山とプロレス(滅)(乗鞍岳【奥千町避難小屋~畳平エスケープ】:長野県)
ブッ¨:∴(゚ε゚;)
この空はひどい…!
それにしても、この空にしても、夜中の具合の悪さにしても、ホントにひどい(滅滅滅
夜中は突然具合が悪くなって、ビミョーに睡眠不足でした。
これから山頂に向かうまで、ハイマツのブッシュがひどいそうです。昨日ここを降りてきた山岳会のグループの人たちが言っておりました。
ふうたろうがあの山頂を踏むまで、ガスらずにいてくれるだろうか、などと思いながら。
(Θ_Θ)どよーん
クモってウスグラさハンパないので、湿原の美しさも何もあったもんじゃないですな…
石仏がヤブに埋まっていました。この道を復活させても、それを維持する人はおろか、登る人もここまで少ないと、廃道化は免れまい…
薄もやに沈む山なみとまだらな曇り空。まあ、これはこれでいいんだけど…
キヌガサソウ(ユリ科)です。これ一輪しか見かけませんでした。
乗鞍岳(山頂?)まで3.5kmらしい。距離的にはそんなでもないけど…
これはもうすぐ直接雲と戦うことになりそうですな。御嶽山の山頂が見えなくなった…
一応、昼から所により一時雨と言っていた昨日の朝の天気予報、当たるよね?当たるんだよね?
これ、こう見えても実はかなりウボァー(゚Д゚)なのですよ。ふうたろうはハイマツとも格闘しています。
そして、いつの間にかゴミで拾ったペットボトル2本と、自分の水筒用のボトル1本、さらにストック1本をヤヴにたたき落とされたせいか、なくなっていました。ええ、もちろん、荷物置いてさがしに行きましたよ、かなり下まで(じと目
結局、ゴミで拾ったボトルのうち一本は見つからなかったけどね…
雨はまだ小降り。急ごう!
…といっても、ヤヴがすごくて進まないんだけどね。
ここを右に行くとまた別の登山道になっているらしい。もっとも、道の正常さを保証するのは無理だけどね(じと目
分岐を過ぎると、刈り払いがガッツリされています。このくらい道を拡幅していないとふうたろうのあのザックで通過するのは非常に困難です。
今回初めての雪渓。この雪渓が遠くまで続いていたら、かなり厄介でしょうね。
晴れて青空も出ていれば、このハクサンイチゲの大群落ももっと映えたんだろうけど、今何言ってもむなしいだけだね(じと目
この後も何度か雪渓が続いて、そのたびに道を探し回るのがめんどくさくなったので、尾根まで一気にガレを登り詰めようかと思います。若干不安もありますけど。
大日岳付近にいると思われますが、ひどい濃霧。踏んだり蹴ったりですな。
ヌオッ(゚皿゚;)
言わんでも判ってるわい!こんな濃霧暴風毒矢雨の時にこんなとこ歩きとうないわい!
山頂直下のガレ場も、道がこれまた判りづらくてひどい!暴風で荒れているので、落ち着いて探せないし。そして、辿り着いた山頂はより一層ひどい暴風雨!
思えば「くもり昼過ぎから所により一時雨」という予報はどこの予報だっけ(じと目歯ぎしりヴォー読み
這々の体で乗鞍岳頂上小屋まで逃げてきました。ここでホットココアと着替えとして小屋のロゴが入った半袖長袖Tシャツを手にします。いや、それがどれだけありがたかったか…(涙目
しかし、小屋番と話をして油を売っている間に雨が猛毒矢に(滅滅滅
毒矢降り注ぐ登山道を肩の小屋まで。毒矢から逃れた難民が憩う場所となっていました。
ふうたろうはそれを見て、一念発起(何)、頭に巻いていたタオルを絞って、最後畳平に向かいます。
ここは畳平…
じゃなくて、平湯温泉バス停です。畳平では風雨と濃霧が猛烈で、写真撮る気力すらなく、携帯の電波が悪すぎてバスの予約するのが精一杯だったのもあり、食い物すら口にせず、靴の履き替えだけしてバスに駆け込み乗車して平湯まで来ました。
え?東京に帰るなら平湯ではなく乗鞍高原の観光センターだろう??
ふうたろうはそんな乗り換えのめんどくさいことしたくありません。しかもこんな暴風雨の中、乗り換えとか鬼畜過ぎですから(じと目
平湯温泉16時発のバスで新宿まで帰りますので、それまでここで買い物でもしてればいいのです。温泉は着替えがないので却下。ただ、発生源がよく判らないけど、どこかクサい。雨に濡れると雑菌が体中に湧くらしい(没
ヌルすぎる足湯に浸かってたら、クラブツーリズムの観光客のおっちゃんが不躾に独りなのかとか何とかいろいろ聞いてきました。クサいから独り身だと思ったのか(違
別に隠すことでもないからふつうに対応しましたが、ふうたろうの機嫌が悪かったら本気であしらっていましたね。
というわけで、高速バスがまずは安房トンネルを抜け、奈川渡ダムを通り過ぎ、松本に出ます。いや、驚くことに山手は土砂降りでも平野部(盆地)は晴れ間さえありますよ。
正面は美ヶ原高原方面。恐らくあちらも土砂降りでしょうな。
このあと、拘束バスで帰りますが、小仏トンネル付近で25km渋滞し、1時間弱遅れました。新宿から直接家の近くまで帰れるバスに乗れません。あの鬱陶しい山手線と東武東上線に乗らなきゃならないのが憂鬱ですな…(ため息
というわけで、かなり踏んだり蹴ったりの乗鞍岳でした。なぜか、こういう観光開発系の山に登るときは、ほぼ確実にひどい目に遭わされる。阿蘇山も霧島も、宮之浦岳(屋久島)は言わずもがな、立山なんて3回ともくもりか雨か暴風雪だったし、剱岳(略)ったし、岩木山もひどかったなあ(遠い棒読み 百名山ラストダンジョンの伊吹山は激しい暴風雪だった。
まあ、楽して登れる山なんてないんだよね(ヴォー読み
#87乗鞍岳2回目クリア。
天気:岐阜県大野郡朝日村・高根村・丹生川村・吉城郡上宝村・長野県南安曇郡安曇村、中央自動車道など)
虫とヤブと暴風雨。今回も大変な山行でしたね。無事で何よりでした。
にしても、ふうたろうさんだけでなく少なくとも小屋で出会った人達もこんな時に登っていたのですね。
凄いとしか言いようがない。(半分、あきれてますけど・・・)
私も、ずぶぬれで14時間山中を彷徨ったことがありますけど、風がなかった分助かりました。そんな経験、一回で十分です(笑)
ふうたろうさんの場合、これから何度もありそうですね。
好漢(ハオハン)さん
12日の天気はよかったのです。そして、12日朝の予報ではそこまで荒れる予報でなかった上に、雨も昼過ぎからところによって降るとのこと。前線が思った以上に伸びてきて(暖かく湿った空気が予想よりも奥まで入ってきたのでしょうか)、一気に天気が崩れました。ほとんどの登山者、特に泊まりで行った人は、みんな毒矢の爆裂雨にぶたれてひどい目に遭っていたと思います。
まあ、この爆裂雨の中に日帰りで登ってくる人がいたのは、正直驚きましたが、気持ちは解っているつもりです。
畳平のバス停留所では、ずぶぬれの人々が難民のように押し寄せていました(笑
僕は、雨の中強行突破とかしたくないので、時間があれば停滞し、晴れる見込みのない予報ならさっさと諦めるか行き先を変えますわ、どこへでも、ね。