幻のみそ汁
夜、やや遅めに帰宅。テレビで、『1l(リットル)の涙』を久しぶりに見ようと思って、慌ててテレビをつけたら、違うドラマになっていました。ということで、初めてそのドラマを見ました。
今まで、いろんなテレビドラマを見ました(中途半端に)。見るたびに、夢があって、主人公は純粋で正義感に溢れていて、最後には、だいたい美しく終わります(あくまでも一部のドラマを見て)。
で、この前まで読んでいた『風車の見える丘』と比べてみました。違うのは、主人公の夢や正義感、純粋さだけでストーリーを取り巻く社会環境(現実)が好転させられるかどうか。
…現実は、夢や、正義感・純粋さなどはことごとく踏みつぶされ、かなりの人が傷ついていると思います。そのような夢や感情が現実のものとなる人はほんのごく一部で、ほとんど努力や能力にはよらない、それをちゃんと描けているかどうか。
「勝ち組・負け組」などという言葉があります。成功者は「勝ち組」、そうでなければ「負け組」。
『風車の見える丘』は「勝ち組」サイドの作品ではありませんでした。世の中の、おそらく多くの人がそうであろう「負け組」に焦点を当てていました。そういう意味では、「多数者」の作品です。
しかし、今まで見たテレビドラマは…(『B組』を除いて)。
十把一絡げにドラマを見ることはできないけど、現実味を感じないのはそのせいだったのかもしれません。
職場で、自らみそ汁作りに挑戦しました。副所長シェフの美味いみそ汁目指して。…が、結果は、「私(別の職員)が作るのと変わらない」。…撃沈。
水にダシ用の煮干し、人参・玉葱・山芋・じゃがいも・キャベツを入れて徐々に加熱。煮崩れないようにしたんですが…。味噌は自家製の(職場自家製)麦味噌と米味噌の合わせ味噌。ううん…配合が違うんでしょうか。
ま、日々鍛錬?僕的にはちょうどいい味だったんですが…。
天気:曇りのち晴れ(東京23区西部・茨城県取手市)