目指せ登山口(ニセイカウシュッペ山【古川バス停コース】:北海道上川支庁)
今日あたりから、本当は、以前中央アルプスの摺鉢窪避難小屋で集合登山したMamiさんらと一緒に、カムイエクウチカウシ山に登る予定でした。しかし、折からの雨で札内川が増水していると思われる上に、林道が崩壊しているとの情報も入っていまして、別行動にあいなりました。
ここは上川駅。ふうたろうが今日挑戦するのは、ニセイカウシュッペ山。北大雪です。公共交通機関が登山口まで伸びていないので、普通はマイカーですが、それすらもないふうたろうは、例に漏れず…。
まず、層雲峡行きのバスに乗ります。電車との接続がよいので、乗った方がいい。
層雲峡まで行ったらもちろんウンコなので、上川駅前より5~10分くらいのところにある古川バス停で降ります。ここが、ニセイカウシュッペ山の通常登山口に最も近い公共交通限界地です。
…思えば、夕張岳の公共交通限界地は25km離れた清水沢駅でしたね。イヤ長かった。
古川バス停は、まっすぐに伸びた国道の中にぽつんとあるので、場所を見失うと厄介です。が、少し戻ったところの道に入りますと、それが正解(地図を後日付の日記に載せます)。なお、これは車で入るときも同じだと考えられるので、有効なはず。
道が交差するところに石碑があります。25000分の1の地図にも石碑がありますので、ここで合っています。
ゲートが出てきました。そのままでは入れません。もちろん、車は絶対無理です。役場か森林組合か知らないけど、電話かけて番号を聞かなきゃならないらしい。
とりあえず、歩きのふうたろうだけど、テキトウに番号回して開けられるかな、なんてやってみた。
…開くわけがありません。
歩きのふうたろうは乗り越えていきます。歩きの特権。誰もふうたろうの歩みは止められない(何
さっきの沢の上流は、実は小さなダムです。古川ダム、とか書いてあったようななかったような。
…浚渫(しゅんせつ)しないとダメっぽいね。土砂たまりまくりですよ。
道が二叉に分かれています。そして、案内板なんてありません。25000分の1の地図を見れば、車道になっているのは太い道は左の上り勾配ですが、道のきれいさで言えば右ですよね。ふうたろうの足はタイヤではないので、その先細くなることが判っていても、右に進みます。
しからば、沢を渡ってあの谷に続いているっぽいところを上がっていくんですが、この谷、何本目の谷か判らないんですけど。数えてない。っていうか、突き当たりまで行けばいいと思っていたのに通行止めロープが張られているので、予定が狂いました。
切り出した木が積み上げられています。この辺の木を切ったんですね。
さて、谷を遡上するのですが、なんだか、どう考えても道っぽくないという件。
どこかの沢みたいにゴルジュでどうにもならないってことはなさそうなので、まあ、尾根に出るまで突っ切ってみましょうかと。
でも、さすがにここまでヤヴこぎゾーンになると、不安かも。しかも、地図から抜けている場所っぽいという罠。ここを通るには、実際は「菊水」の図葉が必要です。
ヤヴがイヤらしいなあと思いながら進めそうな方向に進み、上を目指して歩いていると、突然砂利道に出ます。
…なんだ、こちら正解ルートじゃん(ぇ
余裕が出て来ちゃったりしたので、行動食を食います。鳴子温泉で買ってきたあのクッキー。カロリー高めなので有効です。
このまま進めば、ニセイカウシュッペ山の登山口に着くでしょう。安泰ですね。
んーー…、でも何かおかしい。距離が合わない。ひょっとして、地図にない道、歩いてますか、ふうたろう?
推測の域を出ないけど、やっぱり普通じゃない道を歩いている…?
ん?(・ε・;)
なんか、無地の札が下がったロープが張られていますな…。まさか…
ヌオッ(゚Д゚;)
やっぱり右読み通行止でしたな。
人は普通、想定しないことはやらないものなので、あの変なヤヴを登ってくることが想定外の人たちに、ふうたろうが左から読めるように札を置くことを要求するのは間違っています(キリッ。
ま、いいや。こうして、無事に軌道に乗れましたから。なんだかんだ言って迷っていませんから。ただ、この辺でもう昼です。バス停が10時前でしたからね。
すっきりと晴れてはいませんが、概ね晴れ。絹雲たなびく空と夏の北国の淡い森林が美しい。
これもいつものことですが、やっと目的の山の標識を発見しました。一日目に発見できないこともあるくらいが、ふうたろう登山のデフォルトですからね…。
林道を歩いていくと、雲行きが怪しくなっていきます。お目当てのニセイカウシュッペ山はどうやら雲隠れしているっぽい。
晴れ間は出たり消えたりを繰り返します。しかし、上に向かうに連れて、雲が多くなっているような気がします…。
遂に雨が降ってきました。まあ、しょうがないですな。カッパ着ますか。…と思ったらすぐに止みました。最終的に、水耐性防具は、ザックカバーだけしか着けませんでした。
ここで林道は終点のようです。駐車場は20~30台はとまれそうですね。でも、もう既に下山すべき時刻になっている(16時以降)ので、車もほとんどいません。駐車場にテント張り放題です。
明日登るところ、確認しときましょう。でも、この山はそれほど劇的にイヤらしいわけではないので、ぼちぼちとな。
しかし、下山してきた最後のパーティのおっちゃんたちに、余った水をいただくことができました。お願いしたら、ゼリー飲料とかまでいただいてしまいました。ありがとうございます。
ふうたろうの方の夜飯も作りますか。チーズはもちろん、スパゲッティです。
今回はスパゲッティ、生スパゲッティを持ってきています。さあ食べるぞ。
…量が多すぎて気持ち悪いですけどね(滅
やっぱり、初日は登山口に至るのが限度でしたね。明日はどこまで行けるでしょうか。幸運にも、さっき水その他をいただいたおっちゃんたちから、ふうたろうがこれから行くコースのことを聞くことができました。心強い。
明日は遅くともニセイカウシュッペ山は取れます。そこから先、縦走できるかどうかがポイントです。がんばりましょう。
天気:くもり時々晴れ(北海道上川支庁上川郡上川町、函館本線・石北本線)