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身も心も荷物も重いハイキング(涌蓋山【岳の湯コース】:熊本県)

2013年 12月 30日

 …!
 何と、朝から具合が猛烈に悪い!!
 熊本市内のビジネスホテルで、胃腸の具合が悪くなりました。いつもの悪さと同じなのか違うのか。とりあえずプリンペランを飲んで様子見、7時10分発の豊肥本線に間に合うくらいには、落ち着いたようですが…


 ふうたろう、これしきのことで疲れたのでしょうか。阿蘇駅に着くまで、まともに起きていられませんでした。でも、胃腸の具合は落ち着いていて、ただ眠いだけ。杖立行きの始発バスに乗りましょう。


 ひとまず、岳の湯に行くには杖立まで行かず、「ゆうステーション」という場所まで行きます。
 ゆうステーションは道の駅で、出発前に腹ごしらえをしておきます。


 阿蘇郡地域のバスの分岐点らしく、ここから色んな方向にバスが出ています。岳の湯もその一つです。しかし、岳の湯行きのバスは、事前調査通り14時55分発のものしかありません。9時5分発のものがそれ以外には存在しますが、熊本や阿蘇発ではこのバスに乗ることは不可能です。ギリギリ乗ることを可能にするには、前日のうちに杖立温泉に入っておき、朝7時台のバスに乗ってゆうステーションに向かうことです。ただし、大晦日から3が日辺りは運行しません。越年登山を苦しいものにさせるのは、やはりこの公共交通ですな。


 というわけで、ゆうステーションの係の人にタクシーを呼んでいただき、ふうたろうは涌蓋山(わいたさん)の登山口付近に立ちました。本来なら岳の湯から登ることになりますが、タクシーなので少し上まで行けました。ゆうステーションからだと、およそ3000円。前日に杖立に泊まるよりは、安く済むかも知れませんね。


 涌蓋山岳の湯登山口。荷物の重さがハンパない。かなり厳しい山行になるのは間違いないでしょう。


 これはトイレですが、冬期は使用不可です。


 ゲートがあります。このゲートを跨いでいくことくらい、普通ならたやすいですが、30kgの荷物に阻まれているふうたろうは越えられません。


 涌蓋山の山道に入るまでで、かなりの体力を消耗します。荷物が本当に重い。


 これから一方的に上り坂が続くことになります。


 今日は昨日の高隈山に比べても、雲が多く、(Θ_Θ)どよーんです。


 もとより、荷物の重さ、体長の不安定さ、そんなのが楽しむことに集中させてくれません。


 見通しは良い。でも、それだけの場所です。青い空もなく、靄でガスっていて、やっぱり(Θ_Θ)どよーん


 草原地帯の一番上まで上がるのに異常な時間がかかりました。昨日の高隈山のスピードの半分以下の速度ではないでしょうか。


 樹林帯に入っていきます。


 …と思ったらすぐに林道に出ました。既に降りてくる人がいる時間帯。ふうたろうの公共交通ハンデは、いつもデカい。


 涌蓋山の核心はここから。林道から山頂まで、本当に一気に登り詰めるコースです。登山口の前には指導標というか、この辺り一帯が水害で破壊されたときのことを記した看板があります。まあ、砂防工事のことが主だった気がしますが(じと目


 さ、行きましょう。今日はあまり無理をせず、ゆっくり登りましょう。荷物も非常に重いですし。


 坂のきつさは堪えます。本来はこんな荷物を持って登る山ではありませんが、旅を続けて行くに当たって、全部持っていかなければならないこの現実。


 アイゼンを出すのが面倒で、そのまま登っていますが、さすがにそれもここまでで限界。おとなしく出しましょう。


 雲が多く、ガスっているのもあって、展望はあまり期待できません。一方、山頂を覆うガスの隙間からチラチラと霧氷が見えるので、あちらに期待していきたいと思います。


 雪を被った笹というのも悪くない。もちろん見るだけなら。


 どんどん雲が多くなって、辺りをウスグラゾーンに変えます。


 たまに雲が切れると、遠くが見えます。阿蘇方面は晴れていますか。


 以前にも書いたと思いますが、ガスは霧氷原の孵卵器です。ガス(雲)が木々を覆わないと、霧氷はできません。


 110リットルのザックを担いで登る場所じゃないよねえ…


 1390mほどの涌蓋山南の尾根がまだ目線より上に見えています。先は長い…(アヴラ汗


 遠くで雪が降っています。ここももうじき降り始めることでしょう…


 何となく、山頂が近いような気がする。


 霧氷は本当に美しい。それだけは確かです。


 鬱空と雲がなければ…


 意外とじらしてくる。っていうか、荷物が重くて前に進まない。


 山頂はあれか。斜面に隠れて見えん。


 きっと、この山も花の咲く季節にこそ盛り上がる山なのでしょう。でも、ふうたろうはこういう山こそ、冬の方がいいと思います。
 …人混みはごめんじゃ。


 でも、無雪期にももう一度来てもいいかな。軽身でダッシュ気味に駆け抜けることになると思うけど。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 さっきから気にはなっていたけど、お菓子の小袋を何枚か拾っています。たぶん、手がかじかんでポケットに入れ損ねたんだと思いますが、気をつけてほしいもんです。


 辺りがマッシロになってきました。まだか、山頂…


 このほこらは…どうやら山頂っぽい。


 この棒が立っている辺りが山頂なのでしょう。でも、三角点は埋もれていてどこにあるのやら。まあ、三角点ハンターじゃないからいいんだけどさ。


 今日の行程はここまで。少年自然の家のキャンプ場まで行こうか考えていましたが、体調やら天気やら色々考えたら、そこまですることもないと思いまして。
 とりあえず、イエローカレーチャーハンを作りますか。


 14時過ぎに山頂に着いて、うつらうつらしながら過ごしました。強風に煽られて、アイゼンを入れていたビニル袋と日本共産党第26回大会決議案の冊子を失いました。必要なものを失った上にゴミをまき散らすという二重苦。さっきのお菓子の小袋を笑ってはいられない(滅
 明日は筋湯方面に下山し、そのまま九州最後の300名山・大船山(九重山系)を目指します。体調も天気も気まぐれだから、どうなるのやら。


天気:くもりのち時々雪(熊本県熊本市・阿蘇郡小国町・大分県玖珠郡九重町、豊肥本線など)

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