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赤の絶壁(茶臼小屋畑薙大吊橋コース:静岡県)

2011年 7月 18日

 夜、やっぱり何度も目が覚めました。気分が悪いとかじゃなくて、蒸し暑さと眠気の弱さとで。窓を開けていても、若干暑いという。寝袋を蹴脱いだままだと寒いし、被ると暑い。困ったもんです。しかも、恐らく、寝がけに騒いでいた2人ほどのKYが夜中になってふうたろうの近くに移動してきて、ただでさえ浅い睡眠の邪魔をするし。「バカなのかおまえら(゚Д゚メ)ゴルァ」と言いたかったけど、夜中なので、ダルいのでやめました。
 そして、夜中1時頃、空を見ると、満天の星空。…というわけでもなく、若干低い雲が西から飛んできていました。夜明けまであと3~4時間、持つかなあ…


 しかし、翌朝起きてみてこの空。どうやら、天気、持ったようです。くもりか霧のち雨、という静岡県の山の天気予報(普通にテレビで流れる)に、今の時間帯の天気は含まれていませんでした。


 起き出したみんなで茶臼小屋の大開放を楽しみます。


 ほんとは、写真を何枚も定点で撮って、ぺらぺらマンガ風にコマ送りすると、動画のように見えるんですよね。次、試してみようかな。


 富士山の山頂には、さっきまでカブトガニのような雲がかかっていたけど、尻尾が切れてしまいました。


 まったく何もない空より、こういう混じり気のある空が良いと思います。


 小屋も空と一緒に赤くなります。


 時間を追って、赤くなる雲の位置も、その赤の種類もどんどん変わっていきます。


 光の当たる角度なんでしょうね。


 もちろん、時間を追って明るくもなるので、露出を抑えないと飛んでしまいます。


 上空には、ふうたろうの好きな絹積雲があるようです。


 左端の稜線がザンネンだなあ。


 上から火が噴き出すような朝焼け。この朝焼けは、夏に多く見る気がします。


 変わりゆく朝焼け。


 太陽が出るか出ないかのところです。


 やはり左端の稜線がザンネン。


 下層雲も焼けています。


 その色も刻々と変わります。


 山の向こうにはもう太陽があるでしょうか。


 富士山にかかる笠まで赤くなりつつあります。


 こうして、崩れかけの空は、スーパーノヴァのように輝きます。最後の輝き、みたいな。


 下層雲が無くなってきたので、上層の絹積雲だけが炎を吐いているように見えます。


 すぐ側をガスの切れ端が通過中。それがまた赤くなっています。


 太陽も完全に昇りきると、宴も終わります。もう少しです。


 色が褪せてきました。


 最後の雲が赤からオレンジや黄色へ。


 そして、小屋に日が当たる…


 トイレも焼けている…


 …というわけで、ふうたろうは猛烈に腹が減りました。そして、いったいどのくらいぶりか、小屋の食事というものを食べます。朝食は1000円。よく考えたら、どこかのまずいビジネスホテルの食事も1000円だった気がするので、この内容であれば、安すぎるほどですな。


 テレビで女子サッカーが放送されていました。どうやら、後半19分くらいにアメリカに先制されたようですな。
 外を見ると、もうさっきの朝焼けは消えて無くなっていました。


 さて、小屋をあとにしましょう。
 ふうたろうは遅めの出発です。7時くらいに出ても余裕でバスに間に合ってしまいそうなのですが、5時52分頃に出ました。たまたまふうたろうが出る間際に、このあたりを行き着けている3人組の男女がいて、冬道を通るというのでついて行ってみました。


 茶臼岳にも冬道があるのか、と思いながら、向かっています。


 確かに、ハイパーヤヴこぎゾーンです。しかし、色んなところで知らぬ間に突っ込んでいるウルトラヤヴこぎゾーンに比べたら、屁でもありません。


 しかし、このあたりはギョウジャニンニクが大量に生えています。月山の本道寺コースを思えば、植生の標高が1000mくらい違うんですね、きっと。


 踏み跡は獣道程度。尾根づたいに歩くと、踏み跡がそのうち夏道に繋がるようです。


 ほんとですね。夏道に繋がりました。そして、そう思ったら3人はスピード上げてどんどん下っていきます。速い…!


