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午後の山頂(南八甲田櫛ヶ峯【猿倉温泉駒ヶ峰縦走コース】:青森県)

2014年 4月 26日

 夜中は2時過ぎまで具合が悪く、どうなるかと思いました。しかし、朝飯は何とか食べられる、というか、ふつうに食べています。
 アートホテルカラーのバイキングはなかなか美味しい(材料はどこ産のものかは判らないけど)。


 しかし、安く上げなければならないコストの中で、がんばっているものもあると思います。少なくとも、その辺のビジネスホテルよりはいい朝食を出してもらえると思います。


 さて、青森駅まで歩いてきました。ホテルから駅まで、本当に10分ほどかかります。ましてや110リットルのザック担いでいるふうたろうならなおのこと。


 コインロッカーに着替え類とパソコンを突っ込んで、十和田湖行きのJRバスに乗ります。最初の方は耐えていましたが、山道のカーブに入ると寝不足故に絶えました。思い切りグースカしました。
 猿倉温泉で下ります。


 2010年11月に行った北八甲田山域の時からずっと夢見ていた南八甲田山域に、今日こそ行きます。北八甲田の高田大岳を背に、行きますよと。


 沢は雪の下を流れる水で増水していると思います。それでもまだ十分に余力を残しているこの積雪量。


 猿倉温泉は準備中でしょうか。大勢の人が雪かきをしています。ふうたろうはその横をそれなりに申し訳なさそうに進みます。おっちゃんが声をかけてくれました。


 それでは行きます!…が?


 (Θ_Θ)どよーん
 眠い(滅滅滅


 ん?(・ε・;)
 クマの足跡かと思ったらただのアイゼン12本爪の痕だった(爆滅


 これから猿倉岳までひたむきな直登です。雪質も天気もすばらしいのでふつうなら苦労なく進めるはずですが、荷物は重いし眠いし…(滅滅滅


 出発して程なく(9時20分猿倉温泉バス停発、10時13分)、猿倉岳のトップが見えてきました。展望良さそうですね。


 荷物が重いので坂が急になると一気にペースが落ちます。


 なお、ふうたろう以外にも何人も人が入っています。もちろん、ふうたろうのような異常な荷物を持っている人はいなさそうですけどね(棒読み


 高田大岳。2010年11月の時はあそこまで行けなかったのですね。あれはいつか登る山です。


 あの左奥の突起物は黒森でしょうか。地図を見ても登山道は付いていないようですが…


 北八甲田一帯が全部見えるようになるのはもっと先でしょうか。


 高度がぐんぐん上がっていきます。ふうたろうもようやく目が覚めてきたようです。


 十勝連峰の外れにある下ホロカメットク山みたいな雰囲気の高田大岳。いい形をしております。


 右の高い山は乗鞍岳。十和田乗鞍岳と呼ぶことにしましょうか。


 ヅドン!
 ブッ¨:∴(゚ε゚;)
 …落ちました(滅滅滅


 猿倉岳到着。何の標識もありません。雪で埋まっているか、元々整備を最小限にしているのか。


 十和田乗鞍岳がきれいに見えて…
 っていうかすげー鬱空(じと目
 ん?(・ε・;)



 ヅドン!
 ブッ¨:∴(゚ε゚;)
 ビシィッー!
 ブッ¨:∴(゚ε゚;)
 雪の穴に落ちた上に、雪に埋まったアオモリトドマツに顔をはたかれました(涙目


 もうおまえらは信用しない。いくら針葉樹(略


 とりあえず、南八甲田に来たのですから、一筆書きしながら行ける山は行っておくのです。今回は縦断して御鼻部山(読み判らない)まで行き、さらに子ノ口まで歩く予定です。
 手始めに猿倉岳、そして次は駒ヶ峰。


 ここはまだ猿倉岳から伸びる尾根です。でも、雪原の向こうには北八甲田の山々が見えかけています。


 あれが駒ヶ峰です。眠気が覚めた(当然胃の状態も正常な)ふうたろうはもはや無敵です。
 ん?(・ε・;)


