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寒空のバザー

2005年 12月 4日

 朝起きたときから今日は曇り空です。雪が降るのではないかと思うくらい寒い。

 今日は友だちの保育園主催のバザーが、戸頭団地の一角であります。掘り出し物を探しに毎回行っているので、寒い今日はマフラー完全武装で出発です。

 バザーは、取手市内の保育園、「とねっこ保育園」が主催しています。20年も続けられてきた、威厳のあるバザーです。僕がわざわざここで掘り出し物を探すのは、一つの保育園でありながらもその品揃えの多様であることが理由です。バザーの半分を占めるのは古着などですが、その古着も質の良いものが多く、殆どが女性ものとはいえ、コート、ズボン、セーター、トレーナー、Tシャツ、運動着、子供服、柄付きの布、など多様です。残りの半分は、おもちゃ、古本、食器、生活小物(中にはやや大物)などです。そして、とねっこ保育園の園児やその卒園生(学童)らが干し芋やスコーン、お餅などを売っています。

 このような規模のバザーを維持しているのは、とねっこ保育園の保育士たちだけではありません。保育園に子どもを預けている母親・父親はもちろん、常総地域一帯の理解者・協力者たちです。とねっこ保育園は、1ヶ月ほど前からビラなどで、周辺の市で広範に品物の寄付を募ります。100軒(のビラ配布)に1軒ほどが品物の寄贈をしてくれ、230軒分を集めるそうです。おもちゃを扱っているところの売り子さんが、大量のぬいぐるみと子供用のおもちゃを前にして、「汚れたのやら処分したもの、値付け終わらず売れないものなどを除いてこれだけあるんです。」とねっこ保育園を支える方たちの活動力と気迫と強い信念に、頭が上がりませんでした。こんなに寒いのに、おなかに赤ちゃんがいるお母さんも奮闘。日頃の過酷な労働の上にがんばっているようです。

 途中から雨が降り始めました。急きょ撤収。ずっと晴れていたのに、今日だけなんて、ツイてませんね。

 僕はズボン2本とTシャツ1枚、なぜか200円のスーパーファ○コンをいただいていきました。もちろん、可愛い子どもたちが売り子の餅とスコーンも。

 実はとねっこ保育園は無認可の保育園(正確には、取手市(長)が認可を渋っている)です。しかし、その質は他の保育園に勝るとも劣らないでしょう。菜園があり、烏骨鶏やうさぎが飛び跳ね、泥遊びには余念が無く、おやつや食事はもちろん手作り。認可が下りていないので、経営はたいへんだそうです。だから保育士も保護者も必死です。「若者の努力が足りない」と、若者をひっくるめてバカにしている小泉首相たちはこの方たちのこと、少しでも見たことあるんでしょうかね。

 ホンマ、とねっこ関係者のみなさん、今日と、それまでの準備、お疲れさまでした。

天気:曇一時雨(茨城県取手市)

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