行けそうです。


 階段をゆくか、遊歩道(登山道)をゆくか。


 階段は507段あるそうです。はっきり言って、きついです。


 しかし、冬晴れの雪景色を堪能できます。


 そして500段。


 されど、これから向かう城山~三ツ頭山は、前世紀の地図では何処をどう辿ればいいのか解りづらいのですな。いちおう、スマートフォンで、国土地理院の地図にアクセスできるようにはしておいたけど‥


 ひとまず見えていた神社にお参りしよう。


 ‥と思ったら扉が固く閉ざされていて中は見えなかったのでこうして塩田平を眺めています(真顔


 あずまやがありますが、椅子の上にも雪が積もっていて座れません。太陽熱で溶けていますので。


 というわけで、城山に向かいます。道は地図にはないけど、尾根伝いに進めば何とかなりそうなので(キタコレ


 真正面に見えている山は四阿山かと思ったけど、方角が全く違います。浅間山から西に伸びる、湯の丸高原方面かと思います。


 地図に道がないのでどうなるかと思いましたが、林道まで尾根伝いに進めそうです。


 途中、松茸がどうのこうのという看板があったような気がしますが、とりあえず無事、林道に出てきました。


 林道に出たら次は右へ。北方向へ進みます。


 この雪まぶしののり面のザラつきを、細かく表現できるのはSigmaならではですね。これまで使ってきた4台のカメラでは、一眼レフ含めて、無理でした。


 これでも、最高画質の半分の性能でRAW撮影し、さらに半分のサイズで現像し、Picasaで画質を落としていますが、前代NikonD7000の最高画質でRAW撮影したものをPicasaで現像した時よりも美しい。
 雪のきらめきを写真に収めたいとずっと思っていたのが、このカメラで実現しました。


 城山の指導標はない。しかしそれがふつう(真顔


 水源、らしいけど、水が濁っているように見えますね。それに、道路脇に水源とか‥(アヴラ汗


 車道をさらに進みます。


 右に見える、車道の分岐には鎖。そして、動物先生の足あとの先に何かある‥


 ‥というわけで、突撃。


 上に高圧線や鉄塔があるので、おそらく、保守管理用の道だと思います。


 でも、特に立入禁止などの標識もないので、Go!


 しかし、この辺り、指導標はゼロですので、地図なしで行くのは自殺行為です。


 展望の良い場所に出てきました。奥に見えるギザギザの山は2014年3月16日に登った独鈷山です。


 鉄塔の下から上田市街と塩田平。


 雪にマミれた黒い森。


 坂城町方面にも、細かい山があります。そこにある山は全部登り尽くす気概でいます。


 保守管理用の道どおりに進んできて鉄塔の下まで何とか上がったのですが、できればこの際尾根まで上がりきってしまいたかったので、無理やり上昇。そしたら、この尾根、結構雪が深い。


 雪の模様。


 影の模様。
 さすが、万能調味料の雪ですね。どう写っても美しい。


 本来道のない尾根筋のはずですが、あるように見えます。


 ただし、雪はかなり深い。


 ふうたろうの短い脚の膝くらいまであります。場所によっては膝上まで。


 実物で見ると、もっと雰囲気いいです。


 これは現像を工夫すればもっといいものになるかもしれないけど‥


 今日は冬晴れと言いました。日本海側まで晴れ渡っているようです。西高東低で太平洋側だけ晴れている、という晴れとは違います。
 思えば、あと2週間ほどで立春ですね。
 ん?(・ε・;)