 茶臼小屋の案内板。
 そういえば、茶臼小屋のマスター、いい人だったな。人が少ないときに行って、山の話をイッパイ聞きたい。


 水場…なんだろうけど、ただのぬかるみですよね?使い物にならん。


 ごっつい急坂の樹林帯。南アルプス、この樹林急坂が多くて、本当に修行です。大無間山や黒法師山などは厳しそうだなあ…


 そして、横窪沢小屋に到着。思っていたよりも立派な小屋ではありませんか。


 しかもイイ天気。


 小屋に着く直前あたりで、さっきの3人に追いついて一緒に小屋にたどり着きました。そして、このヨツバヒヨドリに止まっているアサギマダラの蝶を教えてもらいました。奄美から渡ってくる蝶だそうです。


 小屋から可愛い女性が出てきました。話を聞かせてもらったら、仕事も辞めてこの小屋でアルバイトで働いているとか。将来就きたい仕事もあるとか。
 こういう小屋に勤めている人って、そういう目的意識が強い人が多くて、尊敬するなあ。いつまでも決心が付かずに諦めた自分が非常に惨めで情けなくなる。でも、さっきの3人のうちの一人の女性
 「そんなこと言っても、やっぱり生活があるから、簡単にはやめられないよねー」
 でも、その不安を振り切ってこの小屋レディーはがんばっている。かっこいいと思う。


 しばらくここでマッタリしていると、茶臼小屋でふうたろうの隣の席番だった静岡の夫婦がやってきました。そして、2人と色々話していたら、ふうたろうを静岡まで連れて行ってくれるという話になりました。これで、ゆっくり話ができますね(笑


 しかし、2人はゆっくり歩くというので、ふうたろうは先に進めといわれました。ということで、先に進んでいます。


 横窪峠。ここまで、短いけど上りの急坂あり。


 横窪峠からの下りも恐ろしく急坂です。谷は崩壊している部分も。


 この鉄の階段、時々斜めになっているんですが。


 ウソッコ沢小屋直前の吊り橋。あれを渡ればあと10mくらいでウソッコ沢小屋。


 沢の水はどこも清らかです。でも、頭をよぎるのは、ずっとこの大地を広く汚染した放射能。セシウムはこの清らかな水に溶けても、見えることはありません…。未熟な原子力技術と、それに傲慢な人間と、何も考えていなかった自分とに、悔しさがにじみますな。


 まあ、ずっと流れている沢だから、放射性セシウムは殆ど含まれていないでしょう。とりあえず、滝で写真撮ります。


 秋とかに来ると、紅葉と滝がきれいでしょうね。波に揺られて、離れて、寄って…


 ウソッコ沢小屋到着。


 これは便所。


 中は広めの立派な小屋です。


 取っ手が自然の木です。


 これが水場。誰が引いてくれるんだろう。橋にしても登山道にしても、誰かが整備してくれているんだよね。ありがたいことです。


 しかし、このトイレはひどい。後ろの斜面にそのまま垂れ流しです。小屋の周りも心なしかゴミが多かったので、拾って回りましたが、このトイレの裏は、もはやふうたろうの手には負えません。


 100リットルのザックを置いて、2人が来るのを待ちます。


 空には雲がかなり多くなりました。横窪沢小屋の天気は幻だったのかなあ。


 2人が来ても休憩時間があるので、腹も減ったし、即席パスタを調製して食べますか。


 一人で待っているのが暇すぎるので、2人のペースにあわせてゆっくり行くことにしました。でも、2人にあわせていると、そんなに遅くも感じませんが?
 ところで、このあたりで落石発生。枝に当たって、木の葉が飛び散りました。危ないなあ…


