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いつものタノシい山行に戻ったラリ!(桴海於茂登岳【ウマヌファ岳周遊コース】:沖縄県)

2015年 5月 8日

 昨日の夕方、イリワに行く前に、5日にパイナップルを買食いしたあのスーパー(?)で食料を買い込んでおきました。イリワは自炊可能な宿で、食器や調理器具も充実しています。ただ、長期滞在者が冷蔵庫のかなりの部分を専有しているのはどうかと思いますが‥それでも、どこかの島時間を長く感じさせてくれる宿に比べれば、比較すること自体失礼に当たるほどの素晴らしさです。宿泊費も半額以下ですし、冷房代も請求されないし。
 おっといきなり愚痴ってしまったではないか(ヴォー読み
 とりあえず、オクラと黒人参(黒はポリフェノールの紫色)を茹でたもの、ゴーヤチャンプルーです。米は精白米を手に入れることができなかったためザンネンです(真顔


 10時7分、イリワのある川平(かびら)から石垣空港に行くバスに乗ります。が、ここ、10時にも石垣バスターミナルに行くバスがあって、めちゃくちゃ紛らわしい!ふうたろう、そのバスを猛ダッシュで追いかけて犬死にしてもうたやん。


 バスを降りたところは米原キャンプ場より少し先です。知花食堂(ちばなしょくどう)の前で降りるのがベストでしょうか。
 それより重要なこと、今日はどこに登るのか。石垣島最高峰の於茂登岳(おもとだけ)と言いたいところですが‥


 ふうたろうが目指したのは桴海於茂登岳(ふかいおもとだけ)です。沖縄県の登山分県ガイドでは、体力・技術ともレベル2の山です。ふうたろうの通常登山からすればまったく問題ないレベルです。なにせ、一昨日のレベル3(両方共)の古見岳があの程度でしたからね、左うちわに決まってるでしょ(フラグ


 で、登山口の近くにヤシ園みたいなのがあって、そこに一つPortalが生えていましたので、取ってから行きます。


 さて、ガイドブックには登山口はさとうきび畑の中にあるとか書いてありましたね。何しろ、25000分の1の地図には道の表記がないので、そういうガイドブックを宛にする以外、登山するすべはないのです。


 あった、登山‥‥口ぃ?!(゚皿゚;)


 ‥‥‥‥‥。
 まあ、地図に線もない山ですから、こんなものでしょうか。線がなくてもちゃんと登れた山なんて(あまり記憶ないけど)いっぱいあったはずですもんね(震え声


 この辺りは麓の集落(それほど大きくはない)の水源地でしょうか。あのパイプはもっと上流を起源とするのでしょうけど、汚さないように、ね?


 しかし、現在地がたとえ判っても道がまったく判らない山のおぞましさを、いきなり味わっています。雪の尾根を真っ直ぐ登るような単純明快な今までの登山技術はまったく通用しません。


 ウボァー(゚Д゚)


 予め決められたルートをたどるしかないのですが、その決められたルートはリボン・テープでマーキングされているのみです。樹林が疎で、自分で道を決めて歩けるような生やさしい今までの登山とはレベルが違いますね、レベルが。


 しかし、登山口入ってすぐ、沢左手に向かって入っていく地点を見落とさなければ、とりあえずしばらくはなんとかなります。あくまでもしばらくは


 今日も雲が多めの天気で、それでなくても薄暗い常緑樹の樹林帯ですから、写真撮る枚数もそこそこです。


 いや、でも、山の中にヤシ科の植物を見るのはなかなか新鮮ですよ。


 石垣島の最高峰は於茂登岳で、せいぜい526m。大したことないと思うでしょ?でも、それは罠ですから。山の難易度を標高の高さだけで判断するのは罠ですから。


 でも、とりあえず今は大丈夫です。踏み跡もはっきりしていますしね。


 ちょっと座り込んで、休憩。夕張岳ヒュッテでももちゃんにもらったコースターを取り出してみたりして。
 っていうか、俺の髪型こんなだっけ(遠い目


 森の美しい沖縄。きれいなのは海だけじゃないですよ。


 まあ、険しさもパネェんですけどね‥(じと目


 初めての眺望ですか。でも、クモッてますね(ヴォー読み


 ん?(・ε・*)
 何だ、この生物は‥ヤスデの仲間か?


