険しい交通機関(愛別石垣山【中愛別駅~愛別駅コース】:北海道上川支庁)
昨日は旭岳でしたが、今日は趣向を変えていきます。今日のは昨日よりもハイキング風です。まずは7時1分旭川発の普通列車に乗るところから。
天気は悪くなると言われている割には、よく晴れています。予定では午前中に山行を終えるつもりなので、午前中持てば御の字です。
中愛別駅到着。ゆっくり走る電車から、駅のPortalを撃墜します。Ingressは忘れない(何
中板橋ならぬ、中愛別。親近感が
‥湧くはずないやろ(゚Д゚メ)ゴルァ
中板橋みたいなところと一緒にしてはいけません。
さて、今日登る山ですが、愛別石垣山というところです。ただ、ガイドブックによると、最高峰には立てないことになっています。それを無理やり積雪に任せて登ろうと企んでいるわけです。
でも、ここから見えている石垣山は思い切り崖になっていますよね。どうやって登んのかな(真顔
とりあえず、ガイドブックの記憶をたどって、登山口を目指します。困ったことに、25000分の1の地図には道としての表記がないのですよ。
まあ、こんな風景写真とか気楽に撮れているくらいだから、大丈夫でしょうけどね‥
自転車・歩行者専用道路です。さすがに多少の雨では溶けきらんか。
この道のアスファルト、割れガラスの破片が埋まっていてキラキラしています。青やら緑やら茶色やらのガラスの破片がけっこうきれいです。こんな写真じゃなくて、ちゃんと真上から撮ればよかったと、後悔。
歩行者や自転車のみが渡れる愛山橋を渡ります。彼方に見える山は層雲峡周辺の山です。
こちらは石垣山。眺めがいいです。こういうところにいると、心が落ち着きます。こじつけに聞こえるかもしれないけど、ふうたろうにとっては、これは立派な治療。
誰が決めたのか、愛別町民憲章なんてものがあります。本当に、こんなの誰が決めるんだろうかと、いつも不思議に思います。
発電所です。どこから水が流れてくるのやら。あるいは、揚水式発電でしょうか。
ところで、またCCDにゴミがありますね(苛
ふうたろうにしては珍しく、ちゃんと指導標付きの場所を歩きます。でも、安心するのはまだ早い。いつぞやのまぼろしの大垂(福井県)では、指導標に思い切り騙されて丸一日かけてタヒんできたではありませんか(遠いヴォー読み
4月2日に平和の滝から帰ってくる途中で買ってきた、Foods&Breadの国産素材のラスク。素朴な味ですが、満足感があります。それは、味や栄養価以外の価値基準を持っているからだと、ふうたろうは思います。
で、登山口から侵入したわけですが、どっちに向かえばいいのかしら。地図には登山道のラインは一切書いていないもんですから。
こういう特徴的な地形があれば現在地くらいはすぐに判ります。でも、どこを通って良いのかだけは、地形からは絶対判りませんから。
樹林に囲まれて解りづらいかもしれませんが、だいぶ高度が上がってきたように思います。
植物、生き物たちの生きるための執念たるや、すごいものですね。「石にかじりついてでも」という慣用句がありますけど、それを地で行くようです。
いい眺めです。ふうたろうは、360度の大展望も好きですが、こういう素朴なのも好きです。山に貴賎なし。
岩の柱を敷き詰めたようなこの地形を何と言ったかな‥。層雲峡のビジターセンターの人に教えていただいたのですが、忘れてしまいました。火砕流の影響だとか。誰か教えてエロい人。
結局、崖の上にはどこから登るのか判らないので、この辺で手を打っておきましょうか。
雪の塊や岩、樹の枝などにしがみついて登ってきました。まあ、結果オーライってやつです。
なお、この時点で旭岳よりは難易度が高いです。滑落しないように。
あ、さっき、山に貴賎なし、と言ったばかりでしたね。旭岳も面白いしここも面白い(棒読み
というわけで、石垣山の尾根に上がってきました。ガイドブックには山頂(最高峰)に至る道は廃道になっている、とか書いていて、変なところで終点になっていましたが、ふうたろうは山頂を目指します。当然ですよねー(はあと
この仏像、いっぱいあるので、1つずつPortal申請したいくらいですね。でも、こういうところを歩きなれないプレイヤーがホイホイ入ってきて死なれても困ります。
美林ですね‥機能性胃腸症でも潰瘍性大腸炎でも、歩けるだけの体力と余力があるのは、ありがたいことです。
石垣山の山頂はこの辺りでしょうか。特に何かこれといったものはありませんが、歩くことを楽しみ、いちおう山頂という目標地点を設定できるなら、それで十分だと思います。
彼方のあの山は、北大雪のニセイカウシュッペ山辺りでしょうかね。
さて、ふうたろうの今日のゴールは愛別駅です。この素晴らしい雪の大地を歩いて、向かおうかな。
高圧線の下は樹林が刈られているので、そこを真っすぐ進みます。
ただし、高圧線の真下を馬鹿正直にまっすぐ進むと谷に突っ込みます。
そう、今日は天気が下り坂です。おそらく急変するタイプです。朝の快晴からいきなり上層雲が広がってきました。
石垣山を振り返って。
山は、山頂だけにあらず。行程すべてに意味がある。ふうたろうはそう思って、どこも歩いています。
天気を御する者は強いのです。天候の変化を読み取り、その変化をも楽しんでいきましょうや。ほら、いわし雲がきれいでしょ(黒ハート
林道歩きに飽きたらテキトウに尾根にでも上がっていればよろしいのです。もちろん、ヤヴがあったりしますけどね。
雪の大地は自由の象徴。地形を御する者は強い。ショートカットでも道無き道でも、なんでもござれです。
道を歩くのと違って樹林帯の中を歩くので、野趣溢れる風景を堪能できます。藪漕ぎ好きは、ひょっとしたらそういうのも楽しみなんじゃないかな、とか思ったり。
立ち枯れた白樺、かな。でも、ここは朽木に棲む虫やそれを追ってくるキツツキ、キノコなどの生命を育みます。生と死はいつもつながっていますね。
この辺り、雪が腐っていて10センチ以上沈みます。歩くスピードがガタ落ちです。13時半の愛別駅発の上川行きに乗りたいのですが、間に合いますか?
