後悔するなら21時間走れますか?(大佐渡尻立山【金剛山縦走コース】:新潟県)
昨日の夜はもちろん新潟駅前のネットカフェでした。というか、また新潟か!って話ですな。こういう通勤はそろそろ終わりにしたいところです。だから、これで終わりにするんだ(`・ω・´)キリッ
ふうたろうは件の白菊Missionをやり続けているのですが、ぜんぶで19個あります。本当は30市町村だそうですが、その全てであるわけではないみたいで(後でゲリラ的に増やされる可能性はありますが)、先週の段階で残り2つとなったわけです。
で、今日はどこに行くのかというと‥
佐渡汽船のりばと書いてあります。
そう、一泊二日で佐渡に行きます。そして、明日には内陸部の津南までクリアしようと思います。
明日の日中は津南(ラストダンジョン)をクリアするために使うので、事実上佐渡はとんぼ返り。
本当は9月6日が白菊(花火)打ち上げの佐渡は、9月6日まで待とうかとも考えましたが、津南だけだと物足りないだろうというお告げでこうなりました。
でも、船旅はいつやってもいいものです。ただし、カーフェリータイプに限ります。外の空気も吸えない高速船タイプはふうたろうの肌に合いません。
そして、カーフェリータイプのよい所は船内がくつろげるようにできていること。屋久島に行く廃棄物運搬船のはいびすかす号はちょっと特殊でしたが、ジェットフォイルのように席に縛り付けられるようなこともなく、快適です。縛るのはマイカーだけで十分です(真顔
ところで、この吊り広告にエビバーガーの売り出しが出ています。
まあ、2つ買いは当然(何
味の方は‥まあ、こんなもんです。なお、トマトは抜いてもらいました。
この船はエビバーガーだけでなくかっぱえびせんも売り出しています。いや、かっぱえびせんくらいあってもいいだろうと思うかもしれませんが、かっぱえびせんだけ別ワゴンとか、すごすぎるだろと。それから、上のカモメだかウミネコだかのマスコットはまさか‥
‥穏やかな海ですね。
ふうたろうがこうやって毎週のように休む間もなく動き回っているのはなぜでしょう。ふうたろうの中に焦りがあるのかな。「山は逃げない」が嘘だというのはいつも言っていることです。「思い立ったが吉日」「善は急げ」「鉄は熱いうちに打て」‥なんて言葉が合うでしょうか、いつ終わるか判らない人生に、やりたいことの先延ばしなんてありえないのです。
ふうたろうが、何もわからないまま即死するなら、悩む暇なんてないかもしれない。でも、肉体は生きていて意識もあるのに、病気や怪我で動けなくなったら、どんなに天気が良くても、どんなに緑がきれいでも、絶対に旅に出ることなんてできない。だから、旅に出られる今しか、チャンスはないと思うのです。病院の窓から毎日空を見る生活が想像できるか?旅以外、頼るものもすがるものもないふうたろうが!?
空をとぶ 鳥のように 自由に生きる
‥という「今日の日はさようなら」の歌詞がありますが、鳥類は飛ぶために骨格や臓器をそぎ落として軽くなるよう進化したそうです。そして、飛べなくなった鳥は、もはや生きることはできません。
旅のできなくなったふうたろうは、60兆個の細胞の生命活動だけができる、ただのタンパク質の塊になるのです。
だから、そうなる前に、死ぬほど旅をする。鳥にとって、空をとぶことが自由なのだとしたら、ふうたろうにとって、旅をすることが自由です。終わることなく旅することが。
さて、さっきのワゴンセールのかっぱえびせんの意味はまさにこれ。海鳥たちが乗客の放り投げるかっぱえびせんを食べる食べる!細かく砕いたものを放り投げると、曲芸を見せてくれます。よくもまあ、ここまでコントロールよく飛べるなあと、感心します。
でも、餌を得ることのために、彼・彼女らは、飛ぶ自由を得ました。自由には目的があるということですか。ふうたろうは旅の自由を得て、何をなす?
両津港が目前に迫りました。穏やかな海で、天気もよく、非常に快適でした。もっとも、そうでないと、佐渡になんて行きませんけどね。
陸に上がったふうたろう。鳥のように飛ぶことはできないけど、一般人と違って車の運転もできない(免許は持っている)けど、今日も持ってきています、自転車!
