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山頂のPortal(狩場山【茂津多岬コース】:北海道檜山)

2016年 1月 3日

 18時間この場所に居座って正月三が日の最後の日を迎えました。ええ、もちろん、餅も雑煮もない、通常運転のふうたろうですよ(ヴォー読み
 程々に明るくなったところで、今日こそ狩場山山頂を狩りに行きます。


 ‥とはいえ、天気はずっとこんな感じです。晴れ間がほしいです。


 が、今日は少し違います。晴れ間があります!


 雲もかなり高いところをうろうろするようになりました。


 概ね、というか、完全に曇っていますが、ちょっとだけ雲の色が橙色しています。


 はっきりとした青空が。


 期待に胸を膨らませる。


 しかしこの樹氷を見ると(これは岩に着いているんだけど)、険しさを感じます。


 狩場山方面にガンガン進みます。ガンガン進むと前山を通り過ぎ、だだっ広い南側の尾根と正解ルートの東側の細い尾根の分岐に来ます。2013年4月29日の日記にだいたい書いてありますが、ここは道迷いがやばいです。南側の広い尾根には絶対に行かないように。


 東方向、雪がこってりついた痩せ尾根。このコース最大の難所と言っていいですが、そこまでオーバーなものでもないです。足元注意して、雪庇を踏み抜かないように進みましょう。


 景色が見えるとやはり嬉しい。


 ただし、このあたりの雪庇は南に北に、方向を変えながら出ていることがあるので、あまり端に寄らないようにしましょう。


 晴れたら絶景間違いなしのポイントです。あの、フモンナイ岳の縦走路からの景色は本当に忘れられません。


 晴れてほしいですなぁ‥一瞬でいいからさ。


 東狩場山~フモンナイ岳の尾根は晴れているかもしれないね。


 しかし、それ以降、晴れ間を見ることはなかった(遠いじと目


 ふうたろうにとっての初日の出はこれか(じと目


 ところで、ふうたろうの今回の山行は一部の人々から注目されています。そして、中にはものすごく心配そうにコメントしてくる方もいらっしゃいます。


 これだけは言っておきたいのですが、冬山・雪山すべてが危険なわけではありません。雪山のすべての場所が危険なわけでもありません。低温だったりホワイトアウトしたりするとリスクはありますが、装備や技術で回避できます。
 放射能と同じで、正確に怖がることが大事です(原発による放射能汚染を矮小化する気はありません。あれは別の問題です)。


 さて、登山口のPortalを取って3日近く経った今、ようやく最後の1つ、山頂のPortalが見えてきました。12月29日に東京を出発してから5日。この一つを取るために5日をかけたのです。東京の密集地でやっていれば、それこそ数百倍の実績を稼げるにもかかわらず。


 それでもふうたろうは山Portalは特別だと思っています。密集地のPortal1000個の価値をも上回るとさえ。
 で、戦いはこれからです。このPortalを青に変えなければならないのですが、ここのPortalKeyも集めなければなりません。そして何より、このコメント(ふうたろうが作ったMissionなのでふうたろうが書いたものです)どおり、それを持ち帰らなければ戦いは終わりません。


 まずはMissionを終わらせます。


 これでMissionの試運転が終わったので、誰でもできることが証明されました。もちろん、登山というスポーツができる人に限りますが。ましてや雪の積もった山に、ハイキングレベルの人が来るのは絶対やめてください。死にに来るようなものですから。
 なお、この狩場山は5月上旬のGWでも雪がコテコテに積もっているので、夏山専科の登山者はせめて6月まで待ってもらいたいものです。Guardian狩りする前に、自分が山に狩られます。


 で、ふうたろうは強風を雪の壁でかわしながらPortal攻撃。G+で中継しながら登っているので、OwnerのAgentたちも防御態勢はバッチリでしょう。そのためか、遠隔リチャージがそこそこありました。


 しかし、ふうたろうはむしり取ります。ここまで来て負けられるか。相手のパワーキューブ(回復アイテム)がゼロになるまででも戦いますから。


 で、山頂の風景は、というと、これです。悲惨の極致ですな。


 18回HackしてPortalKeyを10個以上手に入れたら、こんな吹きさらしで展望ゼロの場所からはさっさとオサラバします。
 ‥と言いたいところですが、ホワイトアウトがひどく、しかも低温でコンパスの中にある液体の粘度が上がりすぎて、道を失いかけました。しかも、ふうたろう生まれて初めて、リングワンデリング半周しました。もちろん、スマホのバッテリーは低温障害で死んでいます。