ん?(・ε・*)
向こうの空、厚めの雲が居ますね。天気はやはり急変するのでしょうかね。
それにしても、北海道の青空は大好きです。たとえそれが遮られることがあるとしても、東京の隙間のないビル群や電線に遮られるのとはわけが違いますから。
天塩岳~渚滑岳の縦走、ふうたろうの近年最高の思い出。それを思い出すような風景。北海道は未開の土地が多いので、手の届くところにこういう場所がいっぱいあります。羨ましい。
もちろん、ふうたろうは本州や九州四国の山も好きです。日本の山ならどこだって、ふうたろうは好きです。その愛情に差はありませんが、北海道の山、自然は大きい、ただその事実が隠し切れないだけです。
歩いている場所がわかりますか?地図を御せるようになれば、足場のある場所すべてが自由の大地になります。法則を掴んだ者は、その法則を掴んだ対象から、掴んだ分だけ、自由になるのです。人はそうして、技術、文化を発展させてきたのですから。
なだらかで展望がきかない樹林帯です。もちろん迷っても下界はすぐそこなので何ら問題ありませんが、山歩きを御するなら、ここは自分の思った通りに歩いてみたいではありませんか。
この針葉樹林、何か節みたいなのがいっぱいありますね。枝落としが遅れてしまうと、木材には真っ直ぐな木目ができませんから、大変ですね。
ん?(・ε・;)
ヅドン
ブッ¨:∴(゚ε゚;)
雪の穴にハマって思い切りこけました。痛い‥(涙目
あれ?何でこんなところに漁船が‥?
そういえば、船頭多くして船山に登るということわざがありますよね。
ま、ふうたろうにかかればその程度の問題は問題の内に入らないがね(震え声
さあ、愛別駅までまったりモードで行きましょうや。
サイロ。
この風景がずっと守られるようにしたいね。TPPを、北海道の人たちは止めようとしています。沖縄とともに、応援します。
愛別駅到着。
なお、駅と近くの郵便局がPortalになっているので、しかも緑なので、奪い取っていきましょう(黒笑
駅から郵便局まで、数百メートル歩きます。13時30分の電車には十分時間があるので、マッタリ行きましょう。
ここは上川駅。駅で1時間強の待ち時間があるので、Ingressやっていきます。が、1時間もやるほどPortalの数は多くないんだよね‥それに、ちょっと疲れてきたんだけど。
層雲峡到着。ここにはMissionがありますので、やっていきます。しかし、バスの接続があいも変わらずひどいので、小走り‥
ん?(・ε・;)
ゴキュッ!
ブッ¨:∴(゚ε゚;)
階段の近くで思い切りこけました。スマホに衝撃が加わって、異常停止しました。ふうたろうも痛い‥
どうも氷のアートらしい。それがトロケた残骸というか。
それより、いきなり風が強くなってきて、狩場山山塊のフモンナイ岳中腹にテント張っていた時みたいに、10分くらいで一気に荒れました。今接近している低気圧、今後発達してくる予定らしくてね‥
それにしても、17時半までこの殺風景な層雲峡で待って、上川でもまた小一時間電車も待って、旭川到着は20時をまわります。下山、12時台だったんだけどなあ?!
潰す時間なんて本来はないけど、これが公共交通縛りの恐ろしさ。マイカー(レンタカー)であれば、5時間は早く帰り着いているはず‥(遠い目
でも、無駄な時間なんて、きっとありませんから。ここでごま辛味噌ラーメンを食べるのも、何かの縁でしょう(震え声
ゲストハウス旭川に戻ってきたら、ご主人たちは離れの飲み屋で仲間たちを集めて楽しんでいました。実は、昨日もふうたろうはそこにお呼ばれしていたのですが、今日も行きました。小さい酒場ですから、何十人も集まれはしませんが、人の輪とは、改めていいものだと思います。
思えば、3月7日に北海道に来て、あれだけ不安だったのが、いろんな人の中にいるのが、それほど大変だと思わなくなりました。目的が鍼灸ではありましたが、苦肉の策(失礼)で飛び込んだゲストハウス・縁家、ゲストハウス旭川、夕張岳のパトロールなどで、孤独を味わう必要もそれを忘れる必要もなくなりました。これが体調のコントロールに役立つかはともかくとして、「生き方を見直す」Missionにはうってつけ、ではなかったですかな。
北海道滞在は残り6日。思えば遠くへ来たもんだ(何
UC:2
FD:1、夜は3
天気:晴れのちくもり、夕方から時々雨(北海道旭川市・上川郡愛別町・上川町、石北本線)