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科学の使い方が判らん

2010年 3月 10日

 昨日の夜、かなり強く、湿った雪が降りました。この冬(?)一番の雪だったんじゃないかと思います。
 しかし、そんな翌朝に、何が楽しゅうて灯油と米というクソ重い買い物上位2位を買いに行かなならんのだと。


 買い出しが終わってもまだ10分くらい余裕があったので、写真でも撮ろうかと思いまして。
 北秋津第二展望台、広い雪原ですな。


 梅林があったので行ってみよう。去年のこの時期はふうたろうは再起不能だったので、梅なんかを愛でている余裕はなかったと思います。


 雪と梅林ですか。もう、雪もこれが最後でしょうね。


 今日も仕事は恐ろしく暇でしたが、1の仕事を10に延ばして、堪え忍んでいました。しかし、延ばしすぎて12くらいになり、論文探しに出掛けようとした時間が少し足りなくなりました。本当は16時には出掛けたかったけど、17時になってしまいました。
 いざ東大農学部へ。


 東大で探した論文は、前に言っていた、アトラジンという農薬の内分泌攪乱作用を述べたもの。ところが、その論文の掲載された雑誌はまだ東大図書館に届いておらず、要は犬死にしました。
 でも、これからは定期的に毒性、特に農薬の毒性には目を通しておきたいと思ったので、他の論文も漁りました。雑誌は種類が膨大なので、タイトルを絞ります。今回見たのは、Toxicology in vitroという雑誌。でもvitro、つまり試験管レベルですからね…。vivo(動物実験など)と組み合わせて研究しないと、なかなか真実には行き着けません。でも、ないよりはずっとマシです。毒性学なんか、ぶっちゃけボランタリー精神がないとやってられないでしょ。薬や機能性食品の開発とは違うもん。
 ところで、読みながら思ったのは、やっぱりふうたろうの化学に対する情熱は、相当錆びたなあということ。ふうたろうがこの毒性の勉強をしたところで、どこに活かすのか、誰が必要とするのか、判らない。好奇心だけで勉強してきたけど、それももう限界。今は登山があるからね…。
 今日コピーしてきた、(1)エンドスルファンとチウラムに関する細胞毒性、(2)ポリ臭素化ジフェニルエーテル類の酸化的ストレス(?)(3)アトラジン(その他の農薬)の細胞に対する影響…(かいつまんでいうとこんな感じ)を含めた、元の雑誌を読んでいる間は良かった。でも、ひととおり要約を読んで、コピー機の前に立って、暗いキャンパスを出て行こうとすると、「嗚呼、俺は何でこんなことやってんだろ。」と思ってしまいます。
 …科学の使い方、判らなくなったよ。


天気:くもりのち晴れ、午前中小雨ぱらつく(東京都板橋区・文京区・埼玉県所沢市)

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