蹴落としの山(ペテガリ岳【シュオマナイ川支流コース】:北海道日高支庁)
はまなす号が北海道上陸。ここは苫小牧駅。いよいよ北海道最後の決戦(何)がっ(`・ω・´)
しかし、北海道にしてはやけに暖かい。ま、夏だからしょうがないか(じと目
ところで、薄暗いけど雨は降っていない…?天気はどうだ?
静内行きの日高本線。ずいぶんと遅くなった夜明けが、おぼろなる太陽で始まりました。どうやら晴れているようです。
ヌオッ(゚Д゚;)
静内駅からタクシーに乗って神威山荘に行くことに決定し(静内から直接静内ダムなどを通ってペテガリ岳登山口には、法律上行けない。厳密には徒歩も不可。)、流血覚悟で(ぇ)乗り込んだのですが、この雨…(滅滅滅
タクシーの運ちゃんと話すこと2時間。あの懐かしい滝ダイブの果てに眼鏡その他を失った神威岳へ続く林道を、神威山荘手前のペテガリ岳登山口へ続く道のところまで進みます。静内駅より荻伏駅経由で17730円。おそらく遠回りされていると思うけど、まな板の上の鯉ですから。一応割引制度適用で16650円。静内駅で3時間待って時間を無駄にするよりは、今回に限ってはマシだとは思います。
それにしても、どんより曇って雨がボタボタ落ちてきます。晴れた空の下の沢の渡渉はすがすがしいのですが、濡れた岩の上で裸足になってから入水するのはあまり気持ちよくはありません。
とりあえず渡渉したけど、水にさらされているのか風(空気)にさらされているのかわからないくらいの冷たさというか暖かさというか。
なお、このルートについて、数日後付けの日記で地図を作ります(Googleマップ)。
比良山地(滋賀県)の大岩みたいに直接岩にスプレーで字が書かれていますが、ただの案内なので許せるか。岩に「岩」と書くセンスはすごいよね…あの大岩。
25000分の1の地図にはルートは表示されていません。しかし、風の噂でこの辺りから峠越えしてペテガリ岳登山口(ペテカリ山荘)まで行く情報を聞いています。ルート的には沢筋を歩いていくことになります。
ただし、そんなに整備されているルートとは言えません。崩れたような、不明瞭なような、リボンが仮にないとすればなかなかルートファインディング(Route Finding)が大変だと思います。(この砂礫の上は登りません)
なお、この沢、何度も渡渉を繰り返します。水量次第では沢靴で登った方が楽だと思います。
幸運にも岩が雨で濡れまくっているのでフィックスロープ(据え付けロープ)の力を借りることができました(じと目
笹が両側から迫ってくるとかは良いのですが、雨で濡れまくっているので服などが濡れる濡れる。ただ、ズボンがおろしたてなので水をはじいてくれます。…多少はね。
若干雲が薄くなった、かも?道も見えやすくなった、かも?
それでも、あのピンクのリボンがないとどっち行けばいいかわからないでしょうね。ひとまず峠に向かって突き進めば着くとは思いますが。
峠到着。特に峠の名前なんてない。沢も支流が何本も分かれているので、正確にどの沢を、というには数を数えておかないと…
そして、峠を越えたら今度は向こう側(北側)に下ります。これがまた急です。
突然伐採地に出てきました。この位置、地図で指させますか?だいたいで。
しかがその辺をウロウロしていて、ふうたろうとの間合いを確かめながら逃げ出します。うんこだけまき散らしながら。
ふうたろうはペテカリ山荘に向かいます。そこに行かないと始まりません。
だだっ広い土地ですが、ここはベッピリガイ沢の支流の河原です。涸れているのか違うところを細々と流れているのかわからないですけども。
おや?この青く輝く虫は…?しかも、羽が短くてどう考えても飛ぶために付いているとは思えません。棒でつまみ上げると死にマネします(笑
快適に歩けます。あの峠越えはどんなところか知らなかったので不安はなくもなかったけど、思ったより楽でした。
ところで、ベッピリガイ沢、水量が少ないように見えますが?それともこんなものでしょうか?
ベッピリガイ沢を渡渉(靴脱がずに行ける)したら砂利道を歩きます。
このタマムシの羽みたいなものの残骸は何でしょう。クマの糞…?クマって、虫も食うのか?
この辺で25000分の1の地形図では沢を渡渉しているっぽいですが、ベッピリガイ沢はさっきの渡渉を最後に渡渉することはありません。
車道歩きが続きます。渡渉してから5km弱かと思います。このペテガリ沢橋が見えてきたらあと1km強。
はい、ペテカリ山荘到着。9時47分にシュオマナイ川支流を渡渉してから3時間半。クソ重い荷物背負ってきたんだから上出来だと思っとくことにします。
ところで、ここ、ゲートが開いてたとかで車で入っている人いるんだけど?
なお、ふうたろうはこんなところで停滞しているわけにはいかないので30分ほど休んだら上に向かいます(何
薄暗い笹原の中を歩きます。雲が厚い。雨に撃たれないのが奇跡です。撃たれたのはシュオマナイ川支流を渡渉してから1時間ほどだけでした。
ここは1050mのピーク。展望や風景はまあまあいいですが、曇っていますね…(じと目
なんだか、暗さに一段と磨きがかかってきました。ふうたろうの前に開かれる道は暗く煌めいているっ!
この上にかかっているハイパーどんより雲はどうにかなりませんかな。今日は一応晴れることになっていたんですけどねえ、昨日までは。ま、天気図見る限り、どう考えても気圧の谷だったけどさ…
もう少し明るければこれこそ「幻想的」なんですがね。今日は暗い上に10月にもなってまともに紅葉していないという希有な北海道に来てしまっているので、うまみが薄い。
疲れました。ザックの角がケツに当たって痛くなってきたので、この平らに見えるところで今夜は闇テンのススメします。
ああ自由奔放な単独行万歳(棒読み
明日の朝は早めに出たいので早く寝ましたが、22時くらいになって目が覚めてから3時間くらい寝られなくなるという罠。しかし、驚くことにその時点で空はもう晴れていました。これは明日以降、期待してよろしいでっか?
天気:くもり時々雨、朝のうち晴れ間もある(北海道胆振支庁苫小牧市・日高支庁浦河郡浦河町・静内郡静内町)