 沢沿いの道。


 吊り橋も最も多い一局となります。


 曇り空なので光が足りませんが、やっぱり沢はいつ見てもきれいです。


 カメラが濡れなければ、沢もやりたいなあ。


 ゴルジュの上に架かる吊り橋。高度感たっぷり、最高。でも、奥さん、山好きなんだけど高所恐怖症らしい…


 最後の橋を渡ったあと、河原で一服します。しかし、そこへ、めを引きつらせて、敗残兵のように駆け込んでくる兄ちゃんが。事情を聞くと、目の前に熊が現れたのだそうです。
 ダンナはそこでぴーんと来たらしく、さっきの落石の主は、きっとその熊だと。
 兄ちゃん気の毒に、尻餅までついてしまったそうで。
 「一緒に行ってくれませんか」
 と言っている目が、引きつっていましたな…。まーくーの恐怖。


 その後、これまた小屋で話をした別のご夫婦と一服したところで出会って、計6人がごちゃ混ぜになってヤレヤレ峠に向かいます。去年の今頃、朝日連峰を縦走したときも、ドラクエ登山だったなあ、なんて思い出したり。


 これが、有名らしい、畑薙大吊り橋。


 この吊り橋、伯母子岳に登るときの風屋貯水池にかかる、どう考えても業務用の大吊り橋を彷彿とさせますが、あれに比べたら、若干短いかも。


 さっきのまーくーの兄ちゃん、実はその方面の出身らしい。ふうたろうが伯母子岳に登った経緯を話すと、だいたい場所が判るらしい。
 全国制覇をめざすふうたろう、少しではあってもローカルネタで繋がれる強さがあるのかと改めて思ったり。


 大吊り橋のバス停で、結局前を行っていたグループに落ち合います。この下山路は、慌ててもまったくメリットがないという罠。9時20分のバスが行ってしまったら、12時50分までない。
 なお、3人組(さっきのとは違う3人組)の一人の女性から、無印良品のお菓子をいただいてしまいました。ありがたく、ひとつ、この場で食べます。


 これがバス停。


 12時50分のバスが白樺荘に着きました。念のため、このバスは、井川観光協会のバスで、聖平小屋や茶臼小屋、光岳小屋などに泊まると使えるバスです。横窪沢小屋も、使える、のかな?
 →井川観光協会 登山バス時刻表(23年)
 ※台風6号による崖崩れで通行止めになっているところがあるようです。


 この白樺荘で昼飯。腹減りすぎです。イワナの塩焼きとご飯。


 足りなかったので、シカ刺も加えておきました。シカ刺は凍っていて食べにくい。


 さて、これから、静岡駅まで帰るのですが、まずは井川観光協会のバスで絵本の里まで。そこで、横窪沢小屋より一緒のかのご夫婦の車に乗っけていただきます。
 1時間半ほど、色々話をして(意外と山の話はしなかったかも)、静岡駅に着きました。そして、そこでお別れ。またどこかでお会いしますかね。
 …といっても、ふうたろう、まったく偶然に別のところで再会した人は3人しかいません。一人目は屋久島へ行くフェリーの中で会ったあと、翌年武甲山(埼玉県)の山頂で出会った彼。二人目は大峰山の弥山川の途中(奈良県)で出会ったあと、翌年恵那山の雪道(長野県)で出会ったおっちゃん。そして、三人目は南アルプス中岳避難小屋で出会ったあと、2週間後に後立山連峰で出会った彼女。
 ふうたろうの出会いの数からすれば、確率はそれほど高くない?