 動きのノロいコンパスのケツを叩きながら現在地を確かめ、ふうたろうのこれまでの動きを考え、進路を真南に取ると、横切るように踏み跡発見。もちろん、ふうたろうが上りで付けた踏み跡です。


 踏み跡を見つければあとはテントまでそれを辿るだけ。
 どうやら、森の住人たちもこのホワイトアウトでは何かを頼るしかないようで、ふうたろうの足跡の横にずっと続いています。


 ガスってなくても、常に位置を確認しておかないと迷いそうな場所です。
 っていうか、常人は、こんな季節にこんなところ歩かないか‥


 テントが見えてきました。とりあえずは荷物を回収して、薬を飲んで‥
 ん?(・ε・;)


 ヌオッ(゚皿゚;)
 口が凍ってやがる‥(滅滅滅


 中身はなんとか飲めるところも‥ある?(じと目


 雪原の中の氷水で薬を飲み下したら、下山します。今日中に下山して室蘭か苫小牧あたりに行きましょうね。


 まあ、室蘭や苫小牧の前に、この雪原抜けなきゃな‥(遠い目


 天気は予報通りといえば予報通り、晴れ間が出てきました。


 それでも、狩場山の山頂付近がどうなっているかはしらんけどね。


 ま、晴れたとしても戻る気ないけどね(じと目


 空の色が鉛色なので、むしろ見栄えいいね。


 てか、俺、今どこ歩いてんだよ。来た道、かなり外してるぞ。


 来た時は通らなかった場所。海と山がよく見えますな。今日が一番景色がいいですわ、なんだかんだ言って。


 落ちる光のチンダル現象。ここまで綺麗なの、東京ではあまり見られませんね。


 海にも光の島が。
 狩場山は雪のない時期に来たことはもちろんありませんが、雪で嵩上げされていないと、今立っている場所には踏み入れません。天気はずっと良くなかったけど、これでよかったのですかね。


 この樹林帯まで来ると踏み跡が残っていました。これで何も考えずに歩いていけば、登山口に至るでしょう。


 ここを通るの、もう何回目でしょうか。


 晴れた雪景色ほど綺麗なものはあるでしょうか。


 海に射す光。かなり下ってきました。


 というか、ここは最初にテントを張っていた場所です。


 できるだけ早く下りたい。もう、ここまで来たのだから。今日は日曜なので、路線バスはもう終わっています。平日(明日)なら今から降りても17時過ぎのバスに間に合うのですが、今日はタクシーを呼ぶしかありません。


 昨日はこの辺りはガチの雨が降ったのでしょう。雪が溶けて再凍結して、歩けば滑ります。ある意味今までで最も転倒事故が起こりやすい場所‥


 これで、注目を浴びた厳冬期ガチIngressが終わりました。まあ、Ingressでなくても、このくらいは今までを考えれば通常運転ですけど‥
 この後、東室蘭まで行って、駅前の朝食付きのホテルに泊まります。明日は室蘭市のPortalを漁って、札幌のあのゲストハウスに行こうと思います。
 #279狩場山2回目クリア。久しぶりにまともな越年登山、できて良かったです。


天気:くもりのち時々晴れ、午前中一時雪(北海道瀬棚郡瀬棚町・島牧郡島牧村・山越郡長万部町・室蘭市、JR室蘭本線など)

  1. cat
    1月 12th, 2016 at 14:54 | #1

    ヒョエー((((;゚Д゚))))))) 驚愕!読んだだけでも怖い。低温すぎるとコンパスも狂うんですか(T_T) リングワンデリングしてる時、焦ったりしないもんなんですか? ふうたろうさん、これ通常運転とか凄いですね。。。

  2. ふうたろう
    1月 12th, 2016 at 16:31 | #2

     リングワンダリング、している時に焦るというか、焦るからやっちゃうんだと思うんですよね。ていうか、リングワンダリングするのは通常ではないです(汗
     でも、うまく戻る自信はあったので、まあ、こんなところかな、と思います(←こら

     あと、catさん、記念すべき1000回目のコメントです(笑

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