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山の徘神(弥彦山・角田山【縦走~稲島コース】:新潟県)

2015年 5月 30日

 4時過ぎに、夜行バスというか、ただ夜走っているだけのバスが新潟県の三条燕に到着。さすが夏至まで1ヶ月切っているだけあって、朝が早い‥


 ついこないだこの季節を味わったような気がするけど、それは1年前なのです。
 では、スマホを持って、Ingressをヤリに行きましょう。


 燕三条駅近くに3個緑Portalがあるのでとりあえず潰して頂いておきます。みっちり作られているので、潰すと経験値がウマーです。


 6時15分発の弥彦線まで、Portalにもなっているローソンで朝飯っぽいものを食べ、少し離れた公園を爆撃します。


 ところで、もともとこの辺りは田んぼの広がる場所だったのでしょうけど、今はファミレスなどのあらゆるものの全国チェーンが立ち並ぶ標準的開発地になっています。ふうたろうがマイカー登山をやっていれば、こんなところに長居することは絶対ありません。


 弥彦線で弥彦駅に来ました。燕三条から30分かからないくらいで着きます。持ってきていた荷物の一部は燕三条のコインロッカーに入れておきました。


 では、弥彦駅から弥彦神社にかけて、Missionをやりつつ緑を爆撃しますか。


 駅近くの公園で、詩吟をやりながら歩いている人がいて、静かな朝が詩吟の色に染まっています。ふうたろうのスマホでは緑が青に染まっていきます(何


 ところでこの弥彦駅から弥彦神社までのMission(オリエンテーリング)ですが、Portalを順番に回らないといけないものになっています。おかげで、周辺Portalも含めて全部回ろうとしているふうたろうにとって、効率が悪いの何の‥余分に時間がかかってしょうがないです。


 弥彦駅到着が6時半過ぎ。Mission終了何時か?8時半過ぎでっせ?アホか。
 そんな時、2014年9月20日の越後大源太山登山の後の飲み会で初めて知り合ったIさんに遭遇!‥と言っても、ふうたろうは全く彼女に気がついていなかったのですが(滅滅滅
 どうも彼女たち(もう一人お友達の方が一緒だった)は、既に徒歩で弥彦山を登り切った後だったようです。そう、ふうたろうがIngressで満身創痍になっている間に(じと目歯ぎしりヴォー読み


 そして、Portalはまだ周辺にあります。乗ったらゲームオーバーのロープウェー乗り場にもあって、歩いて登る登山口とビミョーに離れていて鬱陶しい‥


 さて、弥彦駅到着から2時間以上経って、やっと登山開始です。Ingressは時間と体力と電池を消耗するゲームです(真顔


 弥彦山登り始めてすぐ、茶店がありました。一息つきたいけど、見かけ上登山開始直後ですから(駅着いてから2時間半経ってるけど)そういうわけにもいきません。


 なお、今日ふうたろうが弥彦山に登っているのは、登山道沿いにPortalが3個ほど生えていて、それをキャプチャし、さらにMissionを作るためです。Missionは下見をしてからでないと作れないことがよく判りましたから。


 Ingress登山は思ったよりも過酷です。時間や体力もそうかもしれませんが、電池を気にしなくては始まりません。必要ないときはせめてスリープにしなければ、到達前に電池が切れてしまいます。
 あゝ山頂が遠いなあ(ヴォー読み


 登山道でのPortalは、平地で見るよりずいぶん遠く感じます。弥彦山は標高こそ低いけど急登です。平面では同じ距離でも、立体では1割ほど長く、体力的には2倍以上長い。


 登山道のPortal2個めの5合目です。なぜか鳥居が登山道を外れているというか‥まあ、行ってみれば判ります。ふつうに真っすぐ進んだら潜りませんから。


 里見の松、だったかな。弥彦村など、越後平野を見ることができます。ここもPortalです。


 7合目。湧き水というか沢水があって、丁寧にコップまで置かれています。グビグビします。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 突然ヤヴがっ!!


