山の岩場、海の岩場、マックラくりはま花の国(安房鋸山【観月台・日本寺・明鐘岬周遊コース】:千葉県)
連休3日目。最期までIngressの日々を送るわけにもいかないので、いちおう、300名山ハンターだった者の矜恃を見せます。やってきたのは‥
房総半島の、千葉県富津市、浜金谷駅。ロープウェーも通っている観光地・鋸山及び日本寺の麓です。
さて、とりあえず駅周辺のPortalをHackしときますか(←こら
このラーメン屋の看板はちょうど顔の位置にあるので、歩きスマホをかますと打撃を食らわされます(ふうたろうは食らっていません(`・ω・*´))
Portal巡りは新たなるものの発見を夢見ることですね。大げさですか?
漁港周辺は、鋸山に登ろうとする人は、歩かないと思います。コースから少し外れていますから。でも、大阪南港の、倉庫がひしめき合い、トラックがけたたましく走り回る海辺とは、次元の違う世界ですよ?
まあ、大阪南港は、そもそも海辺というより、もともと海だった場所なんだけどね(遠いじと目
遠くに富士山が見えますね、綿帽子被った富士山。
今日は登山というよりハイキング、ハイキングというより散歩ですかね。昨日の、東京都内ハイパードライブよりマシでしょうよ(フラグ
鋸山の方向に進むと、観月台と車力道との分岐に立ちます。ここでどちらに行くかを迫られますが、まあ、矜恃を見せるなら観月台で(しぶしぶ
その観月台コースは猛烈に急な階段です。登った時の報酬はどんなものかを考えると、ビミョーかもしれませんが‥
山はその報酬のために登るのではあるまい。たいていは行く過程とセットで意味を見出しているものですよ。
山頂の風景がいい山なら、霧ヶ峰の車山でも、車で鉢伏山に登っても、構わないわけだし(両方長野県)。
観月台の上から東京湾と東京都を眺めます。まあ、海だけを眺めても、それほど写真を撮りたいような気分にはなりませんね。
2006年9月2日に、実は一度訪れていますね。読む限り、相当軟弱なことをホザイているようですが、当時のふうたろうなりの思いはたぶんこもっているのだろうと思います。
コメの味がいまいちだと?味の違いもよう判ってないくせに。
当時と今とは、持っているカメラも違います。あの時はふうたろう初代のデジカメ(コンデジ・クールピクス)で撮っていたのではないですかね。フルオートのコンデジ。
それにしても、見事な石切場跡ですね。しかし、いつも思うのは、石灰や石材を掘り尽くして、日本中の山を丸裸にする気なのかな、ということです。
ここ、かつて石切り場の労働者たちが通っていた道でしょうか。
両側が岩壁に挟まれていて、かなりの暗闇です。
人が石切りを諦めたあと、植物たちがその岩壁を這い上がっています。
考えてもみたら、野生動植物にとって、自然破壊などという概念はなく、環境が変化したかどうかで、適応するか滅するかしかないということです。人は人に対してだけでなく、自然を想うこともできる生物ですから、破壊を嘆き、復活の健気さに心打たれることもあるのですね。
ここにはこの辺りの地質のことを書いた看板が、相当キタナくなった状態で立てかけられています。興味ある人は適当に読んどいてください、と(←こら
前回は向かわなかった鋸岳山頂を目指します。Portalも景色の良い場所も日本寺の方に行かないとなかなか得られないのですが、今回は矜恃が(何
崖に付けられた道を登っている感じです。
しかし、この道がなければ、こんな断崖絶壁は、そう簡単には登れません。
みんなが空と遠くを見ているなら、ふうたろうは地面と近くを見てみる。視点は違うほうがおもしろい。
‥見どころ少なく、パパっと到着鋸山三角点。8年4ヶ月のリベンジ達成?
というか、当時の日記を見ていると、登る気すら無かっただろ!
とはいえ、それほど展望が良いわけでもないので(写真としても)、敬遠されるのは致し方ない。
というわけで、戻ります。一筆書きで抜けることも可能なようですが、林道に抜けるだけのようです。できれば保田か金谷に降りたい。
金谷や保田に降りるには、分岐点までは来た道を戻るしかありません。しかし、その途中に、鋸山の展望台があります。日本寺やロープウェーの方角です。
これは保田の海岸線。2006年9月2日に来た時もこれを撮っているはずです。もちろん、ぜんぜん違うものを撮っているように見えると思うけど。
左手の山は伊予ヶ岳ですかね。近くの富山(とみさん)までは行ったことがあるのですが、伊予ヶ岳はまだです。デマンドバスで行くことになります。少し準備しておかないと、行けません。
今度は浜金谷駅方面に下るのではなく、日本寺の境内に入り、あの岩の上にも行きましょう。2006年にも通った道です。
手すりも万全。子供の声も聞こえます。たとえば、異口同音に「やっほー!」とか。ふうたろうはだいたい山びこの代返をします(何
あの出っ張り、かなりの人が訪れるところですが、いつかあの岩、折れないのかと思います。
600円払って日本寺境内に入りました。しかし、この仏像も、よく彫ったものですな。あの、人の小ささを見よ!
