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この計算はおかしい

2008年 12月 9日

 朝から薄曇り。下り坂確定です。でも、傘を持ち歩くのが面倒で、カメラとリュックだけを持って出勤(これが通常スタイル)。


 今日も同じく残留農薬の抽出でしたが、いつもと違うことが2つほどありました。ひとつは見学者30人弱。久しぶりにあの眠い抽出作業のことを力説しました。針小棒大?
 もう一つは、厚生労働省のページを徘徊していたら、こんなものを発見。どうやら、輸入品をこれだけ分析しておりますよ、という実績報告。…と書くとイヤラシいけど、計算があまりにもヘボいからしょうがない。
平成20年度輸入食品監視指導計画監視結果(中間報告)の公表について
 4ページ目(PDFファイルとして)を見ると、表がいきなり出てきて、その数値にびっくり。違反の割合0.06%だって。
 …。
 なんで、違反件数を検査件数ではなく届出件数で割っているんですか?
 とりあえず、メチャクチャうがった見方をすると、

  1. 輸入食品の違反件数は10000件に6件と低い
  2. 検査は届出すべてに対してやっているように見せかけている(見えないけど)

 …という風になるんですよね。いや、でも、これはあからさまに報告書としてはダメでしょ。検査の割合は10%程度であり、その中での違反が501件だったんですから、違反の割合は0.53%が正解です。0.06%というのが仮に正しいとすると、検査していない80万件弱のものは一切違反品が含まれていないことになります。違反率0%?
 今思いついたけど、検査していない80万件弱の検体には違反がないという前提にしないと、流通していること自体がお縄頂戴になるんですね。だから…かな?
 なんにしても、この計算、おかしいッスよ。届出全部に対して検査させればこんなややこしいことしなくてもいいのに。
 …以上、ネタ切れの暇つぶしでした。

天気:くもりのち雨(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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