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大雪原の長大なお散歩(銭函天狗山・奥手稲山【銭函駅~平和の滝縦走コース】:北海道石狩支庁)

2015年 3月 26日

 夜は早めに寝たので早めに目が覚めましたが、何か胃の動きがおかしくて、珍しく朝からメシが喉を通りづらい。でも、すぐにそのおかしさも解消し、銭函(ぜにばこ)駅まで来ました。Portalがいくつかあるので、もちろん確保。しかもみんな緑とか、ありがたい。


 ひとまず、登山口目指します。地図通り行けば難なく着くでしょう。


 ここ右ね。地図持ってないと、絶対無理だからね。


 大倉山学園の方に向かいます。ここ、障害者施設、ですかね。


 高架下をくぐります。


 施設が見えてきました。Ingressやっていたとはいえ、銭函駅からはけっこう遠い。障害者施設とか、辺鄙なところに作るんですよね。住宅地などに建設しようとすると、反対運動起こすのとかいるらしい。


 その大倉山学園を過ぎて登山口を探します。駐車場に関する注意書きしかない。というか、今歩いているところは既に破線ルートで、カネ出して(略地図はあてにならないという罠。


 除雪されたジュクジュクの駐車場が出てきました。


 ああ展望がいいなあ(棒読み


 ゴネていてもしょうがないので前進あるのみ。


 まあ、普通の人なら突撃するよりも登山口探す方を選ぶでしょうけど。


 結果オーライです。どうせ合流することも解っていましたし。


 目の前に何か建物が。


 銭天山荘?
 ここ、施錠されているけど、季節運営なのですかね。


 ところで、意外と登山者、いる(いた)ようですね。昨日・一昨日の悪天で多少雪が降り積もったようですが。


 東側の尾根に上がってしまいましょうか。


 尾根は若干雪がハゲていますが、問題なく進めます。


 雪質は安定していて、アイゼンピッケルわかん、全て不必要。昨日の円山の方が厳しかった希ガス。


 しかし、銭函天狗山の登山道は急坂がきつい。樹林帯であまり眺望も良くないし。


 それほど長い急坂ではありませんのですぐ抜けます。そして、抜けた辺りで展望が良くなります。


 手稲山も見えます。今日はあちらに縦走か、予定通り迷沢山に寄って平和の滝に降りるか、今のところ保留です。


 見えてきました、天狗山。東側が崖になっています。


 眺望素晴らしい。もはや、これで来てよかったレベルです。


 踏み抜いて落ちたら\(^O^)/オワタですが雪は固めです。


 秋田県の乳頭山(烏帽子岳)みたいな、片側が切れ落ちた天狗山。西側は樹林で展望はありません。


 ちょうど2時間(Ingress含む)で、山頂。


 実はここにPortalがあるのです!しかも緑!!
 これはぜひ食っておかねば。


 Hackしながら20分以上岩の上に座ってマッタリ。
 でも、これから949mの奥手稲山まで行くのです。


 さて、行きますかね。ここから先、道はありません。大体の人はマイカーで来るので、ふうたろうみたいにどこかに抜けるという考えもないでしょうし。


 天狗山の先は尾根が少し細く、樹の枝や岩などが張り出しているところもあります。


 そして、何気に精神的修行なのは、これから400mほど登らなければならぬというのに、100mほど下らされるという‥(滅


 なんとなく広場っぽい場所に来ましたが、ここは駐車場でしょうか。


 足跡っぽいのがたくさん付いていますが、人外生物です。


 真正面に見えるピーク、次なる奥手稲山、ではないんですよね‥。


 今日はびっくりするほどのド快晴で、天然の影絵が素晴らしいです。これから先、どんどん出てきます。


 その、木にかかっている看板に、左右方向の案内があります。左が奥手稲山、右が銭函町、と。
 おれが進むのはまっすぐだ( ゚д゚ )クワッ!!


 というわけで、尾根を真っすぐ進みます。シカが暴れた痕がありますが、何でしょうね。


 振り返れば天狗山。あそこのPortal取られた人は、驚いているかなあ‥


 ん?(・ε・*)
 これは何だ?朽ちた白樺かダケカンバかの木にできているキノコ。


 高木雪原スペシャルの始まり。


 110リットルのザックを背負っているとこういう樹林帯はきついのですが、今日は散歩装備なので余裕です(真顔


 また広場が。駐車場かな?
 天気もいいし、温かいし、動物たちも活発だね。


 もちろん、ふうたろうも活発です。
 以前書いたように、山は、ふうたろうの病院でもあります。通いすぎに注意ですけどね。


 雪に落ちる影。


 誰も(動物以外)踏み跡のないルート。だから、影もスクリーンに映したかのよう。


 天狗山から奥手稲山に向かっています。標高差400mほど。その間にアップダウンがあって、今、一番きつい坂に差し掛かっています。


 ここ、逆コースで下りに使うときは、方向を間違えるとめんどくさいことになります。


 ハラが減ったので糖分補給。
 このへしゃげたカステラのようなものは、栗山の前田菓子店で買い物した時にいただいたものです。チョコレートが贅沢にかかっているので、かなりありがたい。
 ふうたろうの山の半分は愛で出来ています(何


