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再び蹴落とされて(男鹿岳リタイア:福島県)

2013年 2月 17日

 夜はかなりぐっすり眠りました。中途覚醒もなく、いつものムカムカもなく、非常に順調。しかし、4時に出発するつもりだったのに、起きたら4時を回っていたという罠。受け付けないけど何とかダルカレーを9割方食べて、さて出発。
 と思ったら、まだ降ってますわ、雪…


 ココアに汚染されたザックに必要な荷物だけ詰めて、男鹿岳めがけて進み始めました。出発は6時前だったのですぐに辺りは明るく。2時間遅れれば、無理ゲー確定でしょうが。


 雪は降りつつも晴れ間が見えています。高気圧が張り出してきているのはおおむね理解しています。


 しかし、この坂と雪の深さ…それに何より


 冬芽が可愛げに雪をまとっちゃったりしているウルトラヤヴこぎゾーンとか(じと目


 ふうたろう断念。時間が足りません。
 これでは何のために積雪期を狙ってこの山を攻めているのか解ったもんじゃないですな。


 ああ晴れ間が広がってきたなあ(ため息棒読み


 この道は雪ヤヴアゲサゲゾーンなので、帰りもキッツーい上りなんかあっちゃったりします(じと目


 ああこの雪原の風景は厳冬期ならではだなあ(ヴォー読み


 2時間ほどかけて、テントまで戻ってきましたああつかれた(ヴォー読み


 袋の破れたココアを少しでも処分するために雪を溶かして飲みました。もちろん、ココア多めで(じと目
 そして、撤収。


 あの尾根に移ルンです(何



 しかし、この青ルートを上りの段階で使えていれば、こんな苦労しなくて済んだかも知れない。アップダウンの繰り返しは、単調な上り下りよりも本当に苦しいのです。


 どの地点から下るか。尾根の分かれで下る地点を見つけるとき、偽ピークにダマされないこと、方向を確認すること、これが必須です。でないと、簡単に逝ってしまいます。面倒でもしんどくても、一旦ピークに立ちましょう。


 尾根があるのでルートは判るにしても、このヤヴ状態の樹林はアタマにきます。


 しかも、胸がムカムカしてくるし…さっきの強制ココアのせいか(じと目


 木の間をすり抜け、枝に顔をひっかかれながら進みます。おまいらぬこか(おまえらネコか、おまいら抜こか)。


 樹林よけに斜面まで退けば、深雪の罠。風で雪がたまるところはすごいですな。


 比較的なだらかなところでも、雪が深いのでそんなに快適には歩けません。


 尾根終点。尾根を下るとき、下る尾根を間違えると沢の交点にぶつかって、強制サワ下りさせられるのでおもしろくないです。道が判っているときだけ行きます。


 ああ今までの尾根ご苦労さん(棒読み


 沢沿いを歩きます。道はあるはずですがどこだろうね(じと目


 雪に埋もれていた穴にハマりました。背中に持った荷物のせいで、亀のようにじたばたしながら起き上がるしかないという件。


 埋まった砂防ダムの上を歩いています。


 時々沢を渡ります。南予篠山(愛媛県)の槙川徒渉みたいなことはしなくて良いみたいですが。


 ここからスノーモービルの跡がついているようです。もちろん、雪にほとんど埋まっていますが。


 スノーモービルの跡をたどって進みます。登るときもこちらから来ていればもっと楽に進めたのに、と思いながら。


 ああ愛しの沢よ(じと目


 スノーモービルが無理やり沢を渡った様子がわかります。


 樹林帯のスノーモービル痕を延々と進みます。去年男鹿川林道を下ったときよりは全然楽ですね…


 早春とも言えない沢に枯れ木が映っています。この雪景色をみながら、春を感じるのはなぜでしょう?


 広場に出てきました。谷の彼方に真っ白に輝く七ヶ岳が見えます。確か、あの山の麓の廃墟道路の隅っこでAVかなにかの撮影していましたよね。最初クマかと思ったらヒトだったという罠でしたっけ(アヴラ汗


 昨日や今朝までの天気からは想像できないほどの天気です。もう少し回復が早ければねえ…


 あとは萩野集落に向かって歩くだけ。


 萩野集落に着きました。あとは七ヶ岳登山口駅に向かうだけ。


 収穫なしで変えるのはやっぱり憂鬱。帰っても、何もないしね…


 昨日の暴風雪からは想像できない景色です。きれいな景色ばかり見ていてもその場所の良さは判りません。


 クルマから汚れた雪のしぶきをぶっかけられながら車道歩き。
 この辺りのドライブインなどはみんな閉まっていますねえ…


 七ヶ岳が見渡せます。根性足りないときに日和見的に登ってしまいましたからねえ…(ため息


 雪イッパイの車道歩き。


 でも、地元住民の方々が雪かきをしてくださっているので、助かります。しかしそれでもふうたろうは空腹と疲労と精神薄弱(何)でうなだれています。


 七ヶ岳登山口駅。これで一応…終了ですか。でも、まったく晴れやかな気分にはなれませんね。


 2度目も失敗か。行き方を考えないと、この山は一筋縄ではいきませんね。やはり、栗生沢から攻めて縦走する方策を練りますか。何より、天気が良くないと話になりません。


天気:雪のち晴れ(栃木県塩谷郡藤原町・福島県南会津郡田島町、野岩鉄道・東武日光線など)

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