自由と共同

2016年 7月 23日

 昨日の夜、飛行機で22時40分頃、新千歳空港に到着しました。空港から苫小牧まで行ってネットカフェに泊まる予定ですが、空港から南千歳までの電車が、南千歳から苫小牧までの電車の最終に間に合わない罠設定になっていて、南千歳まではとりあえず自転車で向かいました。
 南千歳駅で無事電車に乗ったら苫小牧駅まで行けばいいのですが、ネットカフェが苫小牧の一つ手前の沼ノ端と苫小牧の間くらいにあるので、どうせなら緑Portalの多い沼ノ端駅から、爆弾を撒き散らしながらネカフェに向かうのがいいだろうという無計画なことを思いつき、実行しました。その結果、ネカフェに着いたのが確か1時前後だったか‥
 夜もなかなか寝付けず、朝5時に起きるまで、3時間眠れなかったと思います。
 今日から明日にかけて、毎年行われている夕張岳のイベントのスタッフとして出向いているのですが、夕張岳のMissionはこなしていきたいと思い、とりあえず開始。


 苫小牧より清水沢へ。これはいつもどおりです。しかし、夕張岳に登るのに清水沢駅を利用する人は何人いるのでしょうね。おそらくいないと思いますけど(遠い目


 そして、今までは誰かにお迎えを頼んでいたふうたろうは、自転車を持ってきたということで、自力で行くことにしました。歩いて行った2012年6月23日から、螺旋階段を一周しましたね(棒読み


 道すがら、PortalをHack、あるいはアップグレードしていきます。しかし、全部青ポでつまらん‥


 寄り道していたのに1時間足らずでシューパロトンネルまで来てしまいました。歩いて来ていた時は3時間以上かかっていましたからね‥
 ところで、このずっと手前で、ユウパリコザクラの会の人が通りかかって、ふうたろうの荷物を車に乗せてくださいました。ふうたろうは飲み物や薬などを持って軽々と進むことができるようになりました。


 トンネルは車の数は少なかったものの、歩道が狭い上に時々段差があって、若干怖い。徒歩や自転車を想定していない造りだな、と改めて思う。
 抜けてきたらなんとなく雲が薄くなっていました。


 ここから、晴れていれば夕張岳が見えるはず。夕張岳の上からは、ひょっとしたら雲海が見えるのかな。


 4年前はまだここ、水没していませんでした。
 何度もいいますが、登山者などが草一本採るだけで文句を言われる時代に、エリア一帯を水没させるダムを作っても誰も文句を言わないことに、疑問以外湧きません。
 ダムにメリットがあるか?
 建設(仕事を与える)のための建設なら、カネだけ渡してしまえばいいのに。環境が壊れない分、そのほうがまだまし。


 急速に下層雲が晴れてきました。
 それにしても、こうして自力で自分の道を進めるのって、本当に幸せだと思いませんか。


 ふうたろうが取りあえず今回の自転車で行くことを決めた理由は、自分のペースで行くことで、Ingressや写真撮影などを自由にできる権利を得ること。2005年8月以前はその自由を操る力すらなかったふうたろうですが、それ以降は基本的に自由(だと少なくとも自分では認識していた)を独り占めしてきました。本当に好きなことは、やはり一人でやるに限る‥
 まあ、荷物は預かってもらいましたけども‥


 夕張岳の登山口方面に向かう丁字路のところに広場があって、ここにPortalが3個。1個だけキャプチャされていない状態のがあって、あとの2つが青ポ。


 もう夏なのに、冬のように枯れ木が並ぶダムの底。
 ダムの効果については不確定。環境破壊だけは目の前にしっかりと見える。ダムがあれば(災害が防げる)、なければ(被害が出る)、というのは歴史ほどではないにしても、たらればの話なのかもしれませんね。AならばBという、はっきりした答えがあれば、そんなに楽なことはないのですがね。
 もっとも、利権(工事を依頼された側の利益)が絡んでいる話でもあるので、問題はむしろそこかと思います。


 最後のPortal地帯を抜けたら、あとはヒュッテに向かうのみ。


 この水没地帯は、ふうたろうが徒歩でヒュッテに向かっている時、最初にヒッチハイクを勧められたところです。その場所はもう水の中。


 ダートになると、アップダウンが多くなります。上りのはずなのにけっこう理不尽に思うくらい、下りも多いです。


 自転車をゴリゴリ漕いで夕張岳ヒュッテまで2kmのところまで来ました。8時半ころに清水沢駅を出てからゆっくり来て2時間強。歩いて8時間かかった4年前とは雲泥の差ですね。


 2kmのすぐ先のところで、お迎えがきました。お言葉に甘えて、行くことにします。ご厚意ですものね。


 この光景を見るの、何回目でしょうか。2012年からなので、5回目ですね。
 ところで、夕張岳ヒュッテの看板の下に「普請(ふしん)」と書かれた板が置かれています。どうやら、これが今回のテーマっぽいです。


 では、普請を始めます。
 ヒュッテに続く林道が、雪解け水で侵食され、ズタボロになりました。


 そのズタボロの侵食痕を、運んできた砂利で埋める作業を、手に鍬やスコップを持ち、参加した親子(もちろんスタッフもサポートする)でやります。
 実は、ふうたろうも、この砂利で痕を埋める前に、砂利を集める作業をしていました。2014年に関東甲信地方で大雪が降った時の山梨県富士河口湖町でやった雪かきをなんとなく思い出すように、スコップでジャリジャリとトラックにすくい上げました。


 今度は、流れをせき止める原因となっているらしいこの暗渠(あんきょ)の、上流側に設置された柵の撤去です。


 作業は難航します。出っ張りが岩や暗渠の端に引っかかります。そのたびに大人が出動。


 ふうたろう?ふうたろうはね、もうロープを持つ場所がないんですよ‥


 大人だけでやったほうが絶対早い。それは間違いない。
 しかし、言うまでもないことですが、子どもたちがこの行動に参加することに意味があるのであって、結果だけが重要なのではありません。‥でも、子どもたちはどのくらい、この作業のこと、覚えているのかなあ‥


 作業が終わったら、ヒュッテ前で書道教室(?)です。書道の先生が来ています。自然の中でのびのびと字を書く。殆どの子供と大人が書いていきました。いわゆる書道における「うまい」「下手」を抜きにして、ね。
 ふうたろうは去年と同じく、AG名で(黒笑


 夜、というか、夕方ですが、夜飯のカレーを食べて、そのあとは若者たちと22時過ぎまで話をしていました。ふうたろうはまたしでかしてしまったようで、2年前にしっかりと話をしていた人のことをガッツリスッポリ忘れまくっていました。何の疑いもなく、初対面だと思っていて‥いや、面目ない‥(滅滅滅
 なお、ヒュッテは人がいっぱいなので、工事中で壁が不完全な炊事場に、寝袋一つで直寝することになりました(真顔
 UC:1
 FD:1時々2


天気:くもり時々晴れ(北海道苫小牧市・夕張市、JR夕張線など)

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