日本寺に来て、こういうものを撮っていく人はどのくらいいるかな?
別にふうたろうはスカートの中を覗きたいわけじゃないんだからねっ!
いやいや、スゴい観光客の数だこと。階段を必死で登る方々の多いこと。
高度感、すさまじいですね。広角レンズで、崖の底が見えていませんよ。
これ、件の岩の上からです。鉄柵が結構高めなので、乗り出し気味で撮らないと‥
2006年の時のカメラじゃ表現できなかったし、ふうたろうにも表現する能力のなかった風景じゃないかな、これは。
あの出っ張りの上に行くにはちょっとした岩肌を登り降りする必要があるのですが、やっぱりみんな恐怖に満ち溢れています。ふうたろうは駆け下りるのみ。何処かから「信じられん‥」という声が聞こえた気がします。
次、って何かって?そりゃ、Ingressに決まってますがな。日本寺にはPortalがあるのですよ、Portalが。すでに、さっきのデカい仏像はPortalをいただいておきました。あの場所ではGuardianは狙えませんからね。
そして、この、階段を延々と登ってきたところにもPortalが。
きついしそんなに見どころもないので敬遠されるかもですが、Portalはふうたろうを誘います。ここも緑だったので青に変えておきます。
なお、ふうたろう以外にも青の人が来ていて、緑が掻爬(そうは)されています。
展望は一応ありますが、こんな感じ。ちょっとアクセント足らずで物足りないのですよねー、東京湾方面は‥
とりあえず、日本寺のPortalは全部回ります。でも、岩壁でGPS捕捉がけちょんけちょんです。
写真も撮っていて楽しいし。Ingressは写真撮影との相性も良い。
日本寺はアップダウンの多い断崖にあります。よくこんなところに仏像を並べようと思ったものですな。
Portalを概ね回りきったので、下まで降りてきました。観光客、多いですね。
そして、これ、大仏です。名物、か?2006年に来た時はこれ、見なかったように思います。
近くを歩いていた人々数人は、このまま保田駅の方まで歩いて行きました。2006年の時は、ふうたろうも確かそうしたと思います。ちょっとは浜辺には出たとは思うけど。
国道127号線に出てきました。今日は金谷に戻って、久里浜(神奈川県三浦半島)まで船に乗って帰ってみようかと思います。
とりあえず砂浜へ出てきました。国道を歩いて金谷までとか、罰ゲームか苦行でしかないからね‥(じと目
ということは、この砂浜と磯を伝って金谷まで行くということです。今日のメインがどこか、判ってきたでしょう?
人の足跡はいくつかありますが、まもなくふうたろうのものだけになります。
海は山に比べると見劣りしますかね。いや、海と山とを比べて語ること自体、誤っています。海と山とは同じ線上にありますから。泳いで行くとかいうなら別だけど。
波がかかるところは藻類が付着していてかなり滑るので注意です。
はて、この砂岩っぽい岩にはたくさんの穴が開いています。和歌山県の友ヶ島の見える海岸で見た記憶があります。この穴の中には、何か生物がいる(いた)形跡があります。
この岩場、ガレ場を歩くようなものです。荷物が軽いから楽なだけです。
水のたまったところには海藻が生えています。海の岩場(磯)独特の風景ですな。
しかし、その下の磯歩きは、登攀技術が必要です。まあ、三点確保くらいできればなんとでもなるんだけどさ(真顔
それでもここ、滑ったら冷たい海にヅドンですし、岩も若干脆くなっていますから、注意しましょう。波もあるので、渡るタイミングも見計らって。
ここ、何の変哲もない磯に見えますが、結構高い位置にまで波が達しているように見えませんか?ここで波を食らったら全身ずぶ濡れですよ。
高い場所にまで潮がかかっている理由はこれです。
これでは解りにくい?
