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勝ち逃げ(狩場山【フモンナイ岳経由コース】:北海道後志支庁)

2013年 4月 30日

 水は残り少ないので、外に無尽蔵にある雪を使います。たかがレトルトカレーと白飯を温めるだけの熱媒体なので、多少汚れていてもいいのですが、まあ、エビのしっぽなら細かい枝葉を含んでないのでよりいいでしょう。
 そして、16分加熱の白飯を入れて数分。


 突然暴風が吹きました。テントがゆがみます。これ以上強くなったら、また一切経山の二の舞になりかねません。いや、今回の急変はあの時以上です。


 というわけで、テントが飛ばされないように、中に荷物を入れたままテントを畳み、ザックに突っ込みます。しかし、雪がいきなり猛烈に降ってきて、1分経たぬうちにザックの入口が雪でイッパイになりました。


 出発時刻は4時前でした。正確な時刻を確認する間もなく天候が急変し、昨日確認した方向に向かって下山です。
 しかし、想定というのは重要ですな…


 少し標高が下がったところの広い尾根まで行くと、風が弱まり一安心。テントを張っていたところも、決して身体が吹っ飛ばされるレベルではありませんでしたが、あれ以上強くなったらまずい。トラウマですな…。


 だだっ広く、やや急な坂を下る道です。暗闇やガスの時にはできれば入り込みたくないけど、あのテン場(?)で風に切り刻まれるよりはマシです。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 こんなところで…(自主規制


 (自主規制)の間に雨が降ってきました。早く下山したい…



 方位磁石でしか進むべき道が確保できないので、くらいとかなり辛い…。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 雪なしヤヴ漕ぎゾーン…(滅


 ああ暗い空黒い雲(ヴォー読み


 林道に降り立ちました。



 この辺りは雪が少なくなっているので、ショートカットは難しいでしょう。


 雨が強く降ってきて、カメラバッグがずぶ濡れです。いや、カメラバッグ「も」、ですがね…


 雪が少なくてショートカットできないので、延々と雨の林道を歩きます。右側から雨が吹き付けてくるのでカメラバッグが濡れっぱなし(滅滅滅


 そしてついに国道に出ました。


 バス停はハコが設置されています。バスは7時15分。26分後です。


 しかし、今日は平日。ふうたろうが乗った賀老通りバス停では2~3人だった生徒が、ふうたろうが下りる寿都バスターミナルでは満員。斜里岳の下山時に乗った清里町のスクールバスよりも浮いている希ガス…


 寿都から長万部に戻ります。長万部駅のコインロッカーに、パソコンや着替えなどを突っ込んできたので、それを取ってから次の地へ向かうのです。
 しかし、どこへ行くにしても、全道雨(じと目


 とりあえずハラが減ったのでメシです(朝は暴風だったので途中でメシを切り上げた)。


 このサビレた感じイッパイの場所は旭川駅前。昔の旭川駅はアプローチが楽だったのに、無駄に拡張して使いづらくなっています。ペデストリアンデッキ付き、駅ビル付きのデカい駅が最近全国で流行りだけど、デカい方がいいって、ソ連の影響か?(じと目
 ふうたろうは駅は電車が乗り降りできれば良く、買い物客の需要は駅前の商店に満たしてもらえばいいと思っていますから。


 夜、旭川の友人に会って、ラーメンを食いました。茨城県にいた頃からの友人です。突然呼び出したので、いつかは計画を立ててしっかり時間を取らねばなりませんね。
 最期は雨と雪にたれたけれども、昨日の会心の一撃で取った得点で逃げ切りました。あれだけの風景が見られたなら、この先ずっと雨でも、悔い無しです。
 #279狩場山クリア。


天気:雨時々やむ(北海道後志支庁島牧郡島牧村・寿都郡寿都町・渡島支庁山越郡長万部町・上川支庁旭川市、室蘭本線・函館本線など)

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