っていうか、自転車の後輪、何か空気抜けまくりなんですけどー(滅滅滅
パンクしているかと思ったので近くの修理屋を教えてもらっていきましたが、近い方は閉まっていました(没
旧・両津市の商店街の中にもう一つ店がありました。そこは開いていました。不幸中の幸い、か。
結論から言うと、パンクではなく虫ゴムの劣化でした。このマウンテンバイク用のチューブをパンクさせようと思ったら、これまたなかなかの衝撃がないと‥
さて、Ingressもやりながらだったのでやや出遅れました。8時半に着岸したのに、今はもう10時前です。
ふうたろうのIngressには縛りがありますが、マイカー禁止以外に、Ingressのためだけの遠征禁止というものがあります。最初からIngressのためだけに佐渡に来る、というのは禁止です。まあ、白菊Missionは期間限定なので、特例にしようとも思ったのですが、今回は特例にしなくても切り抜けられそうなので、縛っておきます。
で、何をするのかというと、やることはひとつしかないですよね?
ふうたろうが今回選んだ山はドンデン山と金剛山。ここより南西にある金北山は日本300名山で、2013年9月21日頃に登っていますので、行くとしたらこちら方面。本当はマトネとかも通ってガッツリ縦走したいのですが、今回は登山だけが出来る状況でもなくて‥(←こら
クガイソウが咲いています。久しぶりに見た気がします、クガイソウ。
暑さで意識が少し飛びそうです。若干寝不足気味ですし。それに出発も少し遅れていて焦りもありますし。
でも、やることはやってかないとね。写真撮りながら歩くのは、これ、旅の決まりというものです。これないと、旅している意味が無い。
急坂を上がってきたところで何やら美味しそうな情報が。
ハギの清水だとっ!?
けっこう下らないと無いのかな、と思ったけど、10mも歩かないところにありました。これがまた、かなり冷たくて美味い!
まあ、ものすごく湧水量が少ないので、汲むのも一苦労ですけどね。
ガッツリと水分補給して(ちびちびなんて飲んでいられなかった)、いざ出発しますかな。飲んだら、少し意識がはっきりしてきました。
さて、次に気になってくるのは、歩いていると這い上がってくる生き物がいることでしてね‥
これなら解りやすいですか。
これは蟻塚です。塚の周りにもものすごい数のアリがウロウロしていて、そこに一歩でも足を踏み入れると、何十匹、何百匹と集り始めます。そうなる前に素早く通り過ぎなければなりません。
なお、蟻塚を、持っている木の棒でひっくり返すと、まさに蜂の巣ならぬ、蟻の巣をつついたようになります。這う音がガサガサと響き渡るほど、蟻どもが怒り狂います。
いつしかワミ平という場所に到達していました。ここまで来ればあと少しで稜線です。
稜線に出ました。汗だくになった体の不快さは変わりませんが、精神的には少し安らぎます。
今日の空は青いですな。しばらく天気の悪い日々が続いていたので、空気も澄んでいるのでしょうかね。
‥道が判りません。それに、なんでこんなに表土が剥がれてるの?
ドンデン池です。何やらその向こうに小屋っぽいものがありますが、あれがドンデン山荘でしょうか?
