Home > Ingress, ふうたろう旅日記 > 山とIngressはどこまでも(硯上山【石投山経由雄勝峠コース】:宮城県)

山とIngressはどこまでも(硯上山【石投山経由雄勝峠コース】:宮城県)

2015年 11月 28日

 今週はどこかな?
 自力で来たかった三陸南部。ここは石巻駅前です。
 ただ、ここに来ることを決めたのは数日前。楽しみにするとかそういう時間なんてものはありませんから(じと目
 震災のことを慮っているためか、Portalがゴロゴロあります。20分ほどで10ほどのUPCを稼がせていただきます。


 7時3分くらいの女川行きの電車に乗って、浦宿駅。ここから歩けばMissionをこなしながら本日の山行をもこなせる手はずです。
 ‥めんどくさいことでちょっと立ち止まったのですが、まあ、記録するほどのことではないのでやめときましょう。少なくとも、今日の出来事ではないしね(←意味不明


 女川町に来ていることの証明、のつもり。Portal目指して歩いています。


 ところで、各所工事(かさ上げ工事)で通行止めになっていて、かなりウロウロさせられています。Ingressの地図も更新が追いついていないのでいや、大変。
 金華山行きたいです。


 女川町、工事現場の方が広い感じですな。


 この迂回路の両側、大規模にかさ上げ工事などが行われています。昨日カネ出して買った地図を見ると、「建物の密集地」に当たる場所。


 標高20m程度の場所にある路上で、地元のおばちゃんとおっちゃん(井戸端会議してた)に道を聞きました。流石にこんな通行止めスペシャルでは進むこともままなりませんから。
 その時に聞いた話だと、そのおばちゃんのお宅のすぐ手前のところまで津波は来たとのこと。今この写真に写っているところは完全に水没したことになります。


 一本道の迂回路というか、隙間のような道路をグルっと回って病院まで来ました。Portalにアクセス出来ないんですよね、工事現場に阻まれて。
 その時に見つけたのがこのモニュメントです。


 銀行の2階ではなく高台に逃げなかったことを悔いているものです。というか、屋上への避難指示を責めているようにも読めます。遺族からすれば、それが明暗を分けることだったのだから、そうなっても仕方ないですな。保育園から帰宅させて津波にさらわれた、という話もありましたし。この辺りでの津波に対する警戒心がどの程度のものなのかはわからないけど、あれほどの大きな地震だったわけだから、山へ逃げるのは鉄則、と言われれば、結果論ですが、そのとおりです。


 さて、この柵というか網というか、何と言うんだね、この工事現場のフェンスみたいなの。‥その向こうに、届かない範囲のMissionPortalがあるんですよ。浦宿駅から歩いてきたふうたろうの努力は水の泡ってことですねわかります。


 Missionを諦めて女川駅まで流れてきました。キャプチャできないけど爆風だけは届く緑Portalには八つ当たりで攻撃しておきました(怒


 女川駅を過ぎてずっと道を歩いてゆくと、工事現場とは違った風景が出てきます。


 "仮設"住宅。
 あのね、あの東日本大震災からもう4年半経っているんですけど?未だに仮設っておかしくないかい?流された住居や失った職場に対して、ほとんどの一般市民は再建できないはず。税金はそういう人たちの再建にこそ一番に使ってもらいたい。
 ‥と、今の安倍政権には何言ってもムダなのは解っちゃいるんだけどね‥。


 とりあえず、行きましょうか、最初の山、石投山へ。登山口も登山道もろくに判らない状態ですが、ネットではコースを紹介している人がいました。


 ありましたね、紹介されていたページにはこれ。


 ヌオッ(゚皿゚;)


 この荒ぶった道は、いや、地面は何だべ?


 (゚Д゚)ウボァー


 ‥と言っている間に、石投山到達です。ひっくり返りそうな急坂やらヤヴやらで苦労しましたが、何とかここまでは来ましたね‥
 山は海側の木が伐採されていて、三陸沖が見渡せます。そうだよ。あそこからあの津波は押し寄せたんだよ。金曜日だったから、ふうたろうがもしこの辺りの住人だったら、下界にいて助からなかったかもしれないね。


 ちょっとした広場になっています。でも、誰も登っていません。ここは分県登山ガイドの本にも載っていない山です。


 三角点があります。ひとまずは今日の第一目的は果たしました。で、これからどうするかですが‥


 ここで、分県登山ガイドに紹介されていた硯上山(けんじょうさん)を諦めるのかと。それをふうたろうの矜持が許すのかと。


 というわけで、矜恃にケツを蹴飛ばされながら雄勝(おがつ)峠に向かいます。


 ここはちゃんとしたハイキングコースっぽい。
 分県登山ガイドは、百・二百名山などの有名なところは情報(ぶっちゃけこの本よりは簡潔で良質な情報)過多なので、それ以外に的を絞って書いてもらいたいですな。


