やはり無理か(常念岳登山道一ノ沢コース:長野県)
天気図を見たら、寒冷前線が通過しているところでした。なるほど、じゃ、雪に晒されながらキジを撃っていたのも、納得できる。
半ばこれ以上の進行を諦めていたのですが、天気は右肩下がりで悪くなっていったので、全面的に諦める方向で。
常念小屋に向かう方、つまり上流側を見ると、どこがルートか既にわからない。そもそも、登山者が誰一人いない時点で、このルートはただのネタです。
雪が沢のしぶきで凍っていて、これはこれで美しい。太陽がでて輝いていたら、もっと良いのにね。
昨日の、笠原という場所です。ルートの中ではたぶん、一番眺めの良いところです。
前常念岳の稜線。雪はどのくらい深いんだろう。案外、辛いのは今歩いているような沢筋だけなのかも知れないけど。
もっとも、今以上に雪が深くなると、この沢筋は雪崩が危ないでしょうが。
うっすら太陽と雪原の霧。雪見に来ているのなら、これは最高かも知れませんね。
積雪は、昨日スコップで掘ったら70cmくらいはあったでしょうかね。夜、数センチ降ったみたいですが、標を見る限り昨日見た感じとそれほど変わってはいません。
樹林帯を歩くのは精神的に消耗します。この写真は、もう、登山口を過ぎ、車道(林道)歩きをしている最中。
8時頃にワサビ沢のビバークを解いてきたのに、下りてきたら11時を回っていました。もし、頂上目指して戻って来ようなんて思っていたら、夜中でしたね。
高い山はすべて雲に覆われています。こりゃ、登らなくて正解でしたね。そう、タクシーの運ちゃんにもそういわれました。
ゲートに下りてきたのは11時49分。
うーん、まったく歯が立ちませんでしたな。
この後、タクシーで柏矢町まで、鈍行列車を乗り継いで、所沢まで帰宅です。電車の中ではひたすらドラクエをやったりしていましたが、流石に松本~高尾の237分間ずっとはやってられません。南アルプスなど眺めつつ、次回の山に向けて、思案しつつ。
何気に今回は雑念が多く大変だったのもあります。まあ、それについては忘れることにしよう。
今年中に、どこか登れるところ、あるだろうか。今年の百名山は63で終わりかな?
天気:くもり、小雪ちらつく(長野県南安曇郡穂高町・松本市、移動中は含まない)