 帰りは結局新幹線になったのですが、これがまた、ふうたろうの罠イッパイの旅を象徴するようで、高速バスが、このときを狙ってやってきた台風6号の影響で、高速道路の通行止めをくらって4時間以上遅れ倒しているというのです。ふうたろうが高速バスの予約をしようとすると、隣の髪の毛ピンクの女性が教えてくれました。
 帰りの新幹線、ひかり号で帰ったのですが、自由席は鬼のように混んでいる上、やたらと人の熱で温度が上がっています。別の車両のデッキに立って品川到着を待ちます。
 三島駅。ここで、おばちゃん3人が乗ってきます。伊豆の温泉を堪能してこられたようですが、結局駆け込み乗車で再び汗を掻いてしまうという罠です。ふうたろうと同じ憂き目に遭う罠。
 新横浜駅。誰も乗ってこないだろうと踏んでいたけども、弾丸のように飛び込んできた若い女性が目の前に膝を突いて座り込みました。
 (゚□゚;)ポカーン
 三島から乗ってきたおばちゃんが扇子で扇いで言います。「慌ててたんだよね、わかるわかる。」まるで我が子を励ますようなその姿は、べらぼうに微笑ましい。そして、このデッキにいる5人全員、みんなデカい荷物を持って慌てて乗ってきたメンバーで(ふうたろうも発車1分前に改札からダッシュぶちかましました)、運命共同体というわけですなあ。
 なお、彼女、あの大震災の時、震度7を体験したらしい。よくご無事でいてくれたものです。
 品川まで(他の4人はきっと東京まで)、楽しく過ごすことができました。本当に、何が起こるか判らんものですね。


 というわけで、重厚長大な南アルプス3山撃破劇が終わりました。上河内と茶臼はともかく、笊は異常です。あれはできれば1泊して椹島に行きたい。でも、それだと4日必要になるので没なのですよね。
 今回は天気にも恵まれ、朝焼けもすさまじく美しく、たくさんの出会いがあり、心温まる山行を楽しめました。出会った人たちに、ありがとう。
 #145笊ヶ岳クリア。
 #146上河内岳クリア。
 #237茶臼岳クリア。


天気:晴れのちくもり、一時小雨ぱらつく(静岡県静岡市、移動中は含まない)

  1. まーくーの兄ちゃん
    7月 26th, 2011 at 12:40 | #1

    ふうたろうさん、こんにちは。本文中に出てきましたまーくーの兄ちゃんです!
    先日はどうもありがとうございました。
    おかげで楽しい山行となりましたよ。
    敗残兵はないでしょう!?(笑
    でも、怖かった・・・。(笑
    この週末も山行かれたんですね。すげーわ。今週もっすか?

  2. ふうたろう
    7月 26th, 2011 at 14:25 | #2

     どうも、その節は…

     熊はほんとに不運でしたね。敗残兵というのは、まさに熊から逃れてきたというのに相応しい表現だと思いましたが(笑 でも、恐怖に呑み込まれたかのような表情で飛んできたようでしたよ。
     そういえば、帰りの白樺荘の食堂から、奥様が迎えに来てラヴラヴに2人揃って帰っていくところを、そこに居合わせた6人くらいで見ていました。ふうたろうを送ってくださった静岡のあのご夫婦も、「よくこんな道を運転してきたなあ」と感心していましたよ。

     今回の山は関西の台高山脈。樹林帯の低山歩きで、若干天候不順気味の夏だったのでまだマシでしたが、あれが下界で35℃を超えるようなレヴェルだったら、ほんとに死んでいたかもしれません。

     今週末も、もちろん山の予定ですが、天気次第ですね…

  3. 茶臼好き子
    7月 27th, 2011 at 12:11 | #3

    はじめして。こんにちは。
    今月末、畑薙から茶臼方面に行きたい・・・と、道路情報を調べていて、ふうたろうさんのこちらに辿りつきました。

    横窪沢小屋レディーは、小柄な方でしたか?ここ数年横窪で働いているのなら、よく知っています。
    私は元茶臼小屋レディーです(笑)やはり、会社員を辞めて、今しか出来ない山小屋で働き始めて、三件目にたどり着いた小屋でした。

    荒川(南アルプス)や立山にもいましたが、茶臼は良いですよ~。小屋番の人柄がいいので、従業員としてもとても働きやすかったです。

    結婚して夏の山小屋生活も終止符を打ちましたが、今年二年ぶりに遊びに行こうと思ったら、台風の道路通行止め。。。

    山小屋バイトに入るときに、一人で登った(シーズン前なので、それこそ誰とも出会いません)畑薙からの登り。
    あの怖さ(笑)そう、いつクマが出るともわからない恐怖と、たいてい梅雨シーズンで怪しいものが出そうな雰囲気を、今年は二人で行きたいなぁ~と思っています。
    林道を歩いてもいいのですが、できればバスが・・・早く道路が復旧されるのを願うばかりです。