池の縁まで行ってみます。水を触ってみたら、湯になりかかっていました。今日の日差しは強烈ですからね‥
‥と言っても、PLフィルタ付けるくらいだけど。同じ景色とは思えませんね。どちらが現状に忠実かと言われると、こちらのほうが近い気もします。
PLフィルタはサングラスのように黒いので、どうしても暗くなります。空の色にもムラが出てくるので、余程のことがない限り使わない方向で。
この指導標にはいろいろな場所の名前が書かれてありますが、ふうたろうの持っている25000分の1の地図にあるのは金剛山くらいかな‥
書いてあるような浮石は殆どありませんが、どこが道なのか判らないのがめんどくさいですね。
ドンデン池までは観光コースみたいなものなので、いちおう敷石とか階段とかがあります。‥が、崩れていたりするんでしょうね。
キリンソウ(ベンケイソウ科)、かな。階段の隙間あたりから生えています。
ここは‥ドンデン山ではなく、尻立山、というところらしい。向こうにあるドンデン山よりも6mほど高いらしい。見た感じ、あちらのドンデン山よりも展望良さそうです。
見えているのは小佐渡。今日はここしばらくの中で一番見通しがいいです。まあ、これでも見通しがいいと言わなければならないほど、澄んだ空をこのところ見てないんですけどね。長雨が降った後でないと、見られませんね。
このまま此処でマッタリしたいところですが、これから金剛山まで縦走し、下山したら登山口まで自転車を取りに行き、佐渡ヶ島唯一のネットカフェに行かなけれななりません。まだまだ道は遠いのですよ‥
でも、ふうたろうは欲張りな人間です。できることは全てやっておかないと後悔します。
小屋の正体を突き止めます。これを見る限り、「避難小屋」のようですね‥
中はこんな感じ。ストーブまで置いてありますが、灯油を担がないと暖は取れそうもありません。
フライパンなどもあって、後ろにはキッチンも見えますが、当然ガスコンロや水道の蛇口類があるわけではないので、基本、他の避難小屋と同じです。
「消費したものは後日補填すべし」
‥ふうたろうには無理な相談ですわ。だから、小屋の備品(消耗品)には手を付けません。
避難小屋の外に何やら公園などにある水道みたいなものがありますが、かなり前に壊れた様子です。蛇口の外れた水道管からアリが出入りしています。
本当にいい天気です。どのくらいぶりでしょうかね。秋田県の田代岳以来かな。
今日初めて人が来た!‥と思ったら、20人くらいの団体さんでした。今から金剛山回って北五十里コースの登山口までチャリを取りに行ってから云々、なんて話をしていると、下る頃にはマックラになるよ、だってさ。
山の中で真っ暗になることは、ふうたろうの速度では起こらないようにしています。まあ、起こるときは起こるけど、勝算あっての行動ですから、大丈夫、問題ない。
飛行機雲から影が落ちています。チンダル現象の逆バージョンですかね。
金剛山、見えていますが、遠そうですね‥もちろん、地図で距離は把握していますが、遠く見えます。
振り返ると彼方に金北山。あそこ、自衛隊関係でちょっと周囲が開発されているので、ザンネンな山になっています。
ざっと連なる峰を見た時、アレを越えるのか、と思ってしまいますが、あの峰は通りません。
まあ、自分のいる場所が判らなくなってから地図を開いても、場所を特定するのはなかなか難しいので、常にピークや鞍部ごとに、どこにいるのかくらい、確認したいものです。
ルートには指導標はあるのに地図には表記がないので、指導標は現在地特定にはあまり役に立ちません。
アップダウンのある道を進みます。若干気が急いているので上りも下りも関係なく早足で進んでいます。
雪畑山‥か。今回のコースで唯一1000mを超える場所になるのですよね、ここに登ると。当初は地図にルートがないので行くつもりは全くなかったのですが‥
来てしまいました。行かなければ後悔するかもしれません。同じルートを将来辿る可能性は低いですからね。
山頂からの風景は、低木に囲まれているのでそれほど良くはありません。でも、いちおうPortal申請はしておきます。
雪畑山からの戻りの時、下り坂で一瞬、展望が開けます。
ところで、被写界深度が深すぎるせいで、遠近感のない写真になっています。右奥の金剛山とそのさらに奥の水平線、手前の樹林帯、みんな同じ場所にあるように見えてしまいます。こういう場合はF値を下げると良くなるでしょうかね。
さて、遅まきながらまだ歩く気でいます。金剛山経由で。16時回ってますけどね。
分岐の位置が地図と違います。地図がおそらくデタラメなのでしょう。国土地理院の地図制作側で、ルートを地図に落とす時、どういう手法が採られているのか、知りたいものです。
佐渡ヶ島は最高峰が金北山の1172m程度ですが、冬の季節風が強いのでしょう、風がまともに当たるところは木も高くなれないのでしょう。
山頂か!?と思ったら、ニセピークというか、肩に山頂が隠れていたという罠。
11時前から登るにしてはあまりにも長いしゆっくりしすぎですが、日の長さと脚力に任せて強引に進んでいます。
でも、ふうたろうのその強引さは今に始まったことじゃないよな?