 ヤエヤママルヤスデというそうです。ものすごく寵愛されている方のページがありました。
 しかし、実に美しく、きめぇ!


 道なりに進むと、もう一度沢に当たります。桴海於茂登岳とウマヌファ岳の間の谷を流れる川ですが、これもまだ上流で分岐します。とてもややこしい。


 密林がすごいことになっています。いちおう、沢の本数などを覚えていればなんとかなるかもしれませんが、道以外は基本DXヤヴ漕ぎゾーンですので、登山道を探さないと話になりません。


 ん?(・ε・*)
 また変わった生き物が。トカゲのようですね。それに、何かコオロギのような昆虫をくわえています。ふうたろうが攻撃しないのを理解してか、それとも擬態がバレていないと思い込んでいるのか、動きませんね。シャッターチャンスですわ。
 どうも、サキシマキノボリトカゲというそうです。もっといい感じにトリミングすればよかったですかね?


 とても不思議な感覚ですね。もうかなり山の上まで来ているのに、渓流という感じではなく、下流の小川のような雰囲気です。本州ではこういう雰囲気の場所、あまり経験ありません。


 さて、ふうたろうはウマヌファ岳の登山道を探しています。何しろ地図にはまったく表記なし、ガイドブックは本当にあっているのかアヤシい、‥となれば、リボンを頼るしかないわけで、このヤヴと沢を練り歩くことになりますな‥


 まあ、これが道ですよ、心の目で確認しました(じと目


 倒木とかでけっこうウボァー(゚Д゚)してますね(真顔


 これが湿原状態のナントカとか?とりあえず、荒れまくっています。


 枝で道を封鎖しているようにも見えるし、ただの倒木にも見える、とんでもない状態(真顔


 どうやらこの沢は真っ直ぐ進めばいいらしい。


 こういうのもケルンというのだろうか。ガイドブック的にはいちおう正解ルートらしい。


 しかし、苦労のかいもなく、ガスりまくっています。さすがにブチ切れまくりです(じと目歯ぎしりヴォー読み


 あれは底原ダム(そこばるだむ)ですかな。どうでもいいから、とにかく晴れてくれよ。まともに太陽見てないんだわ、ここ数日‥


 ウボァー(゚Д゚)
 笹ヤヴ(だけじゃないけど)がおぞましいウマヌファ岳直下。


 ナントカそれっぽいところに辿り着いた‥


 ウマヌファ岳の山頂付近は巨岩がゴロゴロしています。


 まあ、ガスっててどうにもならんのだけどね‥


 あれ、川平の方だよね。


 底原ダム方面。結局ろくな景色が見られなかったようです(じと目


 そして、今日の本当の目的地はウマヌファ岳ではなく桴海於茂登岳なので、そちらに向かうのですが、真新しいビニール紐のマーキングをたどっていってみようかなと思います。


 そのマーキングは、ガイドブックにはないルートとなっています。狂いまくるスマホのGPSゆえ、チート地図の力を借りてもなかなか厳しい現在地把握。それでも人間GPSでガンバるふうたろう。とにかくこの辺りのルートファインディングは鬼畜です。


 沢に出てきましたね。ほぼ計算通り、ですが、道が楽になるかということとは話が別ですから。


 ウマヌファ岳から北へ進んで沢を降りてから左手に道を探すという順番で来ています。桴海於茂登岳に向かう分岐がどこかにあるはずです。目を皿にして探せ!


