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通勤バスの人たち

2007年 5月 29日

 昨日はGC/MSがゴネていました。そして、今日は、おとなりの写真の、エバポレータがゴネました。エバポレータはポンプでフラスコの中の圧力を大気圧の5~10分の1くらいまで下げ、軽く熱を与えてやることで、素早く溶媒を蒸発させるものです。しかし、今日はポンプの引きがなぜか悪く、大気圧の3分の1くらいまでしか下がりません。主任と二人で色々試してみても動かない。…と思ったら、いきなり引きが良くなりました。一体、何を考えてんだか…。

 今日の題は「通勤バス」。ほとんど毎日利用する交通機関。よく考えたら、もう2年半くらい使っています。
 僕が今住んでいるところに越してきて、その時このバスで取手二高(取手市第二高校)に通っていた子どもたちは、もう卒業していますね。根柄台(ねがらだい)というバス停で降りていく、靴のかかとを踏んだ女子高生がいたっけ。
 あれから、いろいろな運転手を見てきました。挨拶すると気持ちよく返事をしてくれる人、丸い目をしてコクッと頷く人、「ありがとうございましたぁ~~」とテープレコーダのように言う人、目を背ける人、虚ろな目をしている人、でも、僕は誰にでも「お願いします」という癖は付いてしまいました。目を背けたり虚ろな目をしていたりする人に当たったときは、正直「あちゃ~~~っ!」なんて思ったりもします。
 お客さんだって、変わった人もいます。今日は、乗りもしないのに、運転手にしきりに話しかけてくる「鈴木くん」と呼ばれていた男の人がおりました。いつもは優しいタイプの若い運転手さんでしたが、さすがにウンザリしていたようです。そりゃ、「どの時刻のバスにどの運転手が乗っているか」なんて、一人の運転手が覚えてるはずないじゃん。きっと、この「鈴木くん」は、話し相手が欲しかったんでしょう。
 僕が運転手だったら、やっぱり同じように困ってただろうな。こういう場合、正直に、「そういうことは答えられない」とか、「話しかけて欲しくない」とか言えばいいのかね。

 目を背ける人に挨拶するとき、意図の解らない質問を受けるとき、みたいに、「普通」の社会を生きていても解らないコミュニケーションって意外とあります。そして、挨拶しようと思ってるのにしなかったり、拒否したいのについ合わせてしまったり。
 コミュニケーションの取り方が解らないと、自分の意に反した行為で表現してしまうこともあるのか―たった5分のバスの中で、つい色々考え込んでしまいました。人って一筋縄ではいかないね。

天気:晴れのちくもり(東京都板橋区・茨城県取手市)


 一つ発見。大きなハエが夜、部屋の中を飛び回っていました。うるさいので外に追い出そうとして、電気を消すと、飛ぶのを途端にやめます。新聞で尻をつついても、風を送っても、暗くなるとなかなか動きません。ハエって、ひょっとして、鳥目でしょうか?電気をつけると、またその電気の方に飛んでブンブンいっています。消すと止まります。PCのモニタ(液晶)くらいでは動きません。
 いつもならイラついて叩いていたところですが、何でか、殺せなかったね、今日は。

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