 何このひらひら‥やっぱり、通行止ですか。


 ふうたろうが来たのが左上の方から。足あとが目立つのが右側から。これの物語る意味は?(真顔


 城山の山頂。展望なしです。
 でも、切り開かれて少しだけチラ見できる場所もあります。


 あの奥に見えている2つの山塊、右側は湯の丸高原だと思いますが、左側は浅間山方面、かな?浅間~湯の丸縦走路はまだ行ったことがありませんから。


 昨日は北風が強かったので、木の北側だけに雪が貼り付いています。雪に光が反射するので、おもしろい風景だなあ、と思って見ています。


 雪山は展望なくても、場の雰囲気だけで最高。


 ‥と思っていたら、展望の良い場所が出てきました。


 急坂ですが、楽に降りられますね。膝にもソフト。


 ただ、油断していると、分岐見逃しますよ。こないだの宮之浦岳(鹿児島県)の時みたいに(真顔


 尾根の南側(進行方向左側)がなだらかになってきたら曲がります。ウボァー(゚Д゚)してでも。


 ‥というのは冗談で、ちゃんと立派な道があります。油断するも何も、これ見逃したら、アホですね(三段のヴォー読み


 では、城山の尾根から三ツ頭山方面へ乗り移ります。


 なんとなく車の轍のようなものが見えなくもないけど、ここまで雪がシッカリあれば、関係ないね。


 いや、ここが車道なのか土道なのか、ふうたろうは知りません。確認する術(気)もないです。


 三ツ頭山の北面はそこそこの急坂です。


 これ、フルザックで行ったらきついだろうなあ‥


 三ツ頭山です。名前のとおり、緩く3個のピークがあるようですが‥


 山頂っぽい場所の写真を撮り忘れて下ってきてしまいました(没


 このコースは樹林帯を楽しむもの、と考えましょう。


 その中でもこのような眺望は貴重です。


 ひょっとして、ここはあまり歩かれていない場所なのでは、と思いますが、雪があれば多少のヤブは関係ないですね。


 写真なんてものは、綺麗に撮ろうとすると失敗する。一般論ではなく、ふうたろうの場合ですけどね。


 ここ、無雪期はどうなっているのでしょうね。一期一会のふうたろうがここに再び来る可能性はほぼないに等しいですが‥


 いい景色ですが、コメントすることがなくなってきました。


 ん?(・ε・;)
 何か、突然ヤブからヤヴになって‥


 北にあるあの山、雪が多そうです。
 近くにそれらしい山といえば、大林山、でしょうか。この辺は里山が豊富で、これはこれで面白そうですね。


 これはきれいな節のある枯存の草ですね。何だろう、イタドリかな。


 これは‥完全にヤヴに突入しましたな。


 道がよくわからない。場所はなんとなく判るので、テキトウに歩いてみましょうか。


 何か、エグれているところ発見。


 左の足あと付いているところがふうたろうの降りてきたところ。そして、おそらくこれを右の林道っぽいところを進んでいけば、たぶんいいはず。何しろ、ふうたろうの古地図にはこの辺の道はまったく載っていませんからね。


 今日はほんとに天気がいい。雪で日陰にも光が反射して、写真は比較的撮りやすいです(後でISOがなぜか200に切り替わっていてテンション下がりましたが)。


 ここは、スマホで見た国土地理院の地図によると、車道です。展望いいですね(棒読み


 真ん中の2つのコブ、左が摺鉢山、かな。あそこ行こうと思ったら、また長いアプローチが‥


 この地形から現在地が判るようにならないと、この先辛い(地図はIndexで別掲載します)。


 このまま林道を歩き続けて上田原駅まで行くこともできます。


 ‥が、そんなことしません。ここにピンクのリボンがありますし、ネット版限定の地図にも破線ルートがあるのですから。


 まあ、ウボァー(゚Д゚)は覚悟しなければならなさそうですが。


 ‥地図なしで踏み込んだら、確実に何処行くかわかったもんじゃないですね。道迷いとか、現在地とかの不安より、この先DXヤヴ漕ぎゾーンが待っていることのほうが不安ですな。


 ウボァー(゚Д゚)


 植林地帯ですか。植林しているということは、そこまで人が入ってくるということの証でもあるので、下界まで繋がっているでしょう。


 ‥もちろん、雪の中来る人はいないので、その道はほぼないに等しいですけど(真顔


 登っていけば見えていたかもしれない道です。雪山は、ルートファインディングの技術も必要なのですね(シレッ


 地図のとおり、砂防まで下ってきたのですが、この砂防は石垣になっていまして、不思議です。


 その直下にある砂防はで埋もれています。


 はい、下界到着。楽に行ったように見えますが、それなりにウボァー(゚Д゚)しながらだったので大変だったのですよ?
 なお、イノシシ除けだか何かの金網が積雪に埋もれていて開かなくて、それもまた乗り越えるのが‥
 イノシシに同情します(真顔