 急坂。雪がたまに深いところがあります。でも、荷物が散歩並みなので、まだまだイケる。


 ここ、きっと下りに使っても展望が良いに違いありません。


 影絵。


 ふうたろうの足跡。


 動物といっしょ(黒はあと


 空気が澄んでいれば、こちらの方角に暑寒別岳が見えたのではないかなとか、思ったり。


 雪庇が出てきました。急坂が終わって、尾根歩き、かな。


 眺望良し。


 雪は自由の象徴ですな。樹林帯をものともせずに進めるんだぜ。


 朝をこの辺りで迎えていたら、エビの尻尾が朝日に輝いて、そりゃもう、ウットリして昼まで動けなかったろうなあ‥


 西方遠くに朝里岳と余市岳が見えます。実は、今回のコース、このふたつの山が見えるのはこの場所だけだったりして!


 奥手稲山、かなり近づきました。


 ここの尾根は本当に細い。平均台みたい、とまでは言わないけど。


 雪庇に凹凸があって何気に歩きづらい。


 さすがに標高900mくらいになると、風が強くて気温も少し低い。止まるとすぐに寒くなります。


 奥手稲山、目前。右にあるなだらかなピークから回って登ります。もちろん、夏道はありません。


 また駐車場か?山登りするのに山頂直下まで道が付いているとか、興冷めにも程があるんですけど。


 でも、雪原っぽくて、景色としては悪くない。


 大きな雪の実がなった木。


 あのピークこそ、今回のメインディッシュ・奥手稲山です。


 ところで、今回もまた日焼け止めクリーム塗るのも持ってくるのも忘れたんですけど。


 ふうたろうの酔っぱらい足跡。


 最後の急坂です。


 天狗山がもうあんなに低いところに!


 この辺りはまだエビの尻尾が残っています。そして、それを見て、今日の風は昨日とは真逆方向なのだと気づきます。


 いよいよ‥


 ん?(・ε・*)
 人の足跡があります。しかも新しめ。


 いやー、雪の頂上!素晴らしい(目がハート


 山頂の札もいい感じ。穏やかな日にここでテント張って朝を迎えたいよね。


 山頂直下で、ご夫婦で登って来られた初老の方たちと立ち話していました。


 さて、手稲山に行くか迷沢山に行くか。


 人工物だらけの手稲山よりも、人気のない迷沢山一択でしょ、そりゃ(真顔


 ピークのアップダウンがダルいのでトラバースしています。


 ただし、トラバースするなら、それなりの読図というか、方向感覚も必要です。それでなくてもここから迷沢山までのルートは尾根が広く、地図読まない人は入山禁止レベルと言ってもいいほどです。


 ふうたろうにとっては、公園の木より山の木が好きです。たまに燃やしたくなるほどウボァー(゚Д゚)なときもあるけど。


 おや、シュプール。


 ふうたろうはしばしば太陽を入れた写真を撮りますが、そういう写真を公開している人は案外いませんね。好まれないのかなあ‥


 ‥まあ、それは置いといて、シュプールが斜面を横切っています。


 ふうたろうは坂を直登。


 白の十字架(何


 頭が光る動物のような木。


 この辺りでの闇テンも素晴らしいだろうなあ‥


 できればこのコースは一泊二日で行きたい。


 クラストした表面に深雪がばらまかれています。


 ‥病気休暇の途中なのにこんなことしていていいんだろうか、と、たまに頭のなかをよぎるも、鍼を受けている時以外はどうしようもあるまい。


 きれいな雪原です。左奥に手稲山のアンテナ帯が。


 奥手稲山です。
 今ふうたろうが通っている場所は道のないところです。奥手稲山の登山道はここから西側の谷を横切って進むように作られています。


 ‥そんな道を馬鹿正直に登り降りしていく必要ないもんねー


 今のところ、この程度、散歩コースです。


 でも、ここで吹雪に遭ったら大変です。もちろん、装備次第ですけどね。昨日入山して今日下山、という日程が一番楽しかったのでしょうけど、あいにくテントを持って来ていませんので。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 もう15時か。時間的に厳しくなってきたぞ。