 緑がきれいだっ( ゚д゚ )


 ‥ってなワケありません。ふうたろうがたどっているPortal付きの登山道は、踏み跡のしっかりした、人通りの非常に多いメインルートです。


 登山口から1時間4分。Ingressやってなければもう少し早いか。いや、Ingressのせいではなく、ふうたろうの体力不足のせいか‥もうすぐ稜線に出るというところ、です。


 緑の美しい(ふうたろうは青)季節ですが、空が澄むことはまずありません。この鬱空はふうたろう、好きではないですね。


 ところで、ふうたろうは9合目で写真も撮らずに通過してしまいました。緑Portalを爆撃してそれで満足してしまったのです。あゝ情けない(棒読み


 稜線は電波がやや不安定です。でも、Portalの生えているところはそれでもなんとかなるレベルではあります。


 さ、山頂近し。


 弥彦山山頂は山梨県の岩殿山や東京スカイツリーと同じ高さの標高634m。スカイツリーと岩殿山と弥彦山の3点でムサシトライアングル(`・ω・´)キリッ


 弥彦山は山頂こそこうですが、電波塔が大量に建っている場所で、9合目から山頂と反対側に進むと、ただの観光地です。それを今から見に行きます。


 水平線が、と思ったら、ただのモヤの境目だった。


 ま、絵的には悪くはないか‥


 う~ん‥かすかに佐渡ヶ島が見えるはずなのですが‥


 ま、先に進みましょう。今日は角田山まで行きますよ(何


 ヌオッ(゚皿゚;)
 何だこの棒はっ!
 ‥どうやら、何かの展望台みたいなものらしく(どうでもよくて写真すら撮ってない)、回転しながら展望台が上昇していくみたいです。Portalになっているのですが、今いる場所(稜線)から数メートル届かなくて、かと言ってまで行く道はずいぶん遠回りしないと無いので、ここはスルーすることにします。


 その棒が見えるテラスでうまい(棒読み)蕎麦を食べます。


 うんてらすはきれいだ(棒読み


 山頂駅など、Portalになっているので、取ったりアップグレードしたり。


 今日はとにかく天気が良くて、それに助けられています。その代わり暑いけど。


 どうもあの真正面のピークの上に何かあって、あそこもPortalがあるようです。


 ここ、Portal名が「弥彦山頂」になっていますが、違いますよね。でも、こちらのほうが見晴らしは確実にいいという件。


 そして次に見える、あの丸いものがあるピーク。多宝山です。


 さあ多宝山に向かうぞ(`・ω・´)キリッ


 ヌオッ(゚皿゚;)
 行き詰まってしまった(滅滅滅


 変な砂利道を通って(Ingressの画面には道として認識されている)道路に降りてきました。


 多宝山の登山口はすぐ横にありました。これは地図通りです。道沿いの、マーガレットのような花が綺麗ですね‥


 なんか弥彦山過ぎたら突然道が荒くなったような気がするんだけど気のせいかな(棒読み


 両側から迫るような木の枝をすり抜けながら多宝山へ向かっています。木の隙間から弥彦山がチョボっと見えています。


 このツツジ、もう少し早くに来たらきれいだったかもしれませんね。そして、何気にあの弥彦山に比べて、こちらの雑ピーク群(←こら)の方が展望はいいですよね。


 レーダーみたいなのが見えてきました。


 今日のふうたろう、この弥彦山山塊のこと、けちょんけちょんに言っておりますが、愛情表現なので気にしないでください。本当に愛を失ったふうたろうは、写真なんて撮りません。


 そして、展望のあまりない多宝山。山頂碑だけ撮影して通過ってか。


 今日のふうたろうは弥彦山→角田山の縦走ですが、逆コースを辿るとしたら、この坂を登ることになります。


 ご夫婦、何処から登ってきたのか、多宝山を往復するのですかね。確か、そんなことおっしゃってた気がします。


 森はもう新緑の時期を当に過ぎているようです。真夏の山にほぼ近い状態です。


 ん?(・ε・;)
 この看板は‥右に曲がれってこと?真っ直ぐは行けないの?


 何?岩室温泉登山口だと?


 おいおい、ちょっと待て!ふうたろうは岩室温泉なんぞに用はないぞ!


 指導標通りに行ったらとんでもないところに連れて行かれそうだったので、あえて木の枝の封鎖を乗り越えて直進したら‥


 ウボァー(゚Д゚)でした(滅滅滅


 降りてきて後ろを振り返ったら道が2本。ちなみに、ふうたろうが指導標通りに下ってきた道はです。
 おい、この道どうなってんねん!


