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どうにもならないのは人間の方かもしれない

2011年 3月 24日

 今朝、炊飯の準備を忘れていたので、残っていた餅に残っていたきな粉をまぶして食べたら、胃もたれした。さすがに餅5個と砂糖たっぷりのきな粉は攻撃力が高すぎたかもしれない。しかも、ここ数ヶ月、充分な睡眠が取れない。眠りが浅い。
 出勤しようとしたら、やたらと近くのスーパーが騒々しい。何と、また、買い占め軍団が並んでいる。しかも、今度は隣のドラッグストアまで列ができている。さすがにウンザリしてくる。最初はまあ、怖いのも仕方ないか、と、情状酌量の余地もあったけど、いいかげん連続すると鬱陶しくもなる。怖いのはてめえらだけじゃないぞと。
 でも、彼らに怒りをぶつけても仕方ないのは、もちろん判っている。すべては放射能汚染を判っていて原発を推進してきた勢力の責任だから。利用者側には、電力を選ぶ権利はないので、責任はないか、あるとしてもそれは知ろうとする努力ができなかった、という程度である。


 ところで、出勤してからも非常に具合が悪い上、農薬の分析ではなく、放射能の分析ができないかという問い合わせが1時間弱の間に3件ほどかかってきた。
 …ぶっちゃけ、自分ところの組織の分析施設なんだから、そんなもの導入していないことくらい知ってるはずだろうに…、と、できもしないことを要求されていることと、もはや為す術もない自分の無力さとにイライラする。ただ、本当のところを言えば、実働に向けて動いてはいる。しかし、その中途半端で、できるのかできないのか歯切れの悪い態勢のまま、受け入れようとしているのがもっとも腹立たしい。日にちを切って、いつから、どういうマニュアルで、どういう受け入れ態勢で、という作業の流れをハッキリさせないから混乱するのである。この職場のこういう類の段取りの悪さには嫌気がさす。今回に限らず、マスコミ関係や外部の来客があるとき、特別な分析を行うときなどは特にそういうことが多いので、辟易している。
 …イライラしすぎて、ただでさえ悪かった体調が更に悪くなり、10時50分に早退。正直やってられないという思いと、実際に頭がクラクラして気分も悪いのとで。煮え切らない対応にこれから数時間耐え抜く自信も、当然ない。
 しかし、この放射能騒ぎがこれから当分の間続くことを想像するだけで、嫌になる。施設が不十分で、出せるデータにも限界があることは許せるとしても、この段取りの悪さだけは耐えられない。しかも、それをふうたろうがどうにかできると思えないところが無間地獄だ。
 …本気で逃げ出したい。
 放射能からも逃げたいけど、この事態からこそ、逃げ出したい。


天気:くもり(東京都板橋区)
覚え書き:バスとタクシー予約(安平路山)・I奥さんから電話

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