 しかも、雪が奥手稲山付近よりもさり気なく深い。


 時間の余裕と心の余裕は比例するものです。


 これは、迷沢山は諦めざるをえませんな。


 アンテナだらけの手稲山。しかもあそこはスキー場まであるようです。ルート的にこちらが正解なのは間違いないのです。


 しかし、やはり、あと1時間早く出るべきだったか‥


 きれいな雪原です。余裕持って歩きたかった。欲が出すぎると、やはり良くないかな。


 札幌市街地はまだまだ遠い。


 ひょっとしたら、迷沢山諦めても下山はけっこう暗いかもしれない。


 影がかなり長い。


 ピークは回避しています。


 こういうアングルで写真を撮るとき、自分の影が入ってしまいますが、木の影にうまく隠れれば、まるで自分がいないような写真を撮ることもできます。


 場所によりますが、雪が意外と深くて苦戦。たまに30センチほど沈むこともあります。


 ところで、手稲山の西側、岩が切れ落ちてない?あんなところ、通れるんかいな。


 ここにも雪の実。


 おや、真新しい踏み跡が。しかもスノーシューか。


 これは、ラッセル泥棒しなくては。


 あるものは使う。これでいいのだ。


 16時を過ぎました。暗くなるまでに下山口まで行ければいい方、というところですな。


 手稲山、眺望。


 思わぬ深雪と思わぬ踏跡とで、ロスは相殺されましたか。


 雪は10センチ以上沈むと、きつくなってきますね。


 このあたり、人々が交錯している跡でいっぱいです。何が起こった?


 ん?(・ε・;)
 何か、違う方向に踏み跡が付いてないかい?


 ふうたろうの当初の予定では、あの鉄塔の見える尾根を通って安部山を通過して下山するものでした。


 この尾根を真っ直ぐ行くと、沢にぶつかって渡渉するはめになってしまうはずじゃ‥


 ただ、奥手稲山で出会ったご夫婦は、ここを下るとも言っていました。カネ出し(略地図にはルート一つなく、沢を渡渉するしかないようにしか見えないんだけど‥


 まあ、ふうたろうが歩こうと思っていた方面には足跡もシュプールもないし、行けるのだろうと信じて行きますか。


 16時半。さすがに暗くなってきたなー。しかも山陰だし。


 ところで、高圧線がジージーいっています。漏電しているようにしか思えないのですが、これでも電気の無駄はないんですかね。


 疲れたなー


 日は沈んだ。いや、札幌市の日没はまだだけどね。


 手稲山、いい眺めです。


 ところどころ雪の中からが突き出していると思ったら、タラノキでしたか。


 手稲山、スキー場さえ無ければ、登って楽しい山なんだろうなあ‥


 お、問題の沢にぶつかりそうです。みんなどうやってあの沢を処理したのか‥


 あれは‥スノーブリッジか?しかし、うまいことできてやがるな‥


 ここまで来れば、あとはバス停まで‥


 出た、砂防ダム。作るなら、浚渫して活用してもらいたいものだね。


 17時半。まさかここまで遅くなるとは‥


 Ingressの画面を見ると、どうもこの先に2個Portalがあるようです。しかも、青でも緑でもなく白(どちらにも占拠されていない)。


 ちょうど下山口にあたるところにありました。
 これは、治安維持法で投獄され、獄死した若い女性活動家・相沢良(あいざわ りょう)の碑です。平和の滝にハイキングに来ていたそうです。まさか、この登山で日本の民主主義の大先輩に出会うとは‥
 ‥これがPortalになっていました。当然、キャプチャですね。


 募金箱(治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟北海道支部)に500円入れておきました。そして、一枚パンフレットをば。‥これで、IngressのMissionを作りたいと思います。これもある意味リアル課金ですかね。
 なお、この近くにもう一つ、朝鮮人に関する石碑がPortalになっていました。


 さて、バス停探しに行きましょうか。


 ‥と思ったら、2個ほど緑Portalがバス停と反対方向にあるではありませんか。これは取っとかないと次いつ来られるやら判ったもんじゃありませんから、取りに行きます。


 平和の滝入口バス停。発車4分前でした。‥といっても、本数はかなり多いので、乗り遅れ→タヒというわけではありません。


 終点の発寒南駅(地下鉄東西線)到着が19時前だったので、近くの店に入ってメシにします。宿に帰ってからだと遅くなりますからね。
 でも、この麻婆丼、量、やばくない?ふうたろうの3日分はありますよ(吐血
 3分の2以上残すことになって出てきましたが、それでも胃が苦しかった‥他の客のご飯茶碗、というか、ご飯丼を見ても、丼に山盛り一杯とか、鬼畜だろと。2食で1週間食えるわ!


 というわけで、長大なお散歩が終わりました。3月16日の樽前山と違って天気も良かったので満足でしたが、後半、天塩岳の渚滑岳縦走路の時みたいに、いきなり疲れが来ましたね。時間もできればあと1時間欲しかった‥(Ingressやってるからだろ)
 北海道は都市近郊にこういう雪山がゴロゴロあって羨ましいです。東京はいちいち遠い。大阪は遠くはないけど開発だらけだし‥
 ブラック企業じゃなければ、北海道で働いて、北海道で暮らしたいね‥
 UC:2
 FD:1一時2


天気:快晴(北海道小樽市・札幌市)

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