 というわけで、何がどういうことか解りませんが、ヘアピンカーブのある場所に降りてきました。ここはどこかな、と、地形図で確認したら‥


 どうやらここは石瀬峠のようです。地図にはものの見事に道のない場所を歩いてきたのでしたね。
 そして真ん中に見える階段の道を進んだら、まさに岩室温泉(下界)に強制送還されるわけですねわかります。


 選択の余地がありません。車道を歩きます。車通りには十分気をつけて‥


 交通量が少なくてよかった。いつぞやの余市岳の下りとか、恐怖以外の何物でも(遠い目


 これはミントの仲間かな‥
 モミモミ⊂(^ω^)
 ブッ¨:∴(゚ε゚;)
 くせぇ!
 どうやらオドリコソウ(シソ科)のようだ。


 この花、見たことあります。2014年7月6日の津軽袴腰岳(青森県)で。
 イタチハギ(マメ科)で、防災のために持ち込まれた、と、当時の日記に記録しています。帰化植物なのですね。


 さて、車道が丁字路にさしかかろうとしています。あくまでも岩室温泉に強制送還させようとしていますが、ふうたろうはそんなものには負けない(何


 上の写真の丁字路を間瀬の方に曲がって少し進み、左を見ていると、この登山口があります。いったいこの登山道はどこに続くのでしょうか?もちろん、25000分の1の地図にはそんな道はないし。


 さらに驚くべきことに、この指導標の裏を見てみたら、今回初めて「角田山」の文字を発見!
 角田山キタ━(゚∀゚)━!
 ‥って、五ヶ峠 稲島登口→としか書いてないんだけど。おい、それだけかよ!


 とりあえず、の方向に進むというか、戻りました。そしたら、たまたま車通りを避けたガードレールの外側に、アヤシい踏み跡が!


 なんと、ふうたろうはかくし通路を見つけた!(ドラクエⅥ風に)


 ちょっと崩壊しているけど、階段もあります。これはまさかの正解ルートか!?


 まだまだ道的にはアヤシいけど、踏み跡はしっかりしています。地形図に道はないけどちゃんと尾根伝いを歩いていることも判ります。


 指導標やリボンのたぐいはありません。頼れるのは地図(地形)と踏み跡のみ。


 人間GPSを駆使して現在地を正確に当ててから先に進みましょう。でないと、簡単にタヒんでしまうでしょう。



 コース全体の地図は必ず後で掲載しますが、この部分は知らなければ\(^O^)/オワタなので、書いておきます。291mピークの南側に繋がっている道は封鎖されているようです。


 よく見えないのですが、ここに紐みたいなロープが張られていて、291mピーク方面には進めません。おそらく、下から登って来ようと思ったら、かなりの藪こぎになったことでしょう。


 ここは296.7mの三角点です。‥道そのものは大変ではないのですが、一般向けとは言いがたいですね。


 木の枝で封鎖していますが、地図がなければどこに続いている道なのか、判ったものではありません。
 なお、この先突っ込んでいったら国道402号線のトンネル脇に出るか、それとも海にヅドンするか。


 よい子は踏み跡をたどります。


 なんか、地図にない山名が出てきましたね。福井山?樋曽山?何じゃそれは(だみ声
 なお、ここは235.0mの三角点(インターネット版では234.8m)です。


 ここも枝で封鎖されています。ここを無理やり行くと、いったいどこに行くのでしょうねぇ‥まあ、ヅドンコースだろうけど。


 五ヶ峠、実はバス停があります。こいつにはふうたろうもビックリでした。ただし、終バスが早すぎて使えないという罠。まあ、ここを起点に往復するなら問題ないけども‥


 さ、次は角田山です。
 ところで、さっきの235mピーク周辺の地図、道はかなりデタラメなようです。馬鹿正直に信じたらタヒにます。


 道は非常によく整っています。


 さっきまでに比べると、道幅も倍くらい。


 ガマズミだかシモツケソウの仲間だか、とにかく木は判らない。


 木の名前はわからなくても、明るい木のトンネルは気分がいい。


 公園の歩道みたいに完全に踏み固められた登山道。


 キノコに覆われた朽木。木は死んでも森は生きている。


 角田山の山頂Portal目指して歩いています。


 どこかの山も、一の位まで詳細に(正確に、ではない)距離を書いていたことがありましたな。


 さっきの縦走路みたいなおんぼろ階段ではありません。


 角田山は色々な登山ルートがあるようです。地図の破線も生きているものが多い。


 程なくして小屋がありました。しかし、倒壊するおそれがあるため使用禁止なのだとか。
 こういう時こそ公共工事をやらないと。ゼネコンがしゃしゃり出てくる場面ではないのでやらないかもしれないけど。