 石投山を過ぎると概ね道は楽になります。


 車道みたいなところに出てきましたが、舗装はされていません。


 モチーフ探していろいろ撮ろうとしていますが、なかなか、ね‥


 雄勝峠のすぐ近くに出てきました。太い道路に落ち葉が大量に散らかっています。


 石投山から山屋の矜恃に蹴飛ばされつつ硯上山の登山口まで来ました。Portal申請ができればいいのになぁ、と思うも、ここは圏外だったという罠。


 さて、行きますよ、と。


 でも、こんなところ、車使わずに歩いてくるのはどのくらいいるんだろう。駐車場にあった車は3~4台。ふうたろうの後を追ってきた人がいるとしたら、車を探すかなぁ(黒笑


 進んでいくと、何やら小屋が。しかし、窓は破れ、瓦礫の散らばった廃墟でした。


 その隣には水場があるとのことですが、落ち葉の塵がいっぱい分散しています。飲む気しません。


 途中で2組ほどの夫婦とすれ違いました。まあ、きっとあの車の持ち主なんだろう(棒読み


 まさか、浦宿駅から歩いてきた、なんて、このあたりの人なら信じる信じない以前に、(´゚Д゚`)ハァ?でしょうなぁ。なぜなら、女川からならともかく、浦宿とか中途半端なところから歩くなんてありえないからです(真顔


 宮城県の分県登山ガイドにある硯上山。石投山はありません。登山ガイドもあれですな、もうちょっとチョイスを考えてほしい。どうせ車を使って登らせるなら、ハイキングらしいところをチョイスしてほしいです。


 まあ、ここはここで、ふうたろうは嫌いではありませんけどね。山なんてのは、行けば都(何


 硯上山山頂です。強風が寒いっす。11月最後の週末ですもんね。


 ここからも三陸海岸が見えます。そして見えているあの集落の跡のようなところは、雄勝町雄勝の集落だった場所のようです。
 ‥ふうたろうの持っている地図が古いのですよ。建物の表記が丸のまま残っているのです。無事な頃の雄勝が。
 まったく、昨日の夜、池袋のジュンク堂で買ったばかりなのにね‥。


 南方に金華山が見えます。あそこもいつか行きたいけど、船が今は殆ど出ていないそうで‥


 さて、東日本の11月末です。16時半には日が落ちるので、そろそろ女川に戻らないと。
 もちろん歩いてですが何か(真顔


 それにしても、道路はきれいですね。4年半経ってもまだ仮設で暮らしている人もいるのに‥


 帰りは同じ道、というのはつまらないので、雄勝峠から南方向の尾根に進もうと思います。


 しかし、地図はガチで古いので、道がデタラメもいいところです。地形くらいですか、合っているのは。


 あそこに何かアンテナのようなものがあります。そもそも、今歩いている道路が地図にないのですが?


 とりあえず、この尾根にある道を真っ直ぐ南に進めばいいようです。「京ヶ森」という場所はだいぶ遠くにあるようですが(地図にも載っている)、流石にそこまで歩く時間はないでしょう。というか、道が残っている気がしない。


 何の見どころもないですかね?ふうたろうは、どこを歩いていても、満足できればそれでいいです。


 地図の道が尾根の途中で消えてしまったようですが、この植林帯に入ってしまったからでしょうか。


 植林帯を抜けると林道の峠に出ました。ここから先、京ヶ森方面に抜けられるかどうか解りませんが、もはや時間的には14時44分ですから、暗くなるまでせいぜい1時間半。そろそろ下界に足をかけておきたい頃ですね‥


 ‥というわけで、このキ・レ・イな道路を女川町の中心に向けて進みます。
 この道路を使って物資を運んだ。そういう側面もあるでしょうけど‥


 未だ仮設暮らしの人は、いつになったら震災以前の生活保障をしてもらえるのでしょうか。毎年、震災復興のための税金を払っているのに、なぜ普通の家が再建されない?復興させるのは現地民なのだとしたら、現地民の生活を直接支えるのが先だとふうたろうは思うのです。それとも、現地の人は、自分たちの家や職場などよりも今の復興事業を望んでいるのでしょうか。望んでいるのなら問題はありませんが。


 かさ上げ工事をやっています。ここは今朝も歩いてきたところですが、写真は撮っていませんでしたね。
 もう一度いいますが、女川町の住民がこれを優先事項として望んでいるのなら、良い。ふうたろうは彼・彼女らの要望を聞きに来たわけでもないので(話してくれるなら聞きます)、知る術もありません。


 ま、それはともかく、女川町総合運動公園のMissionをやりに行きましょうかね。女川に来た記念ですから。3個ほどあるのでやっていきましょう。今朝はスカりましたからね(じと目


 薄暗くなりすぎたアスレチック広場で、滑り台を使いながらPortalにアクセスする快感(何
 この辺りみんな緑なので、すべて焼き払います。


 Mission終わって女川駅に着いたら、もちろん夜です。CFも張ってきましたしね‥


 この後、女川駅から前谷地駅まで電車で、前谷地からは気仙沼に向かいますが、そこからはバス(BRT:Bus Rapid Transit)で行きます。
 ‥でも、殆どの区間は普通の道路を通っていて、ただの都市間バスみたいな感じだったりして。


 気仙沼駅でバスを降りたら、駅前のビジネスホテルに入ります。明日は気仙沼からアクセスできる大森山と徳仙丈山に登りたいと思っています。ただ、明日の朝は6時4分の電車に乗らないといけないのでホテルの食事は使えません。コンビニはちょっと遠くにあります。
 ま、Ingressできるし、1km弱のコンビニまでの道くらい、歩くか。
 とりあえず、明日は違う山に登ります。山なくしてIngressなし。山なくして革命なし(何


天気:晴れ(宮城県石巻市・牡鹿郡女川町・桃生郡雄勝町・河南町・気仙沼市、JR気仙沼線(BRT)など)

Comments are closed.