忍耐力勝負!(くじゅう大船山【諏蛾守越・長者原コース】:大分県)
まだ夜が明けていない3時39分、寝るまではずっと鳴っていた雨音がすっかり止んでいました。回復するかな?(ワクワク
…と思っていたら、再び雨音がし始めて、結局ふて寝し、出発は7時45分。いや、ほんとにそれまで雨が止まなかった。というか、まだ降ってた(滅
このウスグラさ、樹林帯のせいだと思うか?いや、人のせいにしてはイケない(真顔
まあ、雨ゆえの造形美もある、ということにしておこうか…(棒のため息
どうやら、岡藩主のナントカはふうたろうが闇テンのススメしていたところよりも上だったようです。書いてある文字は適当に読んでください。ふうたろうは興味がありません。
興味がない理由は、これがダイレクトにふうたろうの生活の場に入ってこない(と認識している)からです。歴史と言っても、例えば過去の農民の一揆や生産の発展、近代の戦争史などを見るのは、現代にも直接つながるような気はしますが、この藩主がどこで死んだとか隠居したとかの知識はただの趣味なのかな、と思うからです。趣味は本当に好き嫌いの話ですからね。自然科学と違って、社会科学には実利を求めているふうたろうがいます。学問の本当のおもしろさは、実利よりも文化にあると、ふうたろうは思っていますが、社会科学にはそこまでの愛情を感じないのですよ…
ところで、ここからそのまま登山道に出られると思うのですが、それらしきものが見当たりませんね…
一旦、昨日通ってきた分岐まで戻って、大船山の指導標の方向に進みます。そしたら、ゲンソー的な風景が(ヴォー読み
で、この露だくの中、あのヤヴのようなルートを歩くの?バカなの?死ぬの?
イブキトラノオとオンタデですかね?タデ科のこれ系の植物はけっこう多そうな気がします。
何となくさっきよりうすら明るくなったような気がします。少し期待しますが、まずは山頂に行かないと始まらない。
ウボァー(゚Д゚)級の道の狭さ。ふうたろうの110リットルのザックとバカでかいカメラバッグにはつらいんですよ、これ。
お、出た!「人吉・かめさん」。熊本県人吉市の山サークルなんですかね?これは。
ん?(・ε・*)
あれは間違いなく山頂の標でしょう、さんちょ…
ヌオッ(゚皿゚;)
山頂ギリギリまでヤヴすげー(滅滅滅
しかも、ガスすごすぎやし(じと目
とりあえず、大船山到着。1月1日に暴風で、あと少しのところで諦めた大船山、確保。
山の天気は劇的です。ふうたろうは坊ヶつるが見え始めてから山頂でネバることにしました。
くじゅう連山西側の山が雲に覆われると、この大船山も間もなく真っ白になります。
しかし、晴れている時間が徐々に長くなってきました。ま、1時間以上待ってそうなってくれなかったらマジ涙目だけどね…
久住山の方は、この写真では曇っているけど、大船山より晴れている時間が長そうです。
坊ヶつるから吹き上げてくる風で、新たな雲が湧いているようです。
10時31分。最後まで晴れなかった三俣山も遂に頭を出しました。
山頂直下の池。ほとりまで行くことはできません。まあ、理論上行けはするんだろうけど。
東側ほど天気が良くない。あんなデカい雲に覆われたらマックラになっちまうわい。
この、上空にまで大きく広がる絹層雲で、これだけ晴れているのは奇跡でしょう。確実に気圧の谷の影響は受けているはずだろうに。
さて、1時間20分も粘ってしまったのでそろそろ行きましょうか。問題は、平治岳方面に行くか諏蛾守越方面に行くか、ですな。
あの、暴風雪で阻まれたときのことを思い出します。でも、あの暴風雪の中でも強行突破した人、いましたね…
そして、避難小屋の方は、1月1日に来たときに書いたかどうかは覚えていないけど、あばら屋という言葉を使うにも憚られるほどです(じと目
ここは段原(だんばる)。北大船山・平治岳方面、坊ヶつる、風穴、大船山の四辻です。
ふうたろうは平治岳に行くのを諦めた、というか、ここで平治岳に向かうと、大船山の東にある黒岳に行くときのコース取りが難しくなるので、諏蛾守越コースを使うことにしました。だから、段原に荷物を置いて北大船山へ。
北大船山方面からの大船山の眺望は良いです。まあ、あちらから北大船山もよく見えていましたしね。
25000分の1の地形図では北大船山東の窪地の周りを一周できることになっているので、行ってみようかと思います。
ウボァー(゚Д゚)
やっぱり低木ヤヴ漕ぎゾーンか(青いため息
いい天気ですな…でも、道がない…リボンだけ最初のところに残っていただけで。
