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情と死別

2013年 2月 18日

 今朝、母親からメールで実家の飼い猫のデモ太が死んだと報せを受けました。1992年6月30日に年長のパチャ(銀色のふさふさ)が来て1995年7月31日に双子(?)のデモ太(茶毛)とタンゴ(黒毛)が来て、3人態勢で暴れていました。
 2004年4月15日にパチャが死に、タンゴはいつだったか…報せを受けたのだけは覚えているけど…、そして、最後にひとり残ったデモ太は蓄膿症のようなものにかかりながらも、今日まで生きて、息を引き取ったらしい。実家を出るまでは確かにずっと一緒だったが、もうそばを離れて久しく、みんないなくなってしまったという実感がそれほど大きくはないけど、あれほどそばで愛していた母親はかなりキツいだろうと思うのですな…。


 去年3月31日に撮ったデモ太。これが事実上最後の彼の写真です。


 残った最後のひとりが死んで、もう実家に帰っても決して会えません。
 猫が死ぬ、それだけの出来事なら毎日どこかで起こっていることだけど、このトリオに対する思いは別ですね。普通の人なら当たり前だろうけど、いざ死なれると、特に全員死なれると、情の記憶が薄いふうたろうでも、胸がかきむしられるような思いになりますな。
 これからふうたろうも年を取れば、色んな死別を目の当たりにするはず。今回は猫だけど、人との死別も。そのとき、ふうたろうはどんな感情をしているんでしょうかね。すんなり悲憤慷慨できるのか、永遠の別れを実感できないでいるのか、それとも…
 情は、時間と経験と記憶の賜物。努力しないと得られないものなのかも知れない。


天気:くもり時々雨(東京都板橋区・豊島区)
覚え書き:JP総会

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