0と1の違い(狩場山【茂津多岬コース】:北海道檜山)
朝、気圧配置(予想)を確認すると、天気が一時的に持ち直しそうでした。一旦は降りる決定を出したのですが、再度上を目指すことに。今度は昨日の二の轍を踏まないように、荷物は全て持っていくことに。最初から中間点(おそらくあの大平原)で泊まることを前提で行きます。出発も昨日より30分強早い。
昨日のふうたろうの足跡は綺麗に残っています。そしてその上をキツネかウサギが追随しています。ふうたろうも彼らの足跡を追って歩くことはけっこうありますが、彼らもまた同じようにふうたろうの足跡を追っています。ま、ラッセル泥棒は誰にとっても楽だもんね。
湿った雪が冬枯れにこびりついた森の風景の額縁に、あの大平原の一部が収まっています。
着雪のすさまじい道を進みます。しかし、昨日のラッセル跡があるので、あまり苦労せず進めます。
いや、それだけじゃないでしょう。荷物を持っているので、何があってもどこでも停滞可能であること。これも大きいはず。
心の余裕は体力にも現れます。1時間半ほど昨日より早く、同じ場所に来られています。
ここまで来ると昨日のラッセル跡も風雪で消えかかっています。たぶん、昨日引き返したところまでの分は残っていないでしょう。
昨日より天気はいい‥とは決して思えないけど、余裕がかなりあります。
結果論ではありますが、昨日のセルフラッセルが功を奏しています。
‥ホワイトアウトしましたね。そして低木の雪の上を歩いているので、そこは昨日と同じく、天然の落とし穴にハマりまくります。
11時過ぎ、遮るもののないところでテントを張ってもきついので、この辺りに雪穴を掘って今日は終わりにしますかね。雪も強めに降ってきましたし。
位置的にはこんなところ、らしい。流石にここはGPSでないと場所の特定は無理ですな。
山頂までの距離は3.8km。昨日よりも楽に、だいぶ距離を詰めました。明日は何とか登頂したい。
さて、テントに入ったふうたろうですが、また胃がムカムカしてきました。昨日といい今日といい、何でしょうか。水分不足?とか考えたりもしましたが、そんなの判るはずもなく。ともあれ、明日の出発まで18時間ほどあるので、Google+で下界の人々の声援を受けながら、ゆっくりと過ごすしかありません。こういう時くらいしかゆっくりできませんよ‥
もうここまで来たら、登り切るしかないですな。がんばりましょう。
天気:くもりのち時々雪(北海道瀬棚郡瀬棚町・島牧郡島牧村)