Home > 未分類 > 夏は夕暮れ(黒百合平:長野県)

夏は夕暮れ(黒百合平:長野県)

2008年 6月 14日

※記録:6月15日19時台

 グフフフ…
 遂に、遂に来たぜ!茅野駅!!
 これから、諏訪バスで渋ノ湯まで行きます。
 なお、日野駅で中央線を乗り換えてから、甲府までの記憶は、塩山に止まったことのみです。2時間、眠りこけていました。


 渋ノ湯バス停から、直に天狗岳に登ります。あの橋を右に渡っていきます。


 暗い針葉樹林を通ります。これだけは、いつも萎えます。疲れを増長させるんですよね。


 スミレの若芽だと思います。そこら中にポツポツと。


 向かうは黒百合平(くろゆりだいら)。


 さっきの看板から樹林帯の尾根線を過ぎると、今度は沢筋。網みたいな鉄板みたいなやつがありますが、何度も渡渉します。


 雪が沢筋に入った辺りからだっけか、かなり残っています。ところどころ、ヘタに踏み入れると雪を突き抜けてキケンです。


 登り始めて2時間弱、黒百合平に到着です。なんか噴水でお祭りしていますが、たぶん、何かのトラブルでしょう。あとで判ることですが、あの噴水の右に登山道がありますからね…。


 すぐにテントを張りました。到着が13時だったので、ここを拠点に、しばらく周囲を散策します。どうせなら、明日通らないところを歩きましょう。


 黒百合平から、東へ5分。そして、北へ5分。展望できる場所があるのですが、断崖絶壁です。そして、何気に崩れかかっているのがまた。
 でも、展望は申し分ないでしょ。


 今日は縦の写真が多いけど、ま、それはいいとして。
 さっきの展望から道なりに歩いて17分。何の展望もない、中山。ちょっと痛かった。ここで引き返しました。


 中山の頂上10m手前に、とりあえず展望はそこそこの場所があります。ハイマツ林。右端にちょろっと西天狗岳、そして東天狗岳、うっすら硫黄岳の爆裂火口。


 さっきの展望に戻ってきました。さっきは気が付かなかったのですが、これは、イワカガミ(イワウメ科)。まだここまで咲いているのは、あまりありませんでした。


 改めて、この展望から見た、東天狗岳。断崖絶壁、スゴいね。


 今度は、絶壁沿いに東天狗岳の方向に、少し登ってみました。低い雲があるせいもあって、何だか、凄く高いところにいるような気分ですね。


 奥に見えるのは、稲子岳。裾野に広がる大森林も、上から見たら雄大だぁ!


 雲型。樹林は大きなキャンバスだ。
 何だか、巨人が歩いているみたいですね。
 僕の影ではありません。


 テント場まで戻ってきて、明日登る道の確認です。雪に覆われていますが、ほんの少しだけ。それよりも、さっきの噴水祭りが終わっていて、本当によかった。


 そして、驚くなかれ。
 さっきまで僕の一つだけだったテント場が、大学生や高校生などのグループに相当埋められてしまいました。ここまで来て満員はイヤだぞ!


 早い夕ご飯を食べて(17時)、さっきの雪道を上がって、まったりしていました。スリバチ池という水たまりみたいな池があります。向こうに見えているのは、西天狗岳かな。


 ちょっとこの写真は圧縮されすぎていて見づらいけど、東天狗岳の左上に、お月様。
 まだむちゃくちゃ明るいけど、もう18時20分。見ている時はまだ16時過ぎくらいだと思っていました。よく考えたら、飯を食ったのが17時なのに、16時なワケがない。


 でも、これだけ陽が高かったら、18時回っているとは想像しにくい。


 今日のお気に入りの一枚です。絹雲がたなびいています。下り坂の象徴とも言えるのに、10種雲形の中では一番好きな雲です。



 日没時を逃してしまいましたが、6月には滅多に見られない夕焼け空だそうです。「秋は夕暮れ」なんていいますが、これは夏の夕暮れです。



 北アルプスが見えています。その影だけが。右の写真の中央、尖っているのは、有名な槍ヶ岳です。


 実は、ちょっと今日はなまくらな感じでした。登った感じがしない。ブランクが長すぎて、回復が遅れているんでしょうね。とりあえず、20時には寝ました。
 まだ外は明るかったけど…。

天気:晴れ(長野県茅野市、移動中の天気は含まない)

Comments are closed.