 ヅドン!
 …こうしてふうたろうのHPが少しずつ削られてゆく。


 できるだけ木のないところを歩くのがいいようです。


 乗鞍岳の左側に見えているのは赤倉岳、でしょうか?
 雄大な景色ですが、春霞が台無しにしています(じと目歯ぎしりヴォー読み


 シュプールが多数付いています。滑っている人も実際にいます。


 しかし、なぜかふうたろうとすれ違うことはありません。何か、異次元の世界にお互いいるかのように…
 ま、実際、異次元だとは思いますけどね(じと目


 北八甲田もここまで見えるようになりました。


 猿倉岳の尾根です。広い尾根ですね。


 ここは吾妻連峰(福島県)同様、樹氷の名所らしいです。一帯に広がるアオモリトドマツが樹氷になっている姿はどれほど美しいでしょうか。


 しかし今はハイパー鬱空(じと目


 駒ヶ峰山頂です。アップダウンはありますが、坂はどこかの朝日岳(手前)と違ってキツくないし、どこかの朝日岳(手前)と違ってウボァー(゚Д゚)してないし、どこかの朝日岳(手前)と違って雪ハゲ岩ヤヴゾーンじゃないし、楽ちん楽ちん(ヴォー読み


 あー、この角度の駒ヶ峰の尾根と櫛ヶ峯、最高ですな(目がハート


 駒ヶ峰の山頂は少し雪がハゲています。ま、こんなに気温も高いのですから、当たり前ですよね。どこかの朝日(略


 また落とし穴ゾーン。アオモリトドマツと樹氷は遠くから眺めるだけにしたいですね。


 いくつか小ピークがありますが、そのひとつを巻いていきます。


 最後の鞍部です。


 いくつかトレースがありますが、左、中央、右、どれを選ぼうかな。


 ふうたろうは思想に反して右を選びました(黒笑


 一番坂が緩い右側のトレースでも、十分キツい坂です。


 ぐんぐん高度が上がるので展望もその分抜群。駒ヶ峰などの眺望抜群です。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 暑い…


 足が何度も止まります。荷物が重い、坂がきつい。


 それにしても、これは樹氷がきれいな時期にも一度は来たい。


 尾根に出ました。横岳が見えます。あそこまでの登山道は通常はないようです。


 尾根歩きを楽しみたかったのでここを選んだのもあります。


 鬱空ですが、写真写りは最高です。PLフィルタのおかげですかね。


 キター!北八甲田全景(目がハート


 坂はもう少し続きます。


 真ん中の一番高いところが大岳です。あそこから見た朝焼けは最高でしたね!


 山頂付近はヤヴが飛び出しています。


 何やらがあります。山頂ですかね。


 櫛ヶ峯到着。まあ、本来の目的地ではありませんが、いちおう山としての到達点ということにしておきましょう。


 ちょっと短いし余力もあるけど、ここで闇テンのススメしましょうか。朝日と夕日を拝みたいですからね。


 14時14分に山頂に着いて、テントを置いたら、靴脱いでマッタリしながらメシです。今夜はスパゲッティを食べますか。


 すいすいパスタを食べるには水戻しの時間が必要なのでどうしても朝になりがちですが、今日はホテルで水に浸してきましたから。


 メシ食ってしばらく、家では絶対にやらない学習(雑誌や新聞などを読む)をします。山ではすべての能力が上がります。山でないとふうたろうは死んでいるも同然です。
 雑誌(安倍政権の農業政策について批判的に述べたもの)を一通り読んだら日の傾いた山の風景を楽しみます。


 ふうたろうが明日進んで行く方向ですが、本当にひどい鬱空で、辛うじて十和田山が見えるレベル。やっぱり樹氷の時期に来たいですな。


 ふうたろうのテント。赤い外張りを張っていません。外が明るい状態で外張りを使うと、テントの中が真っ赤っかになって目がおかしくなるのです。


 櫛ヶ峯の縁より北八甲田。


 ふうたろうがテントを張って以降も3人ほど登ってきました。15時を回っていたのでちょっと心配でしたけどね…みんな日帰り風ですし。


 そして、今日の日が終わります。暗くなったら寝ます。これ、山ではデフォです。ふうたろうが体と心を休められる理由はそこにもあります。


 明日は櫛ヶ峯を下りて御鼻部山(十和田湖の北の展望台に当たる場所)まで南下し、国道102号線を進み、雪尾根を辿って子ノ口バス停まで行ければと思います。ただ、南八甲田山域は道迷いしそうな地形が多いので十分注意していきましょう。


天気:快晴(青森県青森市・上北郡十和田湖町・黒石市・南津軽郡平賀町)

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