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早着尾根の早月小屋(剱岳【早月尾根コース】:富山県)

2015年 8月 1日

 首の痛い夜行バスが富山県に入り、滑川インターに着きました。昨日のうちに近くのローソン(Portal)までタクシーのお迎えを呼んでおきましたので、行きます。


 空がどんよりしているというか、靄がひどすぎて鬱空です。今日・明日に限って寒気が上空を覆うことになっているようですな(歯ぎしり


 ついでに、カメラのプロテクタの汚れに気がついていないので、涙目の写真ばかりになっています(滅滅滅


 タクシーで馬場島まで来ました。ふうたろうはこれから、生まれて初めて、剱岳の早月尾根を目指します。しかも、ここには登山Missionが作られていますから!(*゚∀゚)


 ‥と思ったらですね、auのスマホ、電波がぴくりとも入りやがりません(゚Д゚メ)ゴルァ


 しかし、今さらどうしようもないので、空以上に鬱な気分で、さっきのローソンで買ったものを食べてから出発です。早月尾根は噂で聞く限り、かなり急登でキツいらしいけど‥


 とりあえず、一回目の休憩所っぽいところに出ました。既にこれまでの坂が急で、いきなり洗礼を浴びた気分です。


 剱岳の稜線が見えます‥が、靄がひどくて‥。それでも、滑川市から見えていた風景に比べたら全然マシ。


 さらなる急坂の洗礼です。でも、天気はいいので、この広葉樹林帯はそれなりに気分がいいですね。


 グイグイ登っていきます。だらだらと長い坂よりは案外楽かもしれませんが、それはふうたろうの荷物が、山岳部や昔の人に比べれば遥かに軽いから言えることかもしれません。


 毛勝三山のひとつ、猫又山でしょうか。2011年6月5日ころ、毛勝山(登頂10m手前でガスられた(じと目歯ぎしりヴォー読み))から縦走しましたよね。馬場島に降りられることを知っていれば、そちらに行っても良かったのですね(auの電波は通じないのでタヒんでいたかもしれないけど)。


 樹高が高すぎて葉っぱで樹種を判別することができませんが、大きな木です。


 右奥のあれが剱岳ですね。5年前の今日登ったあのときは(遠い涙目


 中央奥に見えているのは、おそらく、大日岳。2年前の明後日登ったときは(遠すぎる涙目


 標高1400mの地点、らしい。それにしても、暑い!


 今度はレンズかCCDにゴミがっ!
 ‥ではなくて、ブヨなどの虫がガンガンたかってきます。すでに何ヶ所かヤラれています(滅


 標高1600m地点‥
 ‥じゃないだろここ( ゚д゚ )クワッ!!
 地形見る限り、1551mピークですな。


 砺波平野のどんよりスペシャルから、いつの間にか抜けだしていますね。今更だけど。


 時々周囲の展望が開けるところも出てきましたあれは体調超バッド&土砂降りの雨の奥大日岳ですねわかります(じと目歯ぎしりヴォー読み


 この写真を見ると、ウボァー(゚Д゚)しなければならないように見えますが、道はさすが有名デラックスコースだけあって、整いすぎています。こんなに歩きやすい道はない。


 新緑‥のように綺麗に見える緑。今はもう8月です。


 おや、前を歩く人に追い付きましたか。でも、ふうたろうも写真撮りながら進むので、ここから抜いたり抜かれたりが始まるのですよね‥


 お、キヌガサソウ(ユリ科)ですか。5年前の今日、はしご谷乗越で初めて見たんですよね。


 早月小屋まであと1km。実はここからが意外と長い‥


 ヤヴに見えるけどヤヴではありません。暑さと荷物がなければこんなところ楽です(震え声


 暑い。この雪解け水の溜まるところでちょっと手に付いた泥とかを落としましたが、ぬるま湯になりかかっているところではボウフラとか湧いてるし(ゲロリンちょ


 基本的には殆どないのですが、雪渓。アイゼンはもちろん要りません。


 そして、やっと見えた、早月小屋。でも、11時半とか、早すぎなんですけどね‥


 右(中央)がイワイチョウ、左下がコイワカガミ。


 ‥とりあえず、テントの受付するしかありません。これより先、山頂まで進んだとしても、ここに引き返すか剱沢小屋まで行くしかないので、どうあがいても今日はここで終わるしかありません。


 というわけで、テント設営しましょうか。


 設営したらガスがモッワモワ!


 ヤマハハコ。
 小屋の周りでマッタリする以外、やることないです。


 朝メシはひたむきにいい加減だったので、腹が減りまして、チャーハン。今日はカレー粉は入れませんでした。そして、スパム持ってくるの忘れています(滅滅滅


 おや、また雲が切れてきた。


 どうも、雲が下がってきているようです。


 何か、山のてっぺんが見えています。


 早月尾根が完全に見えています。


 奥大日岳。


 このテントのメンバーたちとマッタリトーク。


 そうこうしているうちに、雲の様子が変わりました。霧のような雲海ですな。下界はものすごい靄で視程が悪いでしょうけど。


 再びハラが減ったので、小屋でカップ麺。カップのゴミは回収するとか言っていましたが、ヘリで運ばせるくらいなら、自力で下ろしますよ、このくらいのゴミなら。


 ミストによるチンダル現象。


 見えているのは奥大日岳ですが、立っている場所は2224mピーク。小屋からすぐ近い場所にある、展望の良い場所です。ヘリポートにもなっているのかな‥


 さっきの絶望的なガスり状態を思えば大したもんですな。


 今のところ、寒気の流入による大きな天気の崩れはなさそうですね。


 しかし、砺波平野の方を見ると、雲海に沈んでいます。雨が降っているかどうかは別にして、靄の上にさらに雲。ひどい天気だろうなと思います。


 マッタリすること数時間。太陽がかなり西に傾きました。


 シダのシルエット。


 ひまだな~(´Д`)ハァ…


 でも、雲海きれいです。


 さっきから見えてはいたけど、今更のように写真に撮っています、ノウゴウイチゴ。


 靄にも高さ制限あり、ですか。いちおう、猫又山も靄より上ですが、ギリギリという感じです。


 あれは前剱、か。雲、なくなりましたね。


 もうちょっと高いところから見たほうがいい気がする。


 さっきの霧のような雲海とはまた違う風景。


 雲海にも山あり谷あり。


 狙っていましたよ、ブロッケンの妖怪。3人分見えています。


 昼間ガスったときはどうなるかな、と思いましたが、局地的な雷雨もなし。


 いや、山の向こうでは雷雲が発達しているようです。鹿島槍ヶ岳か、その奥の平野部では土砂降りかもしれませんね。


 確認していませんが、砺波平野の方もどんより曇っているか、所々で雨が降っているかもしれません。


 ゆっくりした1日でした。いったい、こんなにゆっくりしていた1日は、何ヶ月、何年ぶりでしょうか。もちろん、病気で休んでいる時以外、でね。


 山が橙色に染まっています。


 2224mピークにはふうたろう以外にもたくさん人が集まって、夕日を眺めています。早月小屋、ロケーションはいいですね。


 このあと、しばらくして寝ます。何しろ、今朝も早かったし。


 明日はこのまま110リットルを担いで剱岳を越え、室堂まで行きます。何時に着くのか判りませんが、昼には終わって、IngressのMission(室堂周辺にはいくつかある)とかやっているのでしょうね。
 ‥早月尾根の登山Missionできないのが猛烈に悔しい。docomoとau、両方使えるようにしたいものですな。docomoのモバイルルータでも買いますかね。


天気:晴れ(富山県滑川市・中新川郡上市町)

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