仏の道はデラックス(何)(国東両子山【両子寺~赤根集落コース】:大分県)
しまった、薬を飲んでくるの忘れた…(滅
7時50分発のバスの次は9時5分。バス乗り換えの地点である安岐まで1時間40分程度かかります。9時5分の便に乗っても11時10分発の乗り継ぎ便には間に合うはずですが、国道10号線が混雑していてしんでしまうのもアレなので早めに出てきました。そしたらこのザマですがな(滅滅滅
今日は大分県北部の国東(くにさき)半島にある両子山(ふたごさん)に行きます。岡藩主の墓の横で闇テンしているときに甚大な被害を受けた大分県登山ガイドの本には紹介されていませんが、まあ、ふうたろうの旅はいつも行ってからナンボの話なので、それでいいのです。
ところで、昨日のCoCo壱番屋のカレー(5辛)の副作用(主作用)でハラが痛い。安岐バス停の近くの店はいくらでもあってトイレを借りるには事欠かないはずですが、早く着きすぎたため、コンビニのセブンイレブンしか開いていないという罠。コンビニよりも地元のスーパーで買った方が色んな意味で御利益があるのは鉄則ですよ。
で、悲惨を極めたのはこれ。
何がゴリラガラスだ、何がGショックだ。ふつうに割れやがったぜ…
ん?(・ε・;)
あ、そういえば、今日は過去2回あの世に逝った携帯の命日じゃないか(棒読み
ふうたろうの携帯は、8月12日に壊れるように設定されているらしい、しかも3年おきに(じと目歯ぎしりヴォー読み
無駄に待ち時間が長いと、無駄遣いも激しくなります。これも鉄則。
7時50分のバスに乗ってきた意味、あった?
遠くにセメント工場が見える田んぼ。セメントで思い出すのは石灰です。石灰に限ったことではありませんが、山を切り崩し、有限な資源である石灰を掘り続けることに展望が見いだせませんね。
田んぼにはジャンボタニシがいます。どピンクの卵が緑に映えていますね(真顔
そういえば、バスに乗っているとき、雨がぱらついていました。不吉な予感以外しなかったのですが、今は晴れ間が出てきています。まさか…!?
安岐発両子寺(ふたごじ)行きのバスが悠久の(1時間半の)時を経て来ました。
バスの中で、話の中身からもう70、いや80代くらいのばあちゃんと話をしていました。戦時中の話。食べるものもない、親のいうことには一切逆らえない、玉音放送に涙したこと(ちょうど校長室の掃除の時にかかっていたラジオで聴いたらしい)、北九州(小倉)から長崎の原爆のキノコ雲が見えたこと…
ふうたろうは、戦時中のことを記憶している人の話を直接聞けるのは、自分たちの世代が最後だと思います。ふうたろうたちは、本来はそれらを克明に記録し、伝えねばならないんですよね。
ばあちゃんは「糸永」バス停で下りていきました。田んぼの向こうにある家を指して、あそこが私の家だ、といって。
事実として進む高齢化。これから10年先、どうなる。
さて、バスが終点の両子寺バス停に到着しました。国東半島は未踏の地です。どんな旅が待っていますかね?…といっても、バスの時刻の関係上4時間のタイムリミットですけども。
太い道路はクルマ用、細い道は歩行者用。ふうたろうは右を行きます。1秒迷わずに。
両子山に登るには、まずは両子寺に行かないと始まりません。ただ、裏から登る道もあるようです。でも、まずは正攻法でしょう。犬死にするのもアレですしね…
足の悪い人は、この階段の下にある仁王像にふれて御利益をもらうことができるそうですが、ムリしない程度にこの階段を上り下りするとかで治る人もいそうですな…
改めて国東半島のマップ。未踏エリアですからね、ガッツリ行きますよ、と。
200円払って両子寺境内に侵入。両子山や境内のイラストマップももらえます。地図にあるルート以外にも道があるようですし、地図にあるルートでも道がないような感じもします(じと目
石段にイワタバコが花を咲かせていました。ちょっと手ぶれしてしまいましたね…
このイラストマップを見ると隠し通路が色々あるようで、おもしろそうですね。
ロウソクに願い事を(星マーク
一瞬の迷いもなく身体健全です(真顔
さて、奥之院の隠し通路を進みましょう。25000分の1の地図にはない道です。
なお、ここ、コケがあって、ツルッと逝くとかなりやばそうです。
程なくして急坂。この上には3箇所ほど見るものがあるらしい。どれ、行ってみようではないか。
百体観音だそうです。
そういえば、こちらに18切符で向かうとき、「宗教は~」って言ってたおばちゃんがいたが気にしないことにしよう(真顔
崖の途中にも石像がまつられています。背負子でも背負って担ぎ上げたのか、あの場所で彫ったのか。
針の耳から先、実は指導標ゼロ。道がかなり不明瞭で、地図にもルートがないため、めちゃアヤシい。ふつうに、ガチで、迷えます。