 時々、盗掘を自慢気に語る人がいますが、犯罪ですね。でも、放射能汚染状況を調べるためのコシアブラ回収くらいは、ある程度大目に見て欲しいとか思ったり。


 こういう場所は放置しておくと洗掘がひどくなるので、木道もしっかりしておかないと、ということでしょうね。


 そして、角田山山頂到達。さあIngressだ(何


 電波が不安定ですが、根気よく付き合えば、つながる一瞬があるはず。角田山登山Mission、クリアしていきますぞ。


 山頂周辺のPortalをHackしたら、Missionになっている稲島コースを下ります。


 角田山は弥彦山よりもいっそう良く整備された山です。いや、ハイキングコースとして整備された山というべきか。弥彦山はただの観光地です。


 駐車場は関係ない場所だけど、とりあえず1.55kmほどで下山するらしい。


 このトイレはキタナい。


 観音堂、ですか。


 確かに展望は良いっちゃ良いですが、写真写りがあまり良くない。


 ここから急坂の階段を下ります。


 太陽が西側に傾いているのでウスグラいです。


 水場があったのでグビります。


 道が一層舗装されるようになりました。


 Missionクリアも近い、ですが、この近くにある祠の電波状況が悪い悪い‥


 ふうたろうには関係のない駐車場が出てきました。


 稲島登山口の看板。これもPortalになっていましたっけ。ちょっと忘れましたが。


 さて、稲島登山口前バス停に降り立ちましたが、五ヶ峠同様、終バスが早すぎて使えないという件。隣の朽ち果てたバス停の時刻表は、もはや見る価値もないダイヤです(じと目


 というわけで、地図から既に切れた場所にある巻駅まで歩きます。というか、そうするしか無い。あとは、どこかにもっと便数の多いバス停がないか探すくらいで。


 まあ、ふうたろうの山行やIngressはこういう住宅地などの、人の生活圏を見て回ることも含みますから。


 あの遠くに見える山、ガスがかかっている山が、弥彦山です。思えば遠くへ来たもんだ(何


 角田山。
 そうそう、角田山のMissionはクリアして、角田山登山のメダルを頂きました。ふうたろうはいつもMissionを作る側で自分でメダルを貰うことはなかっただけに、ちょっと嬉しいです。


 どうやら、竹野町下バス停というのが郵便局の傍にあって、そこから巻駅までバスが出ているようです。しかも、17時20分、あと10分あまりで来るという好条件。


 日中、晴れつ曇りつしていた空は、完全に曇りました。もともと天気は下り坂の予報でしたからね‥


 巻駅到着。18時半頃まで時間があるので、周囲一帯のPortalをHackしつつ、張れるCFを張っておこうと思います。緑Portalなら良かったんですが、生憎青でして(何


 空の色がどんどん怪しくなります。この後、燕三条に戻ったら雨がぱらつき始めていました。まさか、今夜に降りだすとは思わなかったっす。


 さて、巻駅を無事出て、燕三条に戻って、ホテルになだれ込んだところまでは良かったのですが、この燕三条駅周辺というのは今朝見たとおり、何もありません!
 ガスト、すき家、マクドナルド、ローソン、そんなのばかり。まだ山の中歩いていた方が山菜が採れて飢えをしのげそうですな。しかも飯屋を探してたら雨が本降りになってくるし、たまらず入ったガストは肉料理しか扱ってないし、そこら中混雑しまくってるし‥
 ‥というわけで、燕三条まで戻ってきたら、ただのストレスの塊になっていました。欲しいものが無いことより、要らないものがあることのほうがずっとストレスになります。この燕三条はその典型(=皿=)


 4時に起きてからずっと歩き通しだった今日です。天気も良く、充実してはいましたが、最後の燕三条の罠がね‥結局、ローソンで不味いスパゲッティ食べて終わりました。こういう時、やはりマイカーを運転できれば、と思いますが、言ってもしかたのないことですな‥
 UC:1
 FD:1時々2


天気:晴れで夜から雨(新潟県三条市・燕市・西蒲原郡岩室村・巻町、JR弥彦線など)

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