 何この変な竹製のトンネル(目が点


 写真のモチーフには最高だとは思いますけど。


 あの真正面の建物はお寺のようです。屋根に太陽光パネルがありますね。山林や農地を(潰して)ソーラー発電所にするよりずっと共感できます。


 前松寺(ぜんしょうじ)というお寺のようです。Portalにはなっていませんね‥。


 とりあえず集落から県道へ出ます。バスでも走っていれば、それに乗って行きたい。


 この道路を真っ直ぐ進むと、国道143号線まで出ます。さすがに市内の国道まで出れば苦もなくバスを拾えそうですが、出るまでが結構長そうですから‥


 なんかそこ、バス停っぽい建物が見える気がする。


 ウボァー(゚Д゚)しましたね。国道まで歩けということです。


 たまに見かける価格破壊の自販機群。「安心価格」だそうですが、ふうたろう、思わず、ヒューマン・ファーマーズの「ヤミナベ」という歌を思い出してしまいました。
 ♪そんなに昔のお話ではない 見えないものを 食べる恐怖を
 ‥で始まる歌。冷凍ホウレンソウから生なら200倍違反の農薬が検出されても「加工品だから基準値違反は存在しない」と言われているような時代の話です(それも「そんなに昔のお話」ではないということです)。
 →「ヤミナベ」歌詞(「すずき産地」HP内)
 余談ですが、この歌詞を作られた笠木透氏はつい最近亡くなったと聞きました。ご冥福をお祈りします。


 国道、まだまだ遠そうですね。今で13時41分ですか。何時になるかなあ、合流。


 でも、歩いていて悪い気はしない。ハラさえ減っていなければね‥


 こんなに雪、きれいなんだもの‥


 ど快晴の空です。いい景色ですね‥高圧線も風景としては悪くない。
 でも、そのうち、こういう高圧線が長距離伸ばされる必要のない時代は、来てほしいとは思います。


 14時22分、国道143号線の小泉バス停に到達しました。11分前にバスが行ってしまったばかりのようですが、あと49分すれば次のバスが来るはずです。


 真ん前にスーパーがありますね。できれば地元の食堂とかに入りたかったのですが、そんなもの、あるわけないか‥


 えび天丼をパクリと。朝はそういえば、いなりずし3個とすり身マグロ巻(何)8切れほどを、道途中でチョコレートを食べながら生きながらえてきたのでしたっけ。


 はい、そして、上田原駅。ここでISOが200になっていることが判明です。今日の写真はほぼ全滅したも同然(滅滅滅滅滅滅


 ふうたろうが上田駅までバスに乗って行かなかった理由はバス料金の問題ではなく、別所温泉に来るためです。そして、別所温泉に来た理由は‥


 まあ、流れで言えば、Ingressですよねー(はあと


 Ingressは、何度も言うとおり、旅をしたことがデータとして残るゲームです。そこがふうたろうのツボにハマるのですな。


 でも、今ここを回っているのは、Ingressのためです。だから、ゆっくり時間を取ってやりたいものです。


 実を言うと、潰瘍性大腸炎の状態が若干悪いので(本当に若干ですが)、きつい登山は控えています(今日のや房総半島のはライトです)。だから、こういう時は、休養を兼ねて、Ingressがてら、ライトな旅をするのが、精神的にも肉体的にもやさしいかと思います。


 それでも、山を伴わないと、という強迫観念は消えませんね。


 できれば、今日、ここに一泊したい。もっと言えば、長く休みを取って、Ingressとか写真とかに明け暮れたい。登山と仕事を真剣に休んで、ね。今みたいに中途半端な休み方をするんじゃなくて。


 登山も仕事も、自分を本来は豊かにするものですが、仕事は社会から、登山は自分から、それぞれ束縛されていますね。このふうたろう絵日記だって、どこか「こういうものでなければ」という束縛があるような気がします。
 300名山も、登山禁止の山(会津朝日岳)あとひとつ。いい景色、いや、オリジナルの景色を見たい。誰かが良いと言ったものじゃなくて、ふうたろうがいいと思ったものを見つけていきたい。本当にそう思える登山や旅ができると、いいですね。雪の山を自由に駆け巡るように、生きたいですね。


天気:快晴(長野県上田市・東京都北区、長野新幹線など)

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