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雪の沢の遡上(常念岳登山道一ノ沢コース:長野県)

2009年 12月 12日

 松本前日入りで、7時1分松本発の大糸線に乗り、柏矢町(はくやちょう)駅。タクシーであづみの公園の、常念岳一ノ沢登山口に向かう林道のゲートまで2700円。まさかゲートが開いていないとは思わなかった。


 下界はひどい濃霧でしたが、どうやら少し晴れてきたようです。見えているのが何山なのかわからないけど、あれだけ見えればじゅうぶん。
 もう少し進んだところで、工事か林業の労働者たちの車が通りかかって、冷沢小屋まで乗せてくださいました。おおきにッス。


 車で行くと猛烈に早いです。あっという間に路面が凍結している場所に。
 前日雪が降ったのが、溶けて、更に再凝固しています。慎重に歩きましょう。


 サルがかなりたくさんいて、足跡やらうんこやら。


 冷沢小屋から歩いて30分程度で登山口に着きました。車が通った形跡はあるけど…。


 登山道は新雪に閉ざされています。


 歩いてどのくらいか、山の神という場所があります。雪はあるものの、歩くのに支障はそれほどありません。


 池。とりあえず水がたまっているところ、ですが、夏場は涼める場所でしょうか。


 そろそろスノーシューを試しましょう。雪が出てきたし。


 でも、こんな所スノーシューで歩けるか。しかも、気温が高いので、木の枝から猛烈な雪解けアタック。濡れまくりですがな。


 諦めて一度スノーシューを脱ぎました。
 沢沿いの、雪が断続的に出てくる道。


 上からの雫は絶え間なくても、確実に雪は深くなってきています。木がないところだけがをしのげる場所。


 霧が出たり消えたり。薄いので幻想的だと笑えます。


 涸れ沢の上にこんもり雪が積もっています。いや、涸れているのかどうかさえわからない!


 完全に雪に閉ざされた道。でも、空の青さに騙されつつ。


 何者かの足跡のようにも見えるけど、後にも先にもふうたろうひとりですよ。


 軸が完全に埋まった標によると、常念小屋まであと2時間だそうです。まるで、ペンキの剥げた店の看板のようです。


 ここは笠原。さっきからずっと笠原だけど、全然前に進みません。雪で。


 美ヶ原方面が見えているのでしょうか。


 登山ルートに関わらない沢の方は、累々と雪が積もっています。


 一ノ沢を詰めてきましたが、全然、さっきから100mも進んでいません。


 雪の深さが尋常じゃなくなってきました。
 しかも、かなり曇ってきました。


 チョー低速のラッセル車のごとく進んでいますが、なんかその苦労に見合った景色も見られなさそうです。


 実はふうたろう、本元のルートを歩いているわけではなかったのですが、不幸中の幸いというべきか。あっちの道、雪の中に消え去っています。


 足でのラッセルに耐えきれなくなったので、スコップで掘り進みました。あの黒い点のようなものはふうたろうのクソ重いザックです。ザックを置いてラッセル。


 なんと、一ノ沢登山口が9時前だったのに、まだ常念小屋の急坂の取り付きにさえ辿り着かないまま、15時半になりました。これ以上行くとビバークできるところはなさそうなので、ここでテントを張ってしまいましょう。確か、ワサビ沢とか書いてあったような。


 大規模に雪崩れそうな雰囲気はありませんが、ところどころ、小規模なそれはありました。ふうたろうがテントを張っているところは、ふうたろうの独断で、大丈夫!


 さて、今夜のメシはなんでしょう?


 正解は賞味期限切れのレトルトペペロンチーノソースをかけたマカロニでした。茹で汁は捨てるのがもったいないので、さっきまで飲んでいたアセロラドリンクの空きペットボトルに詰めておきました。


 マカロニを食ったあと、奈良駅前のスーパーホテルでもらったコーンポタージュを飲んだのですが、アセロラ香料(変性)臭いペットボトル茹で汁を使ったので、多少違和感。しかしそれ以上に、茹で汁なので塩辛いポタージュでした。


 こうして、常念岳を目指す雪山行軍(一人)一日目の夜のとばりが下りるのですが、何せ、12月の夜は長いので、しかも寒いので、なかなか休むのも気合が要ります。
 夜中、集団で男子だけが全員腹痛を起こしてトイレに駆け込むという夢を見て目が覚めたら、実はふうたろうが腹痛だったというオチで、誰もいない雪原で、小雪に晒されながら真夜中のキジ撃ち。トイレットペーパーは捨てるわけにはいかないので、ゴミ袋に回収です。意外と気にならないものですよ?
 眠れない時間帯は、ドラクエ9をやっていました。
 日付が変わるまでは恐らく、満天の星空だったと思いますが、キジを撃っていた3時頃が既に小雪、でしたから…。


天気:くもり時々晴れ、一時小雨ぱらつく(長野県南安曇郡穂高町、移動中は含まない)

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