アヴラのお坊さん(何)(備後吾妻山【森脇(旧道)バス停ヤヴ漕ぎコース】:広島県)
夜行バスが広島バスセンターに到着です。広島バスセンターは広島駅からかなり離れていて、位置的には広島城に近いでしょうか。
ふうたろうはここから日本300名山・備後吾妻山の玄関口である備後庄原まで行かねばなりません。
バス到着8時前。朝飯を食わないと馬力が出ないので、周囲を物色すると、ラーメン屋がありました。辛いラーメン一杯。
8時45分発の高速バスで備後庄原のバスセンターまで行きます。バス停名としては、「庄原バスセンター」でしょうか。JR備後庄原駅とは50mも離れていません。
この通り、接続は非常に楽です。ただ、電車の本数は驚きの少なさなので、事前に調べておくのが吉です。
しかし、ふうたろうは庄原バスセンターからさらにバスに乗り継いで、「道の駅たかの」行きの備北バスに乗ります。その始発は、土日は11時25分。登山には不向きかも知れませんが、幸い、備後吾妻山は登山口から近く、直下に国民休暇村とキャンプ施設があるため、これでも十分なのです。
さて、思ったより天気の回復が遅れているような気もしますが、今日目指すは、吾妻山国民休暇村のキャンプ場です。そんなに長い旅程ではないはずです。焦らずたゆまず、行きましょう。
これはタツナミソウ(シソ科)でしょうか。1週間前にいた北海道は雪に閉ざされていたけど、ここはもう初夏のように蒸し暑い…
車道歩きをしているといろいろな発見があります。
標語で選挙は浄化されないのですね…。
ワスレナグサ(ムラサキ科)のピンク型でしょうか。近くの生け垣から種が飛んできた…か?
さて、ここから左側に続く車道を延々と歩けば、いつかは国民休暇村に着くはずです。でも、漫然と車道歩きする趣味はありません。
一応地図にはちゃんと道があるんですから。ね?(黒ハート
さて、ここがふうたろう系登山道の入口です。出てくるのは魔物かケモノか(黒笑
そこかしこに藤の花が咲いています。藤と言えば、公園とかの藤棚くらいしか知りませんでしたね、それこそ昔は。
天然のタラノキですか。もちろん、採ったらこの場からはなくなってしまうので、採りません。ふうたろうがここから持っていく理由はありませんから。
さて、ここからまた二叉。左へ行けば尾根筋(ばかりではないけど)、右へ行けば谷筋。何となく谷筋を進みたいですが、どうもそちらは人家を通り抜けなければ行けなさそう…
とりあえず、さっきの地図の赤線の通り進みます。そして、北海道で買ってきた六花亭のマドレーヌでHP回復(何
撮り方完全に失敗していますが(滅)、イカリソウ(メギ科)です。
これはおなじみ、ムラサキケマン(ケシ科)です。いやあ、夏としか思えないけど春ですねえ(黒笑
ネコノメソウ(ユキノシタ科)の、花が終わって熟したものでしょうね。ネコノメソウのこの独特の形は好きです。
ここまでヤヴに突入すれば、多少採ってもいいかなと思ったけど、ここまで開ききったコゴミはさすがに食うには…
ヤヴといってもね、ここにはちゃんと人が生活を営んでいた跡があるんですよ。耕作放棄されていますけど。
理由はいろいろ。そして、一軒の廃屋が倒壊寸前でたたずんでいるという事実。
この先の道を若干不安に思いつつ、足もとをふと見ると、イモリが。触るとしっぽを立てるんですね、これが。
踏んづけられないように気をつけろよー
って、こんなところ通るのふうたろうだけか(藁
これは何虫かな?やっぱりふうたろうが近づくと逃げます。わざわざ踏んだりしねえっぺよ。
ヌオッ(゚皿゚;)
想定外のウルトラデラッ(略)ヤヴ漕ぎゾーンですがな!
でも、人が足を踏み入れた形跡だけはちゃんとあります。行って行けなくはないのだっ(`・ω・´)キリッ
この花はアケビですか?ヤヴの中に咲いていました。掃き溜めに鶴ってやつですかねー(ヴォー読み
一輪だけ、大きく変わった花。
※この花の名前を翌日のコースで出会った人に聞いたが、忘れてしまった
ミヤマハコベ(ナデシコ科)ですかねえ…。こんなにイッパイ花があるなら、花スペシャルにすればよかったな…。
ユキザサ(ユリ科)。東北地方を差し置いて、こちらで初夏の花たちを見るとは思いませんでした。西日本出身のふうたろうなのに、西日本の山ことほとんど知りませんね。
これはナツトウダイ(トウダイグサ科)でしょうか。
花、多いっす。
チゴユリ(ユリ科)。ふうたろう山行史上4回目の初夏を迎えています。
ヤヴの中を抜けているので、正確なルートを把握できません。しかし幸い上り坂なので、上に向かえば林道にぶつかることだけは確かです。そして、人工物があるので、ここは人が足を踏み入れていた場所であることも解ります。
このすすけた看板は、もうこのルートが相当昔に消滅したことを物語っていますな。なんで俺はこんなところ歩いてきたんだと。
これ、谷筋の破線ルートっぽいです。こっちから行ったら行けるんですかね…。それとも、やっぱりヤヴ漕ぎゾーンなのか。
ここです。
崩落しまくっていますが、何とか通れなくもない。とりあえず、歩行者はここには来ないという方向で動いているみたいですね(じと目
モンベルの会員カードがあると、ウェルカムドリンクとかのサービスを受けられるようです。一杯400円のリンゴジュースを飲ませていただきました。
休暇村の宿舎内の売店で売っていた一パック300円のコシアブラを買っておきます。野菜は不足しがちなので。
ニンニク持ってくるの忘れていたので、広島バスセンターのビルの中にあった売店で買っておきました。しかも東城町産の、国産のニンニクの乾燥品!ま、広島市に出て、また二つ隣の比和町に舞い戻ってきた感じになるわけですがね(藁
(゚Д゚メ)ゴルァ
ニンニクだけやのうて唐辛子も忘れとるやないか!