この潮吹きは、海抜5mくらいはありそうです。同じ高さから海岸線を眺めています。
金谷方面から一人のおっちゃんが来ました。まさかこんなところで人に会うとは思わなんだ。
遠くを船が通りかかると波が起こって大きめの潮吹きが発生します。
ここはかなり楽しい。でも、初心者はムリです。少なくとも、あの鋸山の展望台付近で怖気づいている人には、危険です。
ここも波の状態が安定していればまっすぐ進んでいけそうですが、ちょっと厳しいですね。
国道のトンネルの中を歩く方法もあるにはあるようですが、キケンでつまらないのも判りきっている行為なので、トンネルの上を巻きます。
そのトンネルとは、明鐘岬(みょうがねみさき)のところにあります。トンネルの前に、歩行者が歩くことを知らせるボタンを押してから通りますが、外を歩く人は押さなくてもいいです。それを知らずに押してしまいました。
さて、そのトンネルの上を乗り越えたところに磯に降りる階段がありました。
明鐘岬の磯も歩き回れば楽しそうですが、階段が付いているほどの場所ですから、やはりさっきの潮吹街道(何)の野趣あふれる雰囲気とは違いますなあ。
そして、その明鐘岬のところに1軒のカフェが。チョー満員でした。吉永小百合さんがテレビ出演の際に来たとかで、有名になったと、さっきのおっちゃんが言っていたような気がします。
テレビの影響は大きいね。ふうたろうみたいな、どうでもいいブロガーの記事100万回よりも、大きいね。
まあ、そこまで大きくなられてもめんどくさいけど。
だいぶ夕方の雰囲気になってきましたね。どこかで飯を食っていこう。
味はなという駅前の食堂発見。というか、前も来てそうだね、ここ。
ふうたろうは、またヅケ丼を注文していました。
メニューの札が下がっているところに「写真撮影お断り」の文言がありました。何か、ブログとかで色々あることないこと書かれるらしく、店主も困っているようです。
例えば、使っていない化学調味料をさも使っているようなこととか。実際は出汁はカツオだしで取っているらしいけど。つまりそれって、自分でお汁を飲んでも、化学調味料との味の差が判っていないってことだよね?
でも、そういうのはふうたろうもやりかねないことなので、気をつけましょう。
食べ終わったら、船出港まで時間があるので、Ingressに出かけましたが、魚屋の前でカワハギに釘付けになってしまいました。今朝捕れたものらしい。今日は1匹700円程度と高いそうですが、買って行きたいところです。
が!明日から3日間出張という罠(滅滅滅滅滅滅
アイテムが思ったように出なくて(いつもだけど)不完全なまま港に向かいます。ずいぶん日が傾いて、もう、落ちますね。
港周辺は浜金谷駅周りと違って、近代的な開発の波が押し寄せていました。ガストなんかあったりします。
個人経営店も、宣伝の洗練などはした方がいいと思うことはありますが、さっきも書いたとおり、テレビや資本力にものをいわせた知名度というやつには、基本的に敵わないでしょうね。ふうたろうは、それでも、小さい経営が多数あることが理想だと思います。もちろん、規模の大きな経営にしかできないこともあるでしょうけど。
港の前の土産物屋っぽいところにはたくさんの車が停まっていたように思います。時間がなかったので立ち寄れなかったのが悔やまれますが、さっきの魚屋とこちら、どちらのほうが面白そうか、次来た時は定めてみたい。
なお、別の土産物スペースは、ハイパー・キノドク・スーベニア系でした(真顔
‥さあ、船に乗ろう。
いいですね、この、高速船では味わえない居住スペースの快適さが。
夕日に黄昏れながらフザケる若者たち。海に落ちても誰も助けてくれないぞ。
激しく揺れる船の中で水平を保つのは難しい。そうでなくてもこのSigmaは水平に写真を撮るのが難しい。
たまたま南西の空を見たら、天城山に日が落ちるところでした。ダイヤモンド天城、なんつってね。
でも、フェリーからこの風景を見ようと思えば、1年のうちでも今日、せいぜい前後数日のチャンスしかないのですね。
今日はミラクルが多かった。楽しゅうございました。旅もいよいよ終わりです(フラグ
ん?(・ε・;)
突然辺りがマックラになってわけのわからん看板が出てきたけど何だろう(ヴォー読み
ただふうたろうはIngressをやるために久里浜でもちょっと歩こうと思っただけなんだけど‥
気がついたら、くりはま花の国を歩き通していました。しかもそこは小高い丘になっていまして。
Ingress、攻撃アイテムを完全に使いきって終了です。はいおつかれさん(棒読み
いい旅夢気分で歩きまわったその末路が、マックラいい旅夢気分の反転フラグで終了しました。潮吹の磯は見られたし、鋸山の展望は良かったし、味はなのヅケ丼はうまかったし、船旅は楽しかったし、マックラくりはま花の国もタノシかった。
ああいい旅だったなあ(棒読み
天気:快晴(千葉県富津市・安房郡鋸南町・神奈川県横須賀市・東京都新宿区、JR内房線・久里浜線・金谷~久里浜航路など)