金剛山山頂到着。Portal申請は当然。でも、神社の扉開くの忘れました(滅滅滅
山頂の展望はかなり良い。あの自衛隊基地の近傍にある金北山より、こっちを300名山にすればいいよ、とか思ったり。
そういえば、誰かが「新日本百名山」とか作っていましたっけ。ふうたろうも「新日本三百名山(マイカー禁止)」とか作ってみようかな(黒笑
これはシソ科の花でしょうか。何でしょうね。それよりも、近くにまた蟻塚が密集していて、落ち着いて写真が撮れません。
雪渓とかが残っていると、違う方向に降りてしまいそうですね。気をつけましょう。
いい景色。
‥じゃなくて、足元に蟻塚があるので速攻で抜けましょう。間違っても踏んづけたりしないように。蟻の大群が這い上がって噛み付いてきます。それから、決して肌を露出させるような服装はしないようにしましょう。
新緑の時期なら、淡い緑がまた格別なのでしょうけど、今はクソ暑いです(滅
だいぶ降りてきたと思いますが、単調な同角度の坂道で、正確に現在地をプロットするのは難しい。
ひん曲がった木。きっと、風や雪の重みなどで折れた木が、ねじけたまま生長したのでしょう。
ここ、本当に最後の展望。しかし、蟻が鬱陶しくて落ち着けやしない。
それにしても、本当に人がいない。こんなに天気のいい日なのに、あの団体に会っただけ‥もし、この辺りにPortalが生まれたら、Guardian候補まっしぐらでしょうな。もちろん、下手なプレイヤーが来ても遭難するだけですけど。
急坂を駆け下りるように来て、谷底へ。この沢の冷水で不快な汗を洗い落とします。
ヌオッ(゚皿゚;)
なにこれ。この強烈な拒絶反応!
考えたら、土地なんてのは誰かの所有物になっているのですよね。土地なんて誰かが作ったもの(労働生産物)でもないのに、いつの間にか所有者が決まってて‥
いつの間にか持つ者と持たざる者が分かれていることを感じさせる現象です。
沢。此処で再び顔を洗います。腕も洗います。蜘蛛の巣とかすごすぎだし。
もう18時前ですが、これから北五十里登山口まで自転車を取りに行く旅が待っていますあゝ楽しみだなあ(ヴォー読み
佐渡には水田があります。家の近くの米屋で、佐渡でも米が採れることを聞いたことがありますけど、まさか、こんな山間部にまで水田があるとはね。
ここは耕作放棄地。どこにでも見られる風景。
輸入を抑えてなにか作ればいいのに、ね。
「日本人の人件費は高いから」というテンプレは聞き飽きました。その払った人件費が消費で生産者に還元されるんじゃ!
すっかり夕方です。マックラにはなっていないけど、遅くなってしまった、というレベルではあります。
近くにあったPortalは潰して、キャプチャしておきます。キャプチャしたらあとはもうどうでもいい、と言いたいところなのですが、何しろふうたろうがここで放棄したら、次誰が取りに来るか解ったものではありませんね‥リチャージめんどくさいので、誰かはよ取りに来い(黒笑
で、北五十里登山口まで、まだ歩かねばなりません。
自転車で行くとそうでもないのですが(上り坂だったのに)、歩くと長いです。特にこれからまだ20km弱自転車を漕がなきゃいけないというMissionがあるので。
ふうたろうの家具です。これでこれから島唯一のネットカフェに向かいます。
夕焼け、きれいですね。そして、メシが食えないので、立ち寄ったAコープでカップ焼きそばと値下げ品のメロンを食べて、国道350号線を相川方面に向かうのです。
遊びのコンビニ自遊空間、ですか。で、もう20時半も回っているのにまだ7.5km?!‥まあ、Portalをつぶしながら進んでいるので、時間もかかるわな‥。それでも、道から離れたところに腹膜播種のように散らばっているPortalにはアクセスできませんでした。
アップダウンの国道350号線を、対向車のライトで目眩まし食らいながら、ネットカフェに着いたのは、22時前。フラット席は空いていました。防音は比較的しっかりしていました。部屋が暗くならないので寝づらいかと思うもそれは杞憂です。昨日寝たのも早くないし、今朝起きたのも早かった。しかも、漫画喫茶なので漫画まで読んで、2時まで起きていたという‥明日は早いんだろ?
というわけで、21時間ハードに動きました。明日もその調子で(ぇ
UC:1
FD:1
天気:晴れ(新潟県新潟市・両津市・佐渡郡相川町・金井町・佐和田町)