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今日はこれでいい(乗鞍岳:長野県)

2010年 9月 12日

 じっと出来ないふうたろう。家を抜け出し、向かう先は…
 ここは山梨県。しかし、向かうのは乗鞍岳。まだこれから中央線にしばらく乗り続けなければなりません。
 それにしても、朝4時に起きて、小さめのおにぎりを握って、4口くらいの米を食べてきたのですが、やはり、食後きっちり1時間半をピークに、気分が悪くなります。十二指腸なのか胃なのか、とりあえず何処の何がどういう原因で悪いのか、何一つ医者に相談しても解らないので、苛立っています。
 というわけで、とりあえず、今日は軽めの山ということで、乗鞍岳を目指すのです。


 松本に到着。山梨・長野県境あたりで雲が多くなったので心配しましたが、意外と晴れ間も多いようです。しかも、空は澄んでいる。


 新島々駅前でもこのとおり。ここから乗鞍高原方面目指します。
 ところで、乗鞍岳の畳平まで往復で行くのであれば、アルピコバスの窓口で2日間のフリーパス(5000円)を買うようにした方が得です。


 この空がいい。快晴もいいけど、これもいい。


 観光センター前。ここで畳平(山頂)行きのバスに乗り換えるのですが、降車の時に膝を思い切りぶつけました。まさに、登るから負傷。


 観光センター前の駐車場はかなり車が止まっています。でも、今日は妙に静かな感じもしますな。落ち着きます。


 20分ほど待ちで、バス乗車。恐らく、山頂方面は雲の中でしょうから、今のうちにバスから景色を撮るのがいいでしょう。


 まだそこそこ天気はよい。雨だといわれていたのに、これであればずいぶんマシ。


 澄んだ空に輪郭のはっきりした雲。


 でも本当はこういう風景は自分の足で見に行くべきだと、いつも思う。


 終点・山頂(畳平)のひとつ手前のバス停、肩の小屋口。どうせ下山は畳平なので、せめて少しは歩くルートを変えようかと。


 しかし、さっきまでの晴天は嘘のように、曇っています。


 いいえ、嘘ではありません。下の方は雲の隙間から見えるけど、よく晴れています。


 常時曇っているわけではなく、時々雲が途切れます。


 うっすら肩の小屋が見えています。晴れていれば気分はかなり良いのでしょうね。


 本当に下の方は良く晴れています。


 肩の小屋。肩の小屋口バス停から20~30分。


 休むほどのことではないと判断し、そのまま乗鞍岳山頂・剣ヶ峰へ出発。


 しかし、ガスが濃密。それに、頭が痛い。軽い高山病だ…。少し休むと少し軽くなる。


 雲の隙間は登り始めの頃よりも狭くなる。


 明るくはなるけども、青空まで見える機会は少ない。


 でも、たまに遠くまで見渡せる瞬間もあります。この瞬間、なぜかとても清々しくなります。
 …そうですね、胃がムカムカして、それが治まった時の清々しさに似ていますね。


 山頂まであと1000歩らしい。1000を数えたのがスゴいと思いますが。なお、2000歩の標もあります。そして、この辺り、クマ出没注意、だそうです。


 山頂間近の山頂小屋。閉ざされていたのでスルーですが。


 山頂までは意外とあっさり。そして、登り詰めた瞬間だけ、少し晴れました。


 3026mの乗鞍岳山頂。見事にガスで何も見えません。


 神社。風が強いので風よけになっていただいています。


 風が強い上にガスで何も見えないので、下山。眼鏡が曇りまくるので、この風景は写真を見直して改めて確認というわけです。


 肩の小屋の休憩所に戻ってきました。この赤い屋根は、その手前の何かの建物ですが。
 青空は見えていますが、ただの見せかけです。


 休憩所の中。そばなり何なりが食べられるそうですが、今のふうたろうの状態では無理。


 休憩所兼土産物屋で乗鞍岳のバッジをゲットしたら、畳平にGo!しかし、さっきにも増して濃密なガス。


 それでも下は晴れている。


 しかし行く道はやっぱり五里霧中。


 さて、少しでも登山道らしいところ、歩きますか。身体にスイッチが入らないままなので、歩く気力もあまりないのです。これでもまだ景色が良ければ、近くのピークを踏んでいけるのでしょうけど…。


 濃密なガスの向こうに木道があります。


 ガスが濃淡を繰り返している中で、屋根っぽいのが見えています。


 木道はお花畑散策のための道でした。おばちゃんたちの記念撮影を手伝っていきました。


 屋根はあの畳平のおみやげ屋でした。この坂というか、階段、意外とキツいです。


 畳平のバス停も濃密なガス。晴れることさえありません。


 中に入って、一服。温泉卵があったので、ちょうどふうたろうの胃にはよいだろうと。


 バスの時刻15時5分まで15~20分ほどマッタリ。


 結局山頂散策の間、太陽は殆ど拝めないまま、帰りのバスです。


 さっきの肩の小屋口まで下りると、このとおり、一気に晴れました。もう少し経てば、山頂も晴れたのかな?


 ハイマツ帯がスゴいのですが、先週の仙丈ヶ岳で十分味わっているので、今日はいいのです。それより、今日は山歩きが少しでも出来ただけで上等です。


 下りのバスで眠りこけて観光センター前。晴れ間が広がっています。


 しかし山頂方面は雲が盛り返してきました。


 旅愁に浸りながら新島々駅まで戻ってくると、そこではもう空はマックラ。やっぱり日本海にあんなにデッカい前線があると、だめみたいですな。


 このあと、松本を経由し、スーパーあずさで帰宅という運びになりますが、茅野~小淵沢直後あたり(19時過ぎ~19時半前後)で具合が悪くなってしまいました。約15分ほどうなだれます。確かに、18時頃プリンをがっついたのですが、食べる量とスピードと食べものの質に依存するのでしょうか。
 そしてこのあとが大問題。立川駅下車の際、財布を落っことしました。財布はあずさに単独で乗って新宿まで。立川駅の駅員に腰低くお願いしながら連絡を取ってもらい、立川到着30分後くらいになって、新宿に向かいました。
 この一連のエラーのせいで、帰宅が1時間半も遅れました。何のために特急に乗ったのか解らんではないか。
 帰ったら23時。たかが2時間のハイキングだったけど、やっぱりオチが付きましたな。


天気:くもり時々晴れ(長野県南安曇郡安曇村・松本市・岐阜県高山市・東京都立川市・新宿区

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