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緑の誘惑(秋北田代岳【烏帽子岳・薄一コース】:秋田県)

2015年 5月 24日

 夜中、神社周辺はずっと強風が吹き荒れていて、何度目が覚めたことか。しかも、北国の朝は早いですしね‥。
 朝はいつもどおりすいすいパスタでスパゲッティペペロンチーノですが、この季節ならではの素材をゲットしています。コシアブラとネマガリタケ(タケノコ)。にんにくはこないだの沖縄県石垣島で買ってきたものです。唐辛子は上野原産(山梨県)。


 ‥見かけよりパサツイていて喉が渇きます(じと目


 さて、メシ食ったら散歩ターイム!


 今朝は薄雲というより靄が出ていて太陽の輝きがいまいちです。


 昨日の夕方、シルエットを拝んだ田代山神社。朝日を浴びています。


 そうそう、前にも書いたかもしれませんが、Sigmaは逆光にも弱い傾向があります。ひょっとしたら現像技術でなんとかなるのかもしれませんが‥


 あのヘルペスみたいに見えるのは池塘です。昨日は田代岳の陰になっていましたね。


 大きな雪田。この残雪が池塘を作るのに必要なのでしょうか。


 今朝も相変わらず風が強い。池塘の水面が波立っています。


 ‥今日もふうたろう一人です。でも、山の朝は一人でも全然寂しくありません。最強の一人です。


 靄の奥に岩木山。


 これほど見事な池塘はなかなか無い。苗場山・小松原湿原や越後平ヶ岳、会津駒ヶ岳、大雪沼ノ原など、色々見てきましたが、この田代岳9合目湿原に匹敵する湿原は小松原湿原か、あるいは‥


 ここも普段なら遅くまで雪田が残っているところでしょうか。


 池塘の無数に点在する湿原。9合目湿原、などと、色気のない名前でなく、もっといい名前をつけてやりたい。


 まるで千枚田を切り取って見ているかのような風景です。でも、ここに生えてくるのは稲ではなくミツガシワでしょうか。


 岩木山の遠望。残念ながら、半ば観光地化された岩木山より‥


 この湿原は、広さの割に大きさを感じさせます。苗場山のあの高層湿原はもちろん広大ですが、この田代岳のいったい何倍の実面積があるでしょうか。コンパクトなこの田代岳に、これほどの湿原があることがすばらしい。


 この池塘、描くの失敗したハート型です(何


 昨日はこちらには来ませんでしたね。


 大きな雪田が再び出てきました。


 見事なスプーンカットですな。


 これは影がないと映えません。


 やはり、山は朝と夕方がきれいなのですね。


 太陽が靄の中を抜けたようです。輝きが変わりました。


 それにしても、この居心地の良さたるや、ありませんね。


 さしずめ、山の上の海。


 笹原に浮かぶ岩木山。


 オアシス。


 ここは池塘というより池ですね。


 昨日、テン場を探しに行ったけど崖にぶち当たった方に行ってみようかと思います。


 田代岳もずいぶん日が当たって明るく見えるようになりました。でも、まだ5時39分。


 ここに指導標があります。どうやら、ふうたろうが昨日向かった崖の方は、公式廃道らしい(じと目


 ショウジョウバカマです。毎年のことなので、もう科まで書かなくていいですね。


 崖っぷち。まあ、ホントの事言うと、崖、という程でもないのですが、この先は急な坂になっていて、そのまま谷へヅドンといっておりますので。


 さてと、そろそろお散歩を終えて戻りますか。薬も飲まないといけないしね。


 田代岳山頂まで、ちょっと遠い。でも、デッカイ庭付きの宿と思えばいい。どんな高級ホテルもかなわない、宿だと。


 池塘の底に沈んでいる枯れ草はミツガシワでしょうか。6月下旬頃になったら咲き出すのでしょうか。


 さっき田代岳から下りてくるときにあった雪田。


 今度はこちらに入ってみましょうか。スキャナのいらないIngressのようです。


 山にいると、いろいろな自然現象が見られます。通常の生活圏では、確かにないような現象が。


 池塘が鏡のように輝いています。


 願わくば、空に青がほしい。


 ミツバオウレンでしょうか。花も盛りになってきました。ただ、雰囲気的には1ヶ月弱早い気がします。


 田代岳山頂から南側の風景。ここは山頂だけを楽しむ場所ではありませんね。どの山でももちろんそうですけども。


 さて、中に散らかしたままの荷物を片付けて、出発しますか。


 予定通り、雷岳方面に行きます。そちらでコシアブラも拾わないとね。


 ここにも湿原っぽい場所があります。


 ここにもオウレンが。


 これからのコースはアップダウンを繰り返します。結構厳しいですぞ。


 これから、あの雪の付いた稜線を歩いて下ってゆくのです。


 真ん中の雷岳、左奥の烏帽子岳。


 庭木や観葉植物ではない、天然の木。ただ植物だけなら公園でも家の庭でも見られます。でも、ふうたろうは天然がいいのです。


 山を歩く楽しさは、その感性と経験とがある者にだけ解るものだと思います。


 ふうたろうがこれほど写真ばかり撮って、平日の殆どを日記更新作業に追われるのは、全部山のせいなのです。


 ぜんぶやまのせいだ( ゚д゚ )クワッ!!