 ウボァー(゚Д゚)
 おいこら!道なんかないぞ!!険しさがパネェぞ!!!


 なんとか辿り着いた三角点。さあ展望を拝もう‥
 ん?(・ε・;)


 ヌオッ(゚皿゚;)
 展望なしかよ‥(じと目歯ぎしりヴォー読み


 しかもなんとか展望ありそうなところまでヤヴ漕いで行ってみたのにガスってるとか、どんな拷問かと(滅滅滅


 もうね、バスの時間がヤヴァいんですよ。晴れるの待つとか、悠長なこと言ってられないんですよ。
 ‥と思ったら、なんとか下り道からウマヌファ岳が見えたりとかして。


 ガイドブックにある桴海於茂登岳から直接集落方面に下る道は遂に発見できなかったので、ウマヌファと桴海於茂登との間の沢にいま一度降り立ちます。


 そこを下ってゆくと、見覚えのある場所(何)が出てきてですね‥


 無事、下山路(来た道)を辿ることができるようになります。


 ここ、ももちゃんコースターを見ていたあの広場です。
 本当にここはルートファインディングというか、リボンを発見できないと簡単にタヒんでしまいます。
 ん?(・ε・;)
 そういえば猿政山(島根県)も似たようなクソルートだったような‥(じと目


 おや、またヤスデ発見。でも、今度のは何というヤスデなんでしょうね。What is your name?


 山陰に入っているので薄暗いことこの上なく、写真もろくに撮れないので一気に下ってきました。‥っていっても、何がどう変化したのかよく解かんないだろうけど(じと目


 つまり、すぐにゲートまで来たということです。


 はい、さとうきび畑まで降りてきました。15時46分だとさ。でも、直接川平に帰るバスは15時23分前後なんだよね。


 下界の方は山の上よりは多少天気が良いみたいです。


 あー、やっと降りてきたわい‥


 下界の安寧な公園。


 で、帰りどうすんのかって?


 大丈夫。策はある。
 まず、16時26分ころに石垣バスターミナルに行くバスがあるのでそれに乗る。17時半前にBTに着くので、あとは昨日乗ってきた18時10分のバスで川平まで行けばOK。どうだ、完璧だろう(ドヤ顔


 おや、この琉球Colaとは何だろう。
 スクラローシズムを恐れつつボタンを押しました。


 なんと、人工甘味料不使用!
 人工甘味料使えば、使用重量的にはローコストになるはずなのですが、実際どのくらいコストダウンできるかは、スクラロースなどの人工甘味料の価格が判らないため比較しづらいです。でも、200倍甘く、それゆえに添加量も少なく済み、輸送費も安くなるのだから、単価そのものは高くても安くは済むと考えています。
 しかし、現状、人工甘味料使用の飲み物が不使用のものに比べて安いということは決してありませんね。


 ん?(・ε・;)
 っていうか、なんだよ、これ。ズボンの上をうねうねしてやがるんだが‥!?


 ヌオッ(゚皿゚;)
 ヤマビルじゃねーか!!!!
 しかも、何匹くっついてんだ!?服の中に入ってきてないだろうな!?!?


 荷物など全部放り投げて、全力で払い落として、トータル5匹くらい、スピンジャンプ(何)で葬りました。
 っていうか、こいつら、一回解剖してやりたいね。どうやってこんな柔らかそうな身体で血なんか吸うんだろう、ってね。次からヒルの出やすそうなところに行くとき、メス持参するか(何


 この後、バスで石垣市街に出て、件のスーパー(?)でパイナップル3個とパッションフルーツと1800円のスイカを買ってイリワに戻りました。


 というわけで、すさまじい山行でした。一昨日の古見岳なんて目じゃないくらい鬼畜な山行でした。
 本当はこの後の夜も長いのですが、それは明日付にでも軽く書いておきます。
 UC:1
 FD:1


天気:くもり時々晴れ(沖縄県石垣市)

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