はぁ…
一夜明けた今日、何となく足の置き場に困るような気分の悪さでここにいます。でも、ふうたろうにとって、農業や農村は欠かせない存在。もちろん農民一人一人も大事な存在。それでも何か自分の思いと乖離しているところがあるような、自分という存在はその中にはいないような、氷のように冷たい心がずっとあるような、そんな感じがします。
ここにいても、やっぱり熱くはなれない。この運動がふうたろう式の登山を続けることに優越させようという気にはならない（つまり休みの日まで使って、などということはあり得ない）。ましてや、知って損のないことであり、知った方がよいことではあっても、農家特有のあれこれの手続きのことなんてふうたろうが知ろうとするのは、もはや自分のやるべきことを忘れているがごとき愚行だとさえ思う。
…とまあ、昨日の夜飲み屋でうだうだしていてそう思ったのです。
ふうたろうは運動家として入ったけども、運動家としての方向性を見いだすセンスはなく、いつしか疲れ、いつしか離れ、いつしか登山に傾倒するようになった。それだけのことです。
…でも、このミカンを作ってくれているような、いかなる農家に対しても、リスペクトは忘れていないつもりです。米の場合なら生産費も下回るような米価で買いたたかれながらも、その値段を上げるために農水省交渉までやりながら米を作り続けているような農家を、バカにすることなんてできやしない。
ところで、そんなことを言いつつも、ふうたろう、一日みんなの発言を聞いていました。全部聞くだけの集中力はふうたろうにはないけど、ふうたろうなりに気にとめておきたいことだけは書き残しておこうと思います。
- 敵を間違うと、真の敵が見えなくなる。（群馬県？）
- 音更町（北海道十勝支庁）の耕地面積22000ha、オーストラリアの平均一個あたりの耕地面積3800ha。（北海道）
- 風土に合った農産物を作りそれを食べて今の日本人がある。外国からの「異物」を取り入れていていいのか。（岩手県）
- 幅広い立場の人に、組合に参加してもらう（長野県）
- もっと（決議案などの問題に対して）議論しよう（茨城県）
- 農家自ら（原発の）被害を（余すことなく）計算し示す。誰かが委託されてやるのではない。（宮城県）
- 請負的にならず、どんどん行動する。（日販連という組織）
- 日本に安保要らない。（沖縄県）
- TPPは命をかけて止める（始まったら終わり）。（京都府）
- 頭でっかちにならず要求に基づいて持続可能な運動を。地下資源ではなく太陽や風力、農業などの無限な資源によるエネルギーの確保を。（香川県）
- たくさんの農家に在来種を栽培してもらうことが、その品種を絶やさない方法。そういう作物を産直売り場などに出す。（神奈川県）
- ブルーベリー園、かつては観光バスが何台も来ていたが、原発事故後はまったく来なくなった。（茨城県）
- ミョウガの生産日本一（52億円）。でも、農家の収入は潤っていない（…といっていたかな）。（高知県）
- 意見が同じ人を集めるのではダメ。意見の違う人と話をする。違っても共感し合うことはできる。やれるかどうかはともかく、要求を聞いたら最後までつきあう。（山口県）
…こんなところかな…。いくつかのカテゴリーに分けられそうだけど、メモ程度にとどめておきます。
ところで、昼飯の弁当です。きのうのフェアビンデンの美味い弁当とは…
違います（きっぱり
でも、これを2パック食った奴がここにいます（滅
おかげでかなり腹持ちが良かったですなあ（じと目
夕方、意外とあっさりイベント二日目が終了して、みんな散っていきました。ふうたろうも、それなら連泊のホテルに移動しようか…。
しかし、フェースブックでたまたま見ていたら、やっぱり青年部の人たちが集まってどこかで飲み会している写真がガッツリ投稿されていました。何気に投稿者がうちの所長だったり、しっかりガラナ好きの彼が写っていたりして。
どのみちふうたろうは常時渋滞している日記を書き綴らなければならないし、今週末の山行計画も立てないとイケない。だから一人で過ごしても十分有意義なんだけど…
なんかね、やっぱり最初から蚊帳の外に置かれているような気になると、それでも気分はあまりいいものじゃないですわ。
…ここの青年部組織の発展と一人一人の幸せは願うけど、ふうたろうはやっぱりその中にいないのですな。少なくとも今、この運動が優先順位一位とは、こういう理由からもあり得ない。でも、それを以て「仕事辞めた方がいい」なんて軽く言ってくれたりされると、言葉にならんね…。あえて言うなら、「無責任なこと言うんじゃない」って言うかな…。ま、言ったことないけどさ。
天気：雨のち晴れ（東京都大田区）