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国民大集会

2006年 5月 27日

 今日は昨日のビアカンペシーナ国際フォーラムに続き、国民大集会。雨が断続的に降る中、出店(便乗している屋台は別として)、実行委員や参加者はとてもよく頑張っていました。地面はブルーシートが張られ、ぬかるみ対策はされていましたが、かなり実際は厳しいようです。

 会場のステージでは何とかサンバという歌(踊り)があって、ビミョーな雰囲気でした。

 一方、出店の方では、農民連の産直メンバーが威勢良く、静岡の細江はデコポン、甘夏を1個50円で、レモンを100円で売り出していました。茶色の傷みたいな模様があったり、黒い斑点があったりして、見かけは良くありませんが、農薬を減らしてがんばっているのかなという努力が見えます。茨城県南農民組合では、大豆菓子を売っていました。これは素朴ですが、意外と美味いのです。特に、砂糖をまぶした炒り大豆が、美味い。隣に千葉県連が赤飯やおかきを売っていました。胃もたれしてる僕は食べられませんでした。そして、庄内(山形県)は笹巻きという餅米を使った食べものを売っていました。チマキのようですが、少し違います。これに黒蜜ときなこをまぶして食べましたが、なかなか乙な味です。

 農民連本部のブースには、イネの苗で「九条」と書いたものが。身内贔屓ですが、やっぱり違いますね。良いのですね、これが。

 小雨ぱらつく中、デモ行進。代々木公園から明治公園まで。3kmほどだそうです。参加者が50000人ほどいたそうで、一番最初に出発したデモ隊がゴールに着く頃に、最後尾が出発するという長さ!先頭の人は、最後尾が来るまで2時間近く待っていたそうです。すごいですね。

 道路は交通規制され、一部の道路は完全に通行止めでした。ある人にとっては単なる「迷惑」でしょうけど、そんなこと言っている場合ではないと解るときがいつか来るでしょう。

 今、教育基本法が変えられようとしているということで、それに反対する人が多くいました。「愛国心を強制する」こと、「国や企業など、『上』の立場にいる者の言うことに従順にさせる」こと、などを危惧しています。
 教育基本法の改正について、僕から言わせれば、政府側の人間には道理に基づいて国民を納得させる能力がないから、このような圧政的な態度に出ていると考えざるをえません。北朝鮮や旧ソ連のような「共産主義もどき」はやめなさい。いや、納得も何も、道理がないから納得させられないのか、そりゃよけい「北朝鮮」化するわな。
 一つ言っておきたいと思います。共産主義がどうとかで、自民党や公明党が共産党をどうのこうの言っていますが、北朝鮮や旧ソ連の「共産主義社会もどき」を目指しているのは、共産党ではなく、自民党や公明党の思想です。それは私有財産の否定という面ではなく、思想弾圧的なところです。上意下達の社会を当然視し、労働者が企業に権利を訴えようもんなら、ネスレのようにその労働者を弾圧。政府を批判するビラを配っていたら警察が尾行してなぜか逮捕監禁。正当な政党であればこんなこと放っとかないよねぇ?というわけで、毛沢東を絶対「崇拝」していたかつての中国、財界や国家に絶対「服従」させようとする自民党や公明党の考え方。何が違うのかな?国会で少数派(政党)の意見を打ち切ったり、教育現場で日の丸・君が代を押しつけたり、ああ、恐ろしい。

 終わった後は、茨城の仲間で東京の電車をうろうろ。「話が違う」とかごねながら、上野駅構内のファミレスみたいなところで落ち着きました。初めての組み合わせ。変な感じ。

天気:雨時々曇り(茨城県取手市・東京都渋谷区・台東区)

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