ふうたろうゆかりの地(日光太郎山:栃木県)
ねむた目をこすりながら、4時45分頃、ネコの目覚まし時計で起床。外は既に明るいです。5月の朝は、やはり早い。
東武線の中ではずっとドラクエをやっていまして、寝ませんでした。少しくらい寝れば良かったなと思いつつ。
そんなこんなで、8時半頃、東武日光駅。
今日の行き先は、日光太郎山。日光男体山の裏側にある地図で見ても険しそうな山です。
しかし、それにしても、何でこんなに曇ってんの?
バス停のところでバスを待っていたら、乗合タクシーの運転手が人を集めていました。運賃はバスと同じなので、スピードのことを考えたらこちらの方が圧倒的に都合がよいです。
ふうたろうは前の席にいたので、運転手とずっと喋っていました。時間の経過が早かったですね。
さて、日光太郎山の登山口はふたつしかありません。ひとつは、日光男体山の北側、志津付近。もう一つがここ、光徳です。ただし、光徳側から登ると、後に見るように、大きな山越えがあります。
ところで、さっきから、天気がよいですね。いろは坂を越えた辺りから空がガラッと晴れてきたのです。
殆ど快晴に見えますが、ちぎれ雲が時々空を横切っています。
ここを過ぎた辺りで、今日の数少ない山屋に出会いました。
程なくして、きっつい階段の登りがやってきます。段差30cm以上あるんじゃなかろうか。これはたまらん。
山王帽子山、あれを越えるのですけど、スゴい壁みたいに立ちはだかっています。
笹原とダケカンバがのどかだなあ。
…なんていっていられるのは今のうち。
更に、抉れた登山道とかに雪が溜まっていると、非常に厄介です。
日光白根山の山塊が、樹間から見えてきます。あっという間ですよ、坂がキツいから。
残雪で床がかさ上げされているので、木の枝がザックや頭、顔などに刺さります。ヘルメットをしていなかったらもっと辛かったろうなあ(滅
今は気温がまだ上がりきっていないので、雪も締まっていて、踏み抜きはありません。しかし、先駆者が罠にかかった跡はいくらでも見られます。
山頂です。山王帽子山の、ですが。1時間20分かかるところを45分で飛ばしてきました。絶好調ですね。
樹林の切れたところが山頂直ぐ横にあるので、そこから日光男体山を眺めましょう。
さて出発。樹林は、ちょこちょこと残っていて、パノラマが広がるところはありません。
ここから山王帽子山を一旦下ります。2077mから1919mまで下ります。
太郎山に取り付きました。
ふうたろう、この辺りから少し煩悩に苦しみました。ペースが落ちます。ちょっと疲れたりすると直ぐに昔のことにとらわれる悪い癖です。
煩悩に負けていてはこの先危ういので、少しでもイメージトレーニングで打ち克たなければなりません。雪道は険しいけど、こういうときこそ自分に向き合うチャンスですよね。
会津駒ヶ岳方面を、と思って足を踏み出したら、ふうたろうも遂に天然の落とし穴にハマりました。
お、ここ、展望良いですね。日光男体山がこれほどバッチリ見える場所は今まで無かった…。
そう、ここはニセピーク(その1)の小太郎です。
しかし、ここからの展望は素晴らしい。日光白根山。
戦場ヶ原方面。なお、太郎山からは戦場ヶ原の全景は見えなかったと思います。
左から、日光女峰山、小真名子山(こまなごやま)、大真名子山。
さっき雪道が途切れたときにアイゼンを脱いでしまったので、少しでも緩いところ探して下りよう。
このあたりでカップルか夫婦のふたりに出会いました。そういう登山も、いいね。
げっ!(゚Д゚;)
太郎山のピークあそこじゃねーか。ニセピークでしたね、ここ。
あのドーナツ状に雪が無くなっているところは、お花畑といわれる場所です。
日光太郎山山頂、遂に到着です。13時半を回りました。大変だったなあ。
見るように、日光男体山、この太郎山のピークからは全容が見えません。
山頂から小太郎の方にほんの少し戻り、今度はドーナツ状に見えたお花畑に向かいます。そこから下山路へ繋げるのです。
叫ぶとお鉢状になったお花畑は声を反射します。おもしろいです。誰もいないからできることですが。
この真ん中の雪がないところ、湯気が立っています。ひょっとして、地面が温かいのではと思って触ってみると、周辺より若干温かいような気がしました。気のせいかもしれませんけど。
ってことは、やっぱりここ、火口か。
樹林の背丈が高くなりました。日の当たらない場所にはコッテリ雪が着いています。…が、途切れ途切れです。
また雪道。完全に終わったと思った頃に来ると、けっこうこたえます。
砂利道の終点。さっきの登山道の終わりのところから15分程度。
17時を回りました。三本松の土産物センターみたいなところに着きました。
JR日光駅(東武日光経由)行きのバスは、都会並みの本数であります(というとオーバーかな?)
ちょっとその前に、散策路があるかどうかを見ていこう。
戦場ヶ原の展望台があるという指示板があったので、ひょっとしたら赤沼茶屋の方まで歩けるのではとか思ったり。
まだ冬枯れの戦場ヶ原。これがあと1ヶ月もすると、花が咲き乱れるようになるのですね。
はい、赤沼まで続く道はありませんでした。ここで今日の旅は終わりです。
あとは、腹ごしらえをして、帰ります。
それはそうと、この玉子丼と味噌汁と漬け物、何気に手作りで美味いですよ。『竜胆』とかいう名前の店だったか。
公共交通で、かつ残雪期に、日帰りで行くのは若干がんばらなければならないルートでしたが、満足のいくものでした。ここまでちゃんと予定通りに歩けたのは、思えば光岳以来ですか。北海道の山行では、天気に悉く裏切られてまったく予定通り行けませんでしたから…。まあ、お陰で、今日の満足感があったのかもしれませんがね。
#212日光太郎山クリア。
天気:晴れ時々くもり(栃木県日光市・塩谷郡栗山村、移動中は含まない)
昨日袈裟丸山のブログにコメントしさせていただいた山キチです。
昨日の書き込みは別のノートパソコンで書きましたが、今日は別のデスクトップから。
PC初心者でご迷惑をお掛けすると思います。悪しからず。
山キチは太郎山が好きで元日の3回を含め50回登らせてもらいました。
今は通行止めになっているハガタテ薙から登るルートが主でした。
好きな山ができると何度も通う悪癖があり、その一つが太郎山。懐かしいです。
300名山、素晴らしい!!
拝読し、書き込みさせていただくかもしれません。よろしくお願いいたします。
ご迷惑でしたらご指摘ください。
こんにちは。はじめまして。
同じ山に50回とは、石の上にも三年どころではありませんね。僕は同じ山に3回登ればもう腹いっぱい楽しんだレベルになるので、次から次へと新たな山を目指すタイプです。どうぞ、よろしくお願いします。