    茶臼小屋の小屋番を褒めてくださったので、うれしくなってつい長々と書かせてもらいました。
    南アルプス南部も人が少なくて雰囲気が良いので、またお越しくださるとうれしく思います(^^)

  4. ふうたろう
    7月 28th, 2011 at 08:35 | #4

     おはようございます。初めまして。
     道路情報で検索しても、ふうたろうはマイカー移動しないので、的が外れてしまわれたでしょう(汗

     それはそうと、わざわざ書き置きまでしてくださって、ありがとうございます。

     横窪沢小屋の女性は、確かに小柄で可愛い人でした。でも、8月11日までいたら、ひとまず終わりだとか何とか言っていた気がしますが…(残念
     茶臼小屋のマスターは、気さくな方でしたね。ふうたろうは同じ山に登ることはほとんど無いのですが、この小屋にはまた来たくなってしまう、と思ってしまいました。ロケーションもいいですしね。赤石や荒川付近の避難小屋などを管理している小屋番も、独特のくせがあってふうたろうはおもしろかったのですが、一緒に仕事するのとはまた違うのでしょうね。

     南アルプス、光岳から荒川岳の核心部は3回の訪問でガッツリ歩きました。しばらくは訪れないかも知れません。深南部の大無間山、高塚山や黒法師山などが目的の山として残っているので、南アルプスといえば、そのあたりでしょうか。

     それにしても、小屋スタッフ、踏ん切りを付けてやろうとするのは、やっぱり尊敬します。

  5. ☆Pegasus☆
    7月 28th, 2011 at 08:52 | #5

    うわ~~~って大声あげたくなる素晴らしい朝焼けと富士に掛かる笠雲(^O^♪
    素晴らしいですね♪♪♪
    私の知人に富士山写真家の方がいらして、以前北岳まで案内した事があります。
    富士山写真家は、台風の前に山に登り、朝焼けや夕焼けを待つそうですよ~
    でもめったに見る事ができないみたい・・・
    またこの笠雲が富士に掛かると、天気が崩れると言われており、私の経験データでは確かに崩れています。。。
    クマさんに遭遇した恐怖、以前櫛形山へハイキングへ行った時、走りながら下山してきた人がいました。
    小熊を見たから親熊もいる、危険だ~!って言いながら・・・
    私も出来る事なら遭遇したくないですね(^_^;)
    ふうたろうさんは、色々な出逢いを経験されてますね♪
    それに偶然にも再会した人が3人もいるとは、これまた驚きです。
    素晴らしい経験ですね♪

  6. ふうたろう
    7月 28th, 2011 at 09:04 | #6

     ほんとにきれいな朝焼けでした。天気の変化の傾向からして、この日は朝焼けが美しくなる確率が相当高いと思っていたので、これを見た瞬間ガッツでしたね。ただ、左にある稜線が残念です。どうせなら、茶臼岳まで上がっていればよかったと思いました。…が、朝飯があるので無理だったんですけどね。

     台風の前、あるいは長雨が上がる前、山に登ると、朝焼け、あるいは夕焼けが見られますよね。水晶小屋から見たのは秋雨前線が南下する直前、八甲田山で見たのは温帯低気圧接近前、そして今回は2011年台風6号接近前。天気は状態を楽しむのではなく、変化を楽しむもの、つくづく思いますね。

     ふうたろうはまだ熊には一度もあったことありません。そして、今後も会いたくありません。お盆の北海道日高山脈は、しっかり鈴付けて、笛を鳴らさないと…。

     ところで、再会した人のうち最後の女性は、Pegasusさんも会ったことある人ですよ。中岳避難小屋で。そして、その2週間後に、鹿島槍ヶ岳の冷池山荘の手前のところで再会したのです。あれはお互いびっくりしましたね(笑

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