住めば都をDash dash dash
日記が、東京に帰ってきてからの分が丸々残っているので、とてもじゃないが、山に行っている余裕などありません。実を言うと、昨日何とかしたテントのポールだけでなく、時計もバンドが緩んでいて、時々落としそうになることがあります。しかも、猛烈に汗くさくなっていて、とてもとても…(滅 そして、カメラバッグのバックルも折れているので、これも修理する必要があります。あと、年末にプリンタを買ったけど、前のぶっ壊れたプリンタを処分せねばならず…(脂汗
というわけで、ストーリー(何)上順番が前後するけど、日記が終わってから、時計の修理に出かけます。ふうたろうの家の側にも修理屋があるにはあるけど、道具が揃っていなくて、ことごとく断られました。さすが、滅多に人が歩かない道ばかり歩いているふうたろうの時計(黒笑
しかし、ハッピーロード商店街に出向いたら、ちょうど時計を扱っている店が一軒、ありました。同じベルトはなかったけど、金属製のベルトに交換して、ふうたろうの特別細い手首にも合うように調製してもらい、作業完了。ホームセンターなんかに行けば、安く時計のベルトとかは手に入るし、むしろ、ベルトを買うよりも安く、時計そのものを買えます。でも、多くの地を旅してきて、それじゃいかんと、さすがに思ったよねえ?その選択肢を、ふうたろうは採れませんでしたから。だから、ここに来ましたよっと。
順序が逆になるとさっき言いましたが、このゴミの山を表現するにはおあつらえ向きだったのが、プリンタの処分でした。年末、年賀状を印刷しようとしたら、インクが出なくなって、年賀状を数枚犬死にさせてしまったのですよ、あいつは(怒
というわけで、どうにかしてこいつを処分、と思っていたら、このゴミの山があってそこへ…
=⊃☆ノ゚3゚)¨:∴
…じゃなくて、商店街を、廃品回収業者の車が行き来していました。ちょうど外に出ようと思って着替えを始めていたところで、車からのマイクが鳴っていまして、Dash。チャリで追いかけましたよ、プリンタを籠に突っ込んで。
処理費は2000円。まあ、このサイズのプリンタなら、そんなものでしょうか。自治体に頼めば安いとも言いますが、実は、その自治体に頼む、というのがさっきのゴミためとどうも関係があるようです。
このゴミためは豊島区の写真ですが、ゴミの回収を区に依頼すると、時間と場所を指定して置いておくように言われます。しかし、普通の勤め人はその時刻(10時とか)に持って行けるわけがないので、前の晩などに置きに行くそうです。すると、そこに他の人がそれを見て捨てに来るのだというのです。件の廃品回収の人は、そう言っていました。
…このゴミためは、まさに、そのことを言っているのではないのですか?
ともあれ、自分が捨てるゴミを、自分の手を離れたのだから関係ないなどと言うのは、言語道断です。しかし、そのゴミを増やすような経済システムづくりにも、さっきの時計の修理の話にも関わるけど、大きな責任があることは間違いないっすね。修理した方が買うより高いというシステムは感覚がマヒしているとしか思えません。
そのゴミためは、この下町の中を突っ切ってゆく道路建設予定地の中にありました。ここに、渋滞の拠点でも作るつもりか?池袋に行くのに、ここは車の通りが少なくて快適に自転車を漕げるので使っているのですが、それもかなわなくなるのではないですか?
池袋駅近くにある、ゴミ処理場の煙突。近くに寄ると、本当に大きな建物の、大きな煙突です。これは、パルコの前辺りから見ているので、そうでもないけど。
さっき持っていってもらったプリンタは、プラスチックや金属などの部品に分けられ、別の業者がまた回収するそうです。壊して素材ごとに分別する業者と、分別されたものをまた集めていく業者が、分かれているんだって。おもしろそうなので、一度見学したいとさえ思います。
…そう言えば、ウチの職場も、有機溶媒とか有害物質の混じった廃棄物を出しているんだった。その廃棄される様子を、この目で一度は見ておきたいものです。ええ、もちろん、好奇心が9割ですが何か(じと目
池袋まで出てきたのは、東急ハンズにカシメを買いに行くため。カメラバッグのバックルが壊れているので、修理するための道具です。ハッピーロード商店街には、かの時計屋さんのおっちゃんに聞いても、(店の存在に)記憶がないと言われました。そりゃ、そんなものを買う客なんて、普通にいるはずがありませんわ。ましてや、あのゴミためや安い時計の、現代ならばなおのことです。
東急ハンズでは、カシメを買ったことがあるのでいいのですが、寄り道した調理器具コーナーで、セラミック包丁を展示販売しているところに、ふうたろうは釘付けになっていました。包丁のことを語っている販売員の話は、聞くだけで勉強になります。チタン製の包丁なんてものも初めて触らせてもらったし、みんなが砥石として使っている棒みたいなやつが肉の脂取りだという話とか、押したり引いたりして研ぐタイプのやつは茶碗の裏でやる程度のものでしかないとか、そういう小話までおもしろい。刃が欠けたと言うことでクレームを付けてくる人、研がなくても大丈夫かと電話をかけてくる人、なんかもいるらしいです。飲み屋で2時間くらい、話したいくらいです(笑 しかし、その話を聞いて、ぜひほしいと思った、魚を捌くための小出刃包丁(チタン製)に限ってこの売り場に置いていないという罠。折角、鰺や鰯、サンマなどの茶漬けを作るときに重宝しようと思ったのに(¬_¬;)
…と、登山基地の地方都市や農村だろうと、住んでいる東京の都会だろうと、感じられるものは色々あるんだなあと思いながら、ショッピングを楽しんできました。
明日でふうたろうが東京に住んで1年になりますが、思えば、多くの地元の人と話をしてきましたね。こうしてみると、東京でもどこでも、「住めば都」という意味は、まんざら嘘ではないなと思います。その思いが潰されないように、自分でもその感覚を忘れないように、努力しないと、ね。
天気:くもり時々晴れ(東京都板橋区・豊島区)