Home > 未分類 > メチル馬尿酸

メチル馬尿酸

2010年 5月 24日

 今日は本当はひとつスキャナ画像を挿そうと思っていたのですが、その材料である健康診断の結果を職場に忘れてきてしまったので、無しです。そもそも、写真の一枚でも撮ればよかったのにと思うのですが、いかんせん、今朝目が覚めたのが8時20分頃でして。メシを食うくらいが精一杯でした。しかも、外は降り続く雨。昨日の長い一日の日記も書きたかったけど、到底叶わない話です。
 出勤したら、MSのオペレータSが病欠でした。ふうたろうは黙々と抽出作業をし、終わってから、一休みして、MSの方のお仕事を。暇でなければ、しんどさも少しは忘れられます。


 で、健康診断(血液と尿の検査)は、異常なしだったのですが、有機溶剤を使う人用の尿検査で、メチル馬尿酸という物質を検査していることを知りました。ふうたろう、メチル馬尿酸についてはまったく知りません。辞典を見てみると、馬尿酸についての記述のみあります。

馬尿酸:薬科学大辞典p.1240

 グリシンと安息香酸が酸アミド結合したもので、動物に安息香酸を投与したときの排泄形(グリシン抱合)である。

 しかし、ふうたろう、安息香酸なんか、作業では一切使ってないです。そこで、馬尿酸について、生化学辞典で調べてみると、

馬尿酸:生化学辞典p.1066

 ウマをはじめとする草食動物の尿中に多量に含まれるのでこの名があるが人尿中にも少量含まれている。(中略)食品添加物などとして摂取された安息香酸が肝臓中においてATP,Mg2+,CoAの共役下でグリシンとペプチド結合して生成する。この生成現象は哺乳動物の肝臓における安息香酸の解毒反応であり、摂取された安息香酸は馬尿酸として尿中に排泄される。肝機能障害があると、グリシンの生成が不十分になるとともに、馬尿酸合成能力も低下するために、患者に安息香酸ナトリウムを負荷したのち、尿中に排泄される馬尿酸量を測定する肝機能検査法が知られている。(略)

 つまり、安息香酸の解毒作用の強さを以て、肝臓の働きの指標とするということですね。何で、メチル馬尿酸なのか解らないけども。
 でも、そう思って、念のためインターネットで「メチル馬尿酸」を調べてみたら、
 有機溶剤中毒予防規則
 …というものを見つけました。ビミョーに嫌な予感がしますが、メチル馬尿酸の検査はキシレンを使っている場合に適用される検査みたいです。ふうたろうが日頃使っているのは、トルエンであり、キシレンなんかそもそも職場の中にすらないのではないかと。トルエンの場合には上に挙げた馬尿酸を検査するみたいです。
 ヾ(℃゜)々
 ってことは、あの検査は、犬死にですか。誰だよ、この検査やろうって言ったのは(滅


天気:雨(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

Comments are closed.