そして、最強クラスのウボァー(゚Д゚)して迷いかけたので、引き返すことにしました。
段原まで戻ってきた頃には、なけなしの体力が尽きていました(滅
じゃ、ボチボチ坊ヶつるに下りましょうか…。今回は坊ヶつる通らない予定だったんだけどね。
真正面に見えるのは三俣山。中途半端に深い樹林帯ですが、たまに遠望が利きます。
もうすぐ13時。最終バスが何時だったか記憶ないけど、間に合うかな…。雨ヶ池越通ってもさして時間は変わらないだろうし。
ところで、登山道というのはこのくらい広々としていないと困ります。ふうたろうは、身体は細くても荷物が太いので、今朝の上りのようなヤヴはつらすぎるのですよ。
そしてここが法華院温泉。6年前、ここのキャンプ場を使いに来たとき、「キャンプだけでいい、温泉いらん」と拒否ったので、別の客から「罰当たり」だの何だのいわれたっけ(黒笑
法華院温泉でバスの時刻表を確認したら16時台と17時台にあるようなので、安心して行きましょうか。
ところで、法華院温泉で表示されていた天気予報で、13日から先、大分県は雨(またはくもり)予報になってるんだけど。
諏蛾守越コースは初めてです。
なお、豊後中村からうまく来ることができていれば、ここを通っていたことになります。
この白い花は何だろうな…
ところで、PCのディスプレイがSigmaの解像度に追いついていない…
諏蛾守越コースからだと坊ヶつると大船山がよく見えます。たぶん、三俣山の山頂からはもっとすごいでしょうな。でも、今回は行く時間はありません。
ここ、いい雰囲気ですな。北千里浜とかいうところの一部でしょうか。
岩ゴロゴロゾーン。でも、見ている分にはいいのです。
正面からソロの女性が歩いてきました。坊ヶつるで仲間が待っているそうです。
ガスったら迷いやすいと思われる場所なので、ケルンが積まれてあります。
コメントに詰まってきた。写真の数が多くなると、これがつらい。
くじゅう分かれの方から流れてくる沢。その沢に乗って、土砂が運ばれて、この北千里浜ができたのでしょうね。
ん?(・ε・;)
これ、まさか、諏蛾守越避難小屋じゃあるまいな。避難する場所が見当たらないんだが(真顔
少し休憩したら16時頃に控えたバスに向けて諏蛾守越の避難小屋もどきを出ます。
この、紅白そうめんみたいな花も、手元に図鑑がないので判りません。
少しの間砂利道歩き。ここは落石が多いらしいので、休憩せずに通過せよ、という看板があります。
判りづらいけど、ここに短縮ルートがあります。いちいち車に合わせたカーブになんか付き合ってられないからね。
浸食から大地を守る植物相が貧困なためか、洗くつが進んでいます。
雨ヶ池越コースと違ってこっちは樹林帯が少ないので展望はずっといいはず。
水の流れがきれいでした。近くに家族連れの人たちがいましたが、その横でちょっと失敬。
この道を行くと近道のように思えますが、明後日の方に連れて行かれます。
まっすぐコンクリートの道。時間はギリギリかと思ったけど、間に合いそうですね、16時までに。
下りてきました。一泊二日ですが、妙に充実していた気がするのは、それだけ呪いの聖書とかでいてこまされてきたからですかね(じと目
そして「くじゅう登山口」バス停。ここから熊本~別府の都市間バスに乗って湯布院まで行くのが最善です。今日の終着地は大分ですから。
由布岳はまったく見えていないですね。この夏は、太平洋高気圧が疫病神になっているパターンです。早く秋になってほしいですな。
大分に戻ってきてからコインロッカーの荷物を出し、ビジネスホテルに滑り込みます。荷物や片付けその他がなければネットカフェで十分なのですが、あの雨の中ずぶ濡れになったものとかどうにも処理できないのは厄介ですから…
で、ホテルに着いてからメシ屋を探しに出かけたら、これが!飲み屋とラーメン屋しかない(苛
やっと商店街で寿司屋を見つけたら、カウンターはあるけど椅子がないので、すぐさま脱走しました。
結果、もうどうでも良くなって、目に付いたCoCo壱番屋でカレー食べて終了(真顔
商店街の店の外でパンを買ったらひとつオマケしてくれました。まあ、こういうのも、「捨てる神あれば拾う神あり」っていうのかな…。
ホテルに戻ったら、とりあえず勢いで10日付の大船山1日目の日記を書きました。そしたら2時。明日は7時50分のバスに乗って両子山に行くんじゃないの?ちゃんと朝飯食ってから。
ふうたろうの闘いは下界でも続く(真顔
#299くじゅう大船山クリア。
天気:くもり時々晴れ、朝まで雨(大分県直入郡久住町・玖珠郡九重町・大分郡湯布院町・大分市、久大本線)