 田代岳から下って来る時、雷岳の肩のところに雪田が見えていました。今いるところがそこです。


 雷岳山頂付近に一本のコシアブラの木がありました。でも、これだけじゃ足りない。せめてもう2本分くらいの木が必要です。一つの木を丸裸にするわけにはいかないので。


 探し回ったのですが山頂標まで結局見つからず。遠くまで見渡したのですが‥


 しょうがない‥あの量(おそらく50g切っている)で測定するしかない。


 ん?(・ε・*)
 あれはっ!?
 ‥ヤヴの奥にまとまって何本かあります。ぎりぎり雷岳の西斜面です。ここで集めておこう!
 しかし、ふうたろうの目も、本当にこしあぶらセンサーが付いているようになってきましたね。
 ※合計100gあまりになったようです


 これはタラの芽‥
 じゃないみたいです。でも、袴のところをちぎってみるといいにおいがします。食べられるのでしょうか?


 カンスゲ、いや、オクノカンスゲでしょうか。ふうたろうに花の同定はもう、無理かな。


 この辺り、笹が両側から迫ってきます。ヤヴを漕いでコシアブラを追いかけといてなんですが、ツツガムシが怖い。


 笹ヤヴにいてこまされるなら残雪の上を歩きたいですな‥


 木々の美しさがそれでもたまらない、この季節の山(目がハート


 うん、田代岳からのアップダウンの連続、キツいです。


 樹林帯が切れましたね‥


 ここも雪田が長く残っていそうな場所です。


 これは‥ヤブカンゾウ(ユリ科)ですかね。確か、食べられるのですよ。ま、自信ないので採りませんけどね。しかも今採っても調理できないから。


 雷岳です。だいぶ太陽が眩しくなってきました。


 これはタカネザクラでしょうか?


 蔦が巻き付いた木。きれいな緑です。


 再び展望の良さそうな稜線です。


 眺望すばらしい烏帽子岳の尾根。ただ、空が鬱空で‥


 ちょうどあの木に隠れているけど、岩木山も見えます。


 そして、烏帽子岳山頂です。


 そうそう、ずっと拾い集めてきたタケノコ。しかし、今年はタケノコの伸びが1ヶ月ほど早いのではないですかね?


 これから先、歩く峰です。


 ま、ワンパターンですが。


 楓の新緑です。


 あの右奥のが田代岳。


 あと半月早ければ、かなり雪も多かったでしょう。


 荷物はしこたま重いけど、道もアップダウンがキツいけど、幸せですね、こういう場所にいる時だけは。


 ‥立ち止まると瞬く間に大量のハエがたかってきます。汗の塩分でも舐めに来るのでしょうか?


 荷物の重さにもハエのたかりにも負けず、写真を撮ります。チゴユリです。


 コシアブラの木、発見。でも、まだ山の上部に近いので、ここでは採りません。


 目の前にタムシバ。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 何じゃこの荒れた道はっ!


 倒木と急坂と崩落ですさまじい道が連続します。良かったのは烏帽子岳下ってしばらくくらいまでで、それ以降はこういう道がずっと続くことになります。


 さて、登山道下部に近づいてきて、ちょうどコシアブラの木もまとまっていたので、今回最後の採集を行いましょうか。


 今回、こうして折れた木が多くて多くて。なしてまたこんなにバキバキなんでしょう?


 写真では判別できないけど、本当に赤い点くらいにしか見えないけど、田代山神社が確かに見えました。


 こちらの道、薄市コースは、上りにするとかなり苦労すると思います。


 何かの屋根っぽいものが見えてきました。


 「薄市山の家」だそうです。でも、家というよりは倉庫というか、なんというか‥
 もっとも、前泊する場所としては申し分ない場所ではありますが。


 三連の山の指導標。道案内があるだけ、あの桴海於茂登岳や古見岳よりはるかに登りやすい山のはずです。


 さ、バス停に向かいましょう。


 う~ん‥沢か。


 いやー、下りたくなるよね。


 顔洗って、写真撮って‥


 っていうか、13時台のバスに乗ろうと思ってるのに、既に12時半なんですけど。ま、急いで下山してもやることはないんだけど、バス停で3時間待ちとかもアレですからね‥(ため息


 ま、今は享楽に溺れとくとしましょうか。


 享楽というには、荷物重いし車道長いけど(じと目


 林道が崩壊しています。


 林道を直す業者が入っています。このように、本当にやらなければいけない工事なんて、いくらでもあるはずなんですけどね。林道などの公共工事もそうですが、家の改修や補修なんかは、どうでしょう。直すだけの財力が各家庭にあれば‥
 ま、それは言ってもしょうがないか、そういう思考が社会に広がらない限り、ね。


 途中で一人、おっちゃん、いや、じいちゃんを追い抜きました。バスの時刻があるから、急がないと‥


 ここ、ゲートが2箇所あります。この簡易的な柵だけじゃなくて、奥の橋のところとにチェーンの掛けられたところがあります。車で来ることになれている人は、大変でしょうねえ‥


