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5時間半シフト(天狗岳:長野県)

2008年 6月 15日

 実は、ヘッドランプをザックに入れ忘れていて、暗がりは一切動けないふうたろうでした。で、夜明け前の3時58分頃。
 もう一つの事実は、1時4分に中途覚醒、2時33分に隣のテントの学生が騒ぎ出して強制覚醒、文字通り目をつぶって次は目覚ましで3時30分起床。


 6月の夜明けは早いんだ。まだ5時にもなっていないけど、さっさと出発しよう。


 結局、超特急で朝飯を食べてきたのに、夜明けには間に合いませんでした。何気に、起床時(3時半)はガスがかかっていて、萎えていたのもあったりしますけど。


 赤い朝日が深緑の山を照らし出しました。雲が西から東へ、山肌を舐め回しながら過ぎ去っていきます。


 茅野市周辺の窪地は層雲の下。つまり、ここ天狗岳周辺から見れば、雲海です。
 上空には絹層雲がかかっていて、僕は雲と雲の間にいるのです。


 スリバチ池の南西側から回り込んで、朝日を直に撮影。
 水面が風で揺らいでいます。


 岩がごろごろしている道。雪道に慣れた足、脚力の落ちた足、とにかく歩きにくい。


 朝日に照らされた北アルプス。左端のこんもりした山は、奥穂高岳らしい。


 小諸市や軽井沢町方面も雲海です。浅間山が左に見えています。


 さっき登ってきた岩ばっかりの道です。けっこう時間がかかりました。


 小海町方面も、雲海。まさに天に立っているという状態です。


 頭を少し出しているのは、金峰山(右)。その左に続くのは、甲武信ヶ岳かどうか、ちょっと解りません。


 暈を被った太陽と、雲海。


 東天狗岳到着。10分ほど、コースタイムの目安よりも遅れましたが、写真をバリバリ撮りながら歩いていたなら、こんなものでしょう。


 南アルプスも見えます。未踏の南アルプスは、まだそれほど愛着ありません。


 落ち着いた山道の向こうに南アルプス。


 西天狗岳到着。今回の目的地です。難なく達成。


 西天狗岳から北の方角。完全に晴れていれば、蓼科山とかもきれいに見えそうなのですが、残念ながらガスで覆われています。


 これは御嶽山です。2年前、登ったね。


 西天狗岳からさらに西へ続く尾根線。あの先の尾根が落ち込んでいるところよりもまだ向こうに行きます。


 白丸は目印ですが、続いているのをもろに見ると、ちょっとグロいですね。


 森林限界を下回ると、本当に樹林になるから不思議です。
 枯れ木の間から遠くの山脈が。


 西天狗岳は、北から見たらなだらかに見えるけど、南斜面は切り立っています。90度の岩場が続きます。


 第一展望台、
 と書いていますが、「第一」というのは、上ってくる人にとっての第一です。僕は先に「第二」を見てきました。
 そして、ここでしばらくまったり。


 ちぎれ雲が山を駆け上がってきます。さっきの第一展望台から。動きたくなくなってしまいます。


 ず~っと、あれからくだってきて、尾根線から「唐沢鉱泉」に下ります。


 ぬおっ!
 …どうやら、熊じゃないらしい。


 唐沢鉱泉に着きました。ここで終点と言いたいんだけど、まだ先があります。


 唐沢という川です。唐沢鉱泉という名の元でしょう。川底は赤いけど、水は青い。


 それよりも、大変です!
 唐沢鉱泉で道迷いしました。
 これは、迷ったところで見かけた、唐沢のせせらぎです。


 これから、登り口だった渋ノ湯に行くのですが、唐沢鉱泉からの道の入口が、駐車場の奥で、案内もありません。これは、地図にも"迷"マークを付けるべきです。


 唐沢鉱泉から1時間強で渋ノ湯到着。途中、迷ったり人と話したりしていたので、ちょっとだけ遅れました。


 どうせなら、目の前にある温泉に入ってから帰りますか。時間も40分くらいあるし。
 風呂場は独占です。風呂桶の板が張りっぱなし。ちょっとここの主人の愛想は、良くないかなぁ…。


 これが僕の使った温泉(なのかな?)。


 さて、11時23分発のバスで茅野駅へ。
 昨日夜騒がしかった早稲田その他の学生・若人たちも同じバスに乗り合わせました。1日3本のバスだから、これまた、満員御礼。


 茅野駅のそば屋。山菜や野沢菜にわざわざ「国産」と書いてありますよ。
 本当なら、「当たり前じゃ!」と言いたいところですが。
 僕はネギたっぷりのネギだけソバを食べました。


 帰りも結局鈍行列車で帰りました。大月駅から乗ったこの電車は、特急に見えますが、『ホリデー快速河口湖号』というそうです。大宮直通で、新秋津まで乗り換えなしで帰れます。素晴らしい。
 なお、これを写真に収める人は少なくはありませんでした。


 2日目下りの今日、足にかなりの負担が来ていました。確かに、岩場も多かったし、今までのブランクも長かったし。
 今週の終わりに大腸の検査を受けて翌日の21日はたぶん山には行けないでしょう。22日、いけたら四阿山にでも登りたいのですが、天気はそううまくは晴れてはくれないでしょうね。
 …特定疾患の話と、地震の話は、また明日以降します。

天気:晴れ時々くもり、大和甲斐駅以降、くもり(長野県茅野市・埼玉県所沢市)

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