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魔王の休日

2008年 8月 27日

 いつもの、「定点観測」。フルカラーの写真であることが判ります。出勤間際はもう既に少し曇ってきていたのですが、もう少し早い時間帯はもう少し雲が少なかったのです。


 空を覆う闇の雲も今日はどうも晴れているようです。悪の親玉、魔王が作り出したかのようなくもりの毎日でしたが、その魔王―低気圧―も少し疲れて休んでいるのか。


 駐車場の側に小さなサトイモ畑があります。未明まで雨が降っていたようなので、蓮の葉の上のそれのように、水玉がコロコロしています。でも、渡るのにいつも往生するくらい交通量の多い太い道路沿いなので、汚れやら風やらで、きれいなものは奥の方に…あったかな。


 この頃、眠い。睡眠が足りない?いや、毎年この時期は眠い。今日は仕事が13時半頃に終わったので、それ以降は座ったまま寝ていました。僕の後ろで同僚たちがお菓子の話で盛り上がっていたようですが、入り込む余地はなし。
 午後は曇っていて、暗くなっていましたし、身体も夜だと思ったんですよ、きっとね…。


 今日は27日ですが、8月で晴れていた日はいったい何日あったろうか。一日全然雨が降っていなかった日。
 気象庁は梅雨明けを先月の19日頃発表していたけど、発表の側からひたすら雨や曇りが続いていたし、天気図を見ても、太平洋低気圧とオホーツク海高気圧しかなかったし、どう考えてもおかしい。
 そして、この数日間の異常な気温の低下。稚内の方では1.5℃まで下がったという。埼玉県や東京都でも20℃前後で推移することもある。
 昨日から今日、Newton9月号を読んでいましたが、地球温暖化が進むと、上昇気流が減るという話題が持ち上げられていました。なるほど、上昇気流が減れば相対的に下降気流も減るか。なぜ減るかを知りたい人には、9月号を立ち読みでもしてもらおう。
 地球温暖化は、地球の温度が上がるだけだと思っている人がいて、局地的、あるいは一次的に気温が下がった時に「寒冷化も進んでいるじゃないか」という人がいるようです。だから、最近、「気候変動」という表現が出てきています。地球温暖化は、色々なものを内包した、地球規模の気候変動だからです。
 台風の数は増えたり減ったり、気温は上がったり下がったり、雨量は増えたり減ったり。
 「過去にはそういうことを繰り返してきたのだから大したことはない」と言って憚らない人間もごく一部にいるようですが、そういう人は地球から出ていってください。僕らは、そういうことを繰り返してきた「過去」のような世界には住みたくないので。
 戦争の話でもそうだけど、実際の苦しみを知らない、歴史や事実に対する勉強をサボる人に限って、そういうことを言う。


 夜、少し有機化学の、芳香族化合物の置換反応が気になったので、9年も前の復習をしていました。改めて、僕の住んでいる世界から遠い世界になってしまったのだな、と、しんみりしました。

天気:くもり時々晴れ(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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