 なんか、あそこに立入禁止とか書いてあるけど、裏から出てきたんじゃしょうがないよね(棒


 さ、中谷地集落‥バス停まで、急ぎますよ。


 林道を抜けました。もうすぐでしょうか。


 いや、結構遠いんすけど(遠い目


 しかし、中谷地集落に着いたくらいで、さっきの爺ちゃんが運転する車に追いつかれました。
 ふふ‥ふうたろうに固辞するだけの度胸はあるまい。着いたも同然ですから、ヒッチハイク、させていただきました。
 なお、バスの発車は13時20分。17分前に発車していますから、全然間に合っていませんね‥。


 じいちゃんは相当山が好きだそうで、よく登ってきたそうです。ふうたろうもじいちゃんくらいの年まで生きていたら、若者たちに山を語るようになるでしょうか。
 ‥と、結局、鷹巣町(現・北秋田市)の新しくできた温泉まで連れてきてもらってしまいました。いや、何とお礼を言ってよいやら‥ふうたろう、こういうことをされると、どうしたらいいのか、本当に判りません。


 しかしこの温泉、バス停が目の前にあるのですが、何と18時20分までバス便がありません。風呂から出てきたのは15時ちょっと前なので、さすがに待ち続けては‥しかも施設内の食堂は17時半まで開かないとか言うし。


 なので、どうせIngressで鷹巣町のMissionをひとつやろうと思っていたので、それをやりながら今夜の夜行バスのバス停に歩いて行ってしまおうと思います。


 米代川が静かに流れています。あの田代岳から流れでた水も、ここに合流するのでしょうね‥


 Missionのある神社に向かっています。


 でも、神社の入口は反対側だったという罠。裏から無理やり回り込みます。


 今日、このMissionをクリアしたら、ちょうど200個目になります。
 え?神社くらいちゃんと見ていけ?写真撮っているではありませんか。


 ふうたろうが作るMissionみたいに、一つだけクイズがあります。それが、「鳥居の横にある巨木の名前をひらがなで書け」というものでして。
 鳥居の横、って、何種類か木があるんだけど、杉とか入れても不正解だったので、この木だろうと思って「けやき」と入れたら正解!
 解る人いるのかな?‥と思ったら、Missionの説明に「けやき」と書いてあったりして(じと目


 あとは鷹ノ巣駅(JRと秋田内陸縦貫鉄道両方)をHackすれば終わりなのですが、途中にあるPortalをハックしたりキャプチャしたりしながら、ローソンで腹ごしらえ。
 もっとまともなもん食いたい‥(涙目


 鷹ノ巣駅から南にまっすぐ、商店街があります。でも、開いている店が正直少ない‥人通りもほぼ皆無です。


 鷹ノ巣駅に着きました。ここでふたつHack。緑Portalだったので爆破しておきました(黒笑


 次は夜行バス乗車場となっている「いとく鷹巣ショッピングセンター」に行かなければなりませんが、これまた、駅から結構離れてんのな‥


 おや、田んぼに映っているあの建物は、全国各地でよく見るケーズデンキですか。


 そしてあちらはサンドラッグ。
 コンビニにしてもこういう店にしても、東京と秋田で値段は大きくは違わない。でも、東京の最低賃金888円(26年度)に対して秋田のそれは679円。24%ほど秋田県は低いのです。確かに家賃(地価)も安いのですが、地価が安いから賃金が安いというのはよくよく考えればおかしい。東京都民と秋田県民と、労働の価値が違うとでも言うのですか?
 秋田県で雇用(例えば農業、地元に必要な建設業など)と賃金が保証されていれば、秋田県から人が流出するのもかなり防げるはずです。基幹産業が戻れば、サービス業も栄えるはずです。


 いとく鷹巣ショッピングセンターに来ました。しかしすぐ近くにイオンがあります。前情報でいとくは地元のスーパーだと聞いていたので、買物をするなら、こちらでしょう。


 ま、さっきどん兵衛を食べたので、まずはIngressをやって腹ごなししてから何か別のものを食べるとしますか。


 Ingressをやったり土産物(山菜など)を買ったりしていると、結構すぐにバス発車の時刻(21時半)が来ました。東京で同じだけの時間待たされたら発狂して死んでいるところですが、ここでなら苦痛じゃないや‥


 秋田県、いいところです。もちろん、ふうたろうが好きなのは秋田県だけではありません。でも、昨日今日は秋田県の山に登って、秋田県の景色を堪能しました。秋田県、いいところです!
 日本300名山を会津朝日岳のみ残して299個クリアしてきたあと、300名山がカバーしきれていない場所にも行動範囲を少しずつ広げてきました。ふうたろうの知らない名所がどんどん出てきます。
 今年6月に会津朝日岳が登山解禁になる予定で、それをクリアしたら、いよいよふうたろう登山の未来が始まります。待ってろよ、日本の山たち!
 UC:0
 FD:1で夜、バスに乗ったあと3


天気:快晴(秋田県北秋田郡田代町・鷹巣町)

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