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期末テストの始まり(ニペソツ山十勝三股バス停十六の沢コース:北海道十勝支庁)

2012年 4月 28日

 札幌駅到着。夜はもちろん眠れません。二つの意味で眠れませんでした。それもまあ、しょうがないですねえ…
 ともかく、まだ移動は残っているので、経費を削減しつつ、鈍行に乗って旭川に向かいましょう。ただし、滝川で特急に乗り換えないと、それより先は普通列車が皆無に近いくらい走っていないので、そこんとこ夜露死苦。


 今日は、幸先のよい快晴の初日です。これがこれからの成功を占う晴れなのか、それとも竜頭蛇尾の頭なのか…
 しかし、何となく失敗はないような気がする気分です。


 車窓から暑寒別岳が見えています。2年前、後方羊蹄山に敗れ、恋にも敗れながら、この同じ車窓から見ていたあの暑寒別岳が。しかし、今回もまた、その恋の行方を追いかけるものになるとは…


 旭川到着。恐ろしいほどの快晴。気温が高かったので、腕まくりして日陰でアイスクリーム食ってたら、さすがに寒くなりました。


 旭川発帯広行き(三国峠経由)の都市間バスでニペソツ山および石狩岳の最寄りバス停である十勝三股に向かいます。この暑すぎる中、森に敷き詰められた雪の絨毯は、触ったらぬくいのではなかろうかと思うほどです。
 →十勝バス都市間バス(リンク切れ注意!)


 十勝三股バス停前。さわやかな高原の上といえば聞こえはいいけど、廃屋が何軒もあります。「三股山荘」が唯一客を待つ食事処のようです。


 帰りはここに戻ってくるのでしょうか。それとも、無事縦走を成功させ、層雲峡の方に下りてくるのでしょうか。


 十勝三股バス停がダイレクトに登山道に繋がっていればいいのですが、そんなに世の中甘くない。まずはこの国道を南下して…


 更に林道を歩いていかねば、第一の対戦相手であるニペソツ山にはとりつくことすらできません。


 しかし、この辺り、湿原のようになっていてきれいです。逆に言えば、そういうところを林道が引き裂いているのですけれども。


 遠くに石狩岳の連山が見えます。あそこに、数日後は立っているでしょうか。


 後ろを振り返れば、西クマネシリ岳やピリベツ岳などが見えます。300名山撃破後は、ぜひ行きたい。ふうたろうの400名山、500名山、…1000名山とか作ってみたいね。


 林道を進むと、ニペソツ山の登山口に続く林道の入口が現れます。ここからは雪ですか…


 …!
 この雪質はひどい!!
 一歩踏み入れれば、わかんを履いていても30cmくらい沈むところはざらです。


 雪が消えているところすらあります。気温が高くて雪が締まらないのです。ふうたろうがアイスを腕まくりして日陰に入って食べるほどの気温ですから。
 ああどこかで春が死んでいるなあ(棒読み)


 その後も踏み抜きのひどい雪が連続するので、日陰や斜面の影響で若干マシな樹林帯に避難します。この中を歩くだけでほんの少し楽になる気がします。それに、日差しを遮ってもらえるのは体力温存に有効です。


 しかし、樹林帯が崖のように急になってくるとまた林道に戻らざるをえません。


 暑くて死にそうですが、この林道、十六の沢林道とでも呼びますか、それが右に大きく蛇行するところまでやってきました。ここからは歩きの特権、ハイパーショートカットをやってみましょう。レール(道路)の上を歩くだけではつまらない(何


 雪質は林道より全然マシ。…とはいえ、120のダメージを受ける吹雪が90くらいのダメージに軽減されるレベルだけど。つまり、デフォルトが辛いのでマシになったと言ってもねえ…!


 中央部分の雪面に汚れの筋が付いています。実は、これは踏み抜かない"目"です。見つけたら、ぜひその上を歩いて体感してほしい。


 平らな樹林帯になると、さっきの斜面より踏み抜きがひどくなります。辛い、辛すぎる…。"目"もありませんし…


 ものすごく時間がかかって、やっとショートカット終わり。長かったなあ(´Д`;)


 スキーの跡が車道に沿って続いています。そのスキーをして、それでも沈んでいる様子が判るときがあります。この雪は最悪級にタチが悪いですね。


 右にスキー跡、左にはさっきの汚れの筋。この汚れの筋の上は、ほぼ確実に沈みません。おそらく、雨や雪解け水などが流れた跡なのでしょう。


 この雪面がテカっているところも沈みにくいようですが、真偽の程は定かではありません。統計的に不十分(何


 その後何度も踏み抜きに死にそうになりながら、ようやく登山口。これで一般人の出発点に立ったというわけですな。
 ふ、ふん(`ε´;)
 ふうたろうには足があるんだぞ。その足で歩いてやるんだぞ。


 地図ではこの沢の向こうのあの尾根が登山道。十六の沢コース、とでも呼びますか。
 なお、向こうの尾根に渡る前に、このスノーブリッジ状のものが妙に怖いですけどね。それとも、ちゃんとした橋があるのか?


 雪に埋もれた「ニペソツ山」の標。


 暗い樹林帯の尾根。若干急です。踏み抜きは車道に比べたら全然!車道よりは楽です(きっぱり


 ヌオッ(゚皿゚;)
 スキーで1mくらい沈んでる…(脂汗


 コースを上がってゆくと、斜面が緩む地点があります。今日はそこで終わりにしましょう。本当は鞍部の指定地まで行きたかったけど、致し方ない…


 荷物がバカみたいに重かった。生スパゲッティと227gのチーズ2個(モッツァレラとチェダー)その他が全部合わせたら1kgを優に超えていると思われ。


 しかし、この生スパゲッティはゆで時間が短くて150gずつ玉になって分けられています。150gという量はふうたろうにとって丁度良く、重宝します。でもこれから夏だわな…(滅


 というわけで、遂に始まりました。ふうたろうの2012年北の合宿が。これは一学期の期末テスト(違)なので大事にしなければなりません。
 明日はニペソツ山頂目指し、石狩岳方面への縦走に取りかかります。しかし、雪の量はどうなんだろう…?


天気:快晴(北海道十勝支庁河東郡上士幌町、移動中は含まない)

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