このタイ料理屋は生き残ってほしい
2012年5月31日
あの思い切り雨に撃たれる前のひとときの安らぎを味わった月曜日に行ったタイ料理屋に、今日の昼も出かけました。ふうたろうたちが愛していた中華料理屋が潰れ、ベトナム料理屋が潰れ、安かろう悪かろう系チェーン店が蔓延り、ガッカリしていたところにうまい店を発見したのです。
タイ料理屋、チェンマイ。
材料もしっかりしているし、味も、辛味は強いけどもかなりうまい。しかしその割に安い…。
安いって得したと思うでしょ?
否、全部が全部というわけではないけど、身銭を削っている場合だってあるわけです。即ち、それは長い目で見たら、良い店を失いかねないという意味で損ですから。その安い理由は、周りの材料も調理技術もテキトウであるがゆえに安いところとまともに競争しなきゃならないからかもしれないし、ただ単に国民の平均的な給与が安い(税などの負担があるいは大きい)ことへの最後の適応かもしれないし。
ともあれ、こういうまともな店が、従業員たちと共に生き残れるだけの賃金制度や労基法、税制、社会保障制度、公正な取引など法整備しておかないとイケませんね。そして、チェーン店で食べているものが何かを知るだけの知性を消費者はつけなければなりませんね。
…わが活動家の中には、そういうことには無頓着な割に「活動」には熱心なのもいます。ま、誰しもそういう面はありますがね。聖人君子ではないのだから。とはいえ、そういう言い訳が通るほど社会変革の世界は甘くないのかもしれない。一匹狼(つまりただ孤独なだけ)のふうたろうは、自分の行動がどういう意味を持つのかくらい、考えながら毎日を過ごしたい。
天気:くもり(東京都板橋区)
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