地図にルートがないけど、記憶を辿って線を描く。でも、極めてアヤシい。
タノシく迷ったあと、石像が見つかって初めてそこが正解ルートであることを知ります。
そして、道なり(っぽい)に進んでいると、舗装路に出ました。これがメインルート。
そして、この舗装路、ナメてかかっていたら猛烈な急坂で、暑さとコンボで汗だく。
さて、やっと尾根に至ったら、また25000分の1にない分岐が。郡境尾根?どこに出るんだろうね。たぶん、寺の方に戻ってくる道なんだろうけど。
とりあえず、ふうたろうは山頂目指します。鉄塔が何本かあります。
両子山山頂。櫓があります。まあ、ズタボロの八溝山山頂(茨城県)よりはいい感じかな…(遠いじと目
こちらにも、奥之院に還流するルートがあるようです。難路と書いてありますが…次来る機会はあるかな、この山に。ふうたろうの旅は無限ですから…
午前中の天気は雨もぱらつく曇り空だったので、正直期待していませんでした。でも、この天気は素晴らしい。願わくば靄がなければと思いますが、それは高望みの過ぎることでしょう。
昨日ほどのきれいさではないけど、絹雲・絹積雲の美しい空です。
寺の方では管理していないという道が、山頂から北側に着いています。指導標は当然無いし、道も不明瞭ですが、こちらに行けば、国東半島の北側へ通り抜けができます。
基本的に架線沿いに下りていけば安寧なはずです。でも、おもしろくないなあ…
いうまでもありませんが、こんなところは道でも何でもありません。
電波塔に電気を送る電線の保守管理用路と、沢筋のデラックスヤヴ漕ぎゾーンのひどいルート。こんなもん道ではない(←周知の事実
そう、こういうアクセントがほしいのですが、なぜか法面のへこんだところにばかり生えているのです。
ん?(・ε・*)
こんなところにも両子山に向かう道の指導標が。…といっても、ほぼ廃道状態っぽい。
この空、くもりだの雨が降るだの言っていたのが信じられませんな。
その山道(のはず)コースを進むと直ぐ、このゴミためが待っていました(滅
山菜採りの最中に投棄するおにぎりのパックなどのレベル(青森県)ではありません。
地図通りに進んでみると、草ボウボウですがちゃんと道になっていますね。どんどん行きましょ…
ん?(・ε・;)
…だからどうした(真顔
とりあえず荒れた道を下ってきて、舗装路に出ました。これで安寧だろ…ん?(・ε・;)
ヌオッ(゚皿゚;)
かなり荒れていますな。木の枝などが散らばって…
ブッ¨:∴(゚ε゚;)
倒木スゴすぎです。手荒いお見送りありやとやんした(歯ぎしり
沢沿いの道はそれでも清々しい。いや、ふつうは"道"という認識ではないのか(遠い目
沢水はよく見たら葉っぱの破片とか泥とかが混じって流れています。まあ、何日か前まで雨降りまくってたもんね…
つまるところこのルートは破壊されており、ヤブと崩落に難儀する。通るのはアホしかいない(じと目
それから少しばかり、倒木や倒竹とウボァー(゚Д゚)しながら下ってくると、やっと集落っぽい場所が見えてきます。
山奥の集落の神社。地元の人たちが祭事を行う場所なんでしょうな。
伊美川、草の下を伏流しています。大水が出たら溢れそうですな。
そして遂に赤根バス停。でも、まだ待ち時間があるし、こんな日当たりの良すぎるところで待っても暑苦しい。
もう少し下ろう。なんか、色んな観光施設の案内板がありますが、基本的に無視。
赤根バス停の次のバス停は坂の上にある施設っぽいけど、行く気なし。赤根農協前バス停まで来ましたが、周りは民家ばっかり。さすがに居づらいのでまだ先に進みます。
その橋を渡ったところで老人憩の家前バス停。もう、これ以上歩いているとキリがないのでやめました。
16時20分のバスがもう来る。縦走や山ごもりと違って、下山挟んでの連続登山はやっぱりキツい。
バスの運転手と話をしながら伊美バス停。ここから宇佐駅までのバスに乗り換えます。
宇佐駅。ここまで来たらもうばあちゃんたちの家は近いけど、まだ旅は終わっていないっ!
これから、大分駅のコインロッカーにブチ込んだ荷物を取って、佐伯まで行きます。この明日の佐伯が最後です。そして、6時35分佐伯駅前発のバスなので、また早い。移動や雑用で疲労が蓄積しています。明日の山行が限界でしょうな。体力的きつさ、危険度ともに未知数ですが、デカい荷物担いでタイムアタックするようなものではないので、たぶん大丈夫でしょう…
なお、今夜も日記を書き続けましたが、集中力続かず、ほとんど進みませんでした。
天気:くもりのち晴れ、朝まで小雨ぱらつく(大分県大分市・東国東郡安岐町・国東町・佐伯市、日豊本線など)