♪アヴラ汗のスゴいお坊さんが
恋を忘れた憐れな男に
シビれるような香りイッパイの
黒い色した飲み物を教えてあげました
やがて心うきうき
とても不思議この胸
(以下略)
※コーヒールンバを多少改変しています。
さて、空も青いしココアルンバも歌ったし、散歩でもしようかな。
そういえば、休暇村の受付で、奥のテン場は使うなと言われてたっけ。なんでカナーと思ったら、これでしたか。陥没してますな。
またネコノメソウ。下の方と違って、こっちはまだ開花期ですかな。
休暇村の方に行ってみようと大池のほとりを通ると、鯉が口ぱくぱく。
とりあえず、たんぽぽの花びらを与えておきました。
♪どんな花よりたんぽぽの 花をあなたに 贈りましょ(黒ハート
ここはひょうたん池。鯉が暴れ回っていた池より静かです。水の汚濁度は大して変わりありませんが。
森の向こうに平原があったので、ヤヴをかいくぐって出てみるとあら不思議(ぇ
ミツガシワ(リンドウ科orミツガシワ科)で埋め尽くされた沼みたいなところ。
そういえば、このリンドウ科かミツガシワ科かって話、アポイ岳のジオパークにいた管理のおっちゃんたちが、「今はゲノム解析(DNA解析)で分類するようになったから私らのような人には訳がわからなくなった」みたいなこと言ってたのを思い出します。生物学と言えば分子生物学こそ的な風潮は、確かに感じなくもない…
休暇村の売店にはこんなものが売ってました。まあ、あえてノーコメントで。
さて、この草原を散歩しようかな。
そういえば、おばちゃんが20mくらい離れていても聞こえるくらいのボリュームで、「夏の想い出」っぽい歌を歌っていました。
♪霧の中に浮かび来る 優しい影 遠い空
…なんか違う気が(アヴラ汗
天気は回復したと思ったけど、やっぱり絹層雲がウロウロしています。日も長く暖かいので、それでもけっこうな数の人が散策しているようですが。
小高い丘に上がって宿舎の方を見下ろしてみます。
なかなかの景色ですね。
横に撮るのと縦に撮るのとでは雰囲気が変わります。実はさっき、宿舎のホールで写真の雑誌をちょっと読んでいました。
しかし、なぜこの辺にはこんなに池が点在しているのでしょうか。
多少湿っていてもメラメラ。くべ方がしっかりしていれば、火は比較的たやすくつくものです。どうしょもなく湿ってたらダメですがね。
日没は19時過ぎです。真上には絹層雲が漂って、西の端は青空。
それはどういう意味かな~(にやり
夕焼けがきれいなパターンです。しかし、どうも更に西の方が煙った感じになっているのか、赤になりきりませんね。
ま、いいか。誰もいないこのキャンプ場の芝生でゴロゴロしながら写真撮れるなんて、贅沢ですわ。
備後庄原駅前の売店でさりげなく買った備後名物「乳団子」を、少々ハラが減ったので食べますが…
米粉はアメリカ産米が入っています。ミニマムアクセス米が回ってきてるんですかね…。国内向けには減反勧めながら米輸入とか、何の冗談か。
…とまあ、暇な山行なのでいろいろ遊びながら過ごしましたと。今日は長い夜行バスで足も浮腫んで疲れているので、明日に一気に縦走スペシャルかまして、楽しむのです。
天気:くもりのち晴れ、未明雨(広島県広島市・比婆郡比和町)
北海道から今度は広島迄行ったんですね。
若いから体力の回復が早いのかなぁ。
私は12日は山の支度はしましたが、疲れがとれずに自宅でゴロゴロしてしましました。
いい天気だったんですけど、仕方ありませんね。
父は39度の熱は下がりましたが、まだ微熱があって、脳出血をして今年の6月で丸6年。
ご心配ありがとうございます。
私もそろそろテン泊がしたいなぁ。
chiakiさん、だいたい北海道に行ったときは反動で反対側に行くことが多いです(笑
もっとも、2009年くらいまでは根性足りなくて、北海道遠征の後は梅雨明けまで山を休んでいることがほとんどで、山好きだなんて口が裂けても言えない状況(のはず)でしたが(アヴラ汗
体力は、山に登りながら回復させるんです。だいたい疲れるのは下界だし。しかし、去年の晩夏頃はかなりキツかったですね。暑さでバテていたし、実際にいつまでも残暑きつかったし、天気が良すぎて休むに休めなかったし…
山に登ってレポートを書いて、というのだけを繰り返せれば、アホほど楽なんですが、世の中そんなに甘くないという。
39度の熱、まるでインフルエンザのようですね。あるいは肺炎や気管支炎などでも出ますか。我が父ももうそういう歳なのですが、誤嚥性肺炎などでリスクを上げないようにしたいですね。我が父はそれでなくても糖尿で免疫下がってそうですから。
今週末は、4月に逆転負けした鍬崎山に再度アタックしようと思っています。