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よく解らんのだが…

2008年 6月 11日

 ケーキを食べながら、今日、地球温暖化に対して、どういう政策を提示できるかを話していました。
 ところで、環境税やら何やらをかけると、「企業の国際競争力が落ちる」という発言をしばしば聞きます。僕にとっては、「国際競争力が落ちる」、という意味が解りません。意味が解らないというのは、道理がないということです。
 例えば、日本のとある企業が環境税導入のために国外へ流出して、国内での産業が廃れるという。でも、日本国内で必要な生産は、何らかの形で行われるので、出ていった企業の代わりなら、いくらでもいることになる。だから、やる気のない企業はどうぞ出ていってください、と僕は思うのです。
 あとは、例えば、環境対策の規制が少ない国に企業を移転して、日本に「開発輸入」するという不安もあるらしい。でも、環境対策を打たなかった時に得られた利益以上の関税をかけて輸入を事実上できなくしてやれば、環境対策が失敗するということはないでしょう。あくまでも、企業が何を要求しているかを知っていれば、どこを塞げばいいか、他にも思いつくはず。
 つまり、国際競争力なんていうものは、方便に過ぎない。

 あとはそうだな、国際競争力という問題から外れるとしたら、国民負担が大きくなる(コストがかかる)という話でしょうか。
 …こういう、「~でもいいのか」的な脅しや懐柔などと闘うことを、どうも、イデオロギー闘争というらしいです。面倒くさいですね。時代を逆行する勢力のためにエネルギーを割くなんて、これこそ、まさにエネルギーの無駄です。奴らがいるせいで、山に行く時間も減るのです。いい迷惑だ。(この辺は個人的感情ですが)
 そういえば、トヨタなんかが、「宇宙船地球号」とかいうテレビ番組をやっていたような気がします。あの会社、メチャクチャ外国に車輸出しているし、労働環境はひどい(と聞く)し、率先して「国民負担」を大きくしているのですよ。いわずもがな、トヨタの会長がトップをやっていた経団連も、消費税は上げろ、日本に農業はいらん、などと、目一杯「国民負担」を大きくしようとしています。
 ところで、ずっと上の方で書いた、環境対策や関税障壁などの政策は、その辺の財界系とミックスジュースになっている今の政権からは、錬金術師でも作り出すことはできないでしょう。対策の検討に関して、今の政権に任せていたら日本は100%崩壊。なら、自分らで考えるしかない。だから、自分らでも学習くらいはしましょうということで。山や職場へ向かう電車の中でくらい、本は読めますから。それに、日々の生活そのものが学習ですから。それらから得たものをまとめれば、意外といい方策だって思い浮かぶかもしれません。

天気:くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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