初心忘るべからず(浅間隠山【二度上峠往復コース】:群馬県)
四阿山は朝から吹雪きまくっていました。連休になると雨や雪でことごとくボコられるのは、ふうたろうのせいだと思います。ふうたろうほど雨週末の法則が適用される生物はいないと思います。
‥というわけで、四阿山を諦め(というか、諦めさせ)、再び佐久・小諸方面へ。話し合いの結果‥
浅間山、昨日よりもひどい天気になっています。冬型の気圧配置はどんどん緩んでいっているはずですが、回復遅いですね。
二度上峠(にどあげとうげ)です。二度上峠と言えば、浅間隠山。2011年10月16日、鼻曲山から鷹繋山(たかつなぎやま)まで縦走したあれの途中の山です。もちろん、200名山の浅間隠山撃破が目的ですが。
長日向バス停から鼻曲山、そして鷹繋山を経由するのに比べると、二度上峠からの往復なんて劣化版に過ぎません。しかし、世間一般の山行に合わせると、だいたいこうなるのでしょう。
山にデートしに来ているようなものですから、山そのものを楽しむというよりは、時間を共有していることに意味がある。‥それくらいの認識です。だから、正直、山でなくてもいいと思っています。
ふうたろうはこの浅間隠山に登りに来たとき、朝5時に家を出て、軽井沢からバスに乗って、長日向バス停から鼻曲山に登り、浅間隠山まで縦走、鷹繋山までヤヴコギゾーン、鷹繋山からは北軽井沢のバス停まで歩いて16時。
自力で来ることの厳しさ、楽しさ、尊さは、何物にも代えがたい。Ingressも同じです。車を運転しようとしまいと、自力でやるからいいのです。
主体性のないまま、ふうたろうは山頂近くへ。彼女は初めての山です。ちゃんと自力で来ています。
山頂到着。
もやもやしている理由がわかりましたよね?これまでふうたろうが一人で登った山は、すべて自力でした。ふうたろうの持っているものを全部出して登りました。全力でした。だから、生きている実感がありました。
‥しかし、彼女とふたりで、この山を、ふうたろうが辿ったのと同じコースで行くとなると、彼女には負担が大きすぎるでしょうね。
くだり、あっさり、浅間隠山。小一時間で登山口まで下りてきました。
白糸の滝、です。
実は、北軽井沢や浅間山など一帯が緑の多重CFに覆われたので、一つ目の頂点を破壊しに行くことになりました。いや、別にふうたろうたち、地元の人間じゃないし、関係ないんだけど、何かほら、楽しそうじゃない?
白糸の滝は緑に沈んでいましたが、とりあえず、Ingressだけってのもあれなので、見ていきましょうと。緑色したPortalもあるし、願ったり叶ったりです。
ふうたろうと彼女とのベクトルが合流しました。もちろん、移動は全部彼女が車を運転することでなされるので、ふうたろうはただのお手伝いに過ぎませんが。
頂点のひとつである軽井沢の高台のカフェを叩き潰したら、もう一つ、上田市にある山の方も潰そうということになりました。その時の彼女は、妙にテンションが上がっていて、付き合う前のあの勢いを彷彿とさせました。
‥そうだよ、それだよ!
そのカフェ、閉店時間を過ぎていたので、軽井沢の市街地まで下りてから、夜飯とクリスマスケーキを食べました。軽井沢の中心部はPortalがいっぱいあって、これまた緑のが散らばっていて、目眩ましになっていました。こいつらを構っていると、上田市の山の方は襲いに行けなくなります。
渋滞に苛つきながら、19時くらいに上田市の太郎山の登山口に到着。ところが、山頂が起点になっていると思いきや、ほぼ登山口のPortalが起点になっていて、二人してガッカリ。その後、緑は予想通りさっきのカフェを取り返しに来て、新しいのを作ろうとしていました。そこで一時バトル。しかし、22時までに別所温泉で風呂に入りたかったので、テキトウに切り上げていきましたと。
‥とまあ、こんな感じでクリスマスイブの夜を過ごしました。緑の人も、地元の人間じゃなくて観光客に襲われるとは思っていなかっただろうな(黒笑
なお、彼女は明日仕事なので、このまま大阪の吹田SAまで戻って車中泊しました。吹田到着3時過ぎ。
‥やはり彼女はガチだった。ふうたろうはそこに惚れたことを思い出した。
UC:0
FD:1時々2
天気:雪のち晴れ(長野県上田市・小県郡真田町・北佐久郡東部町・御代田町・軽井沢町・群馬県吾妻郡嬬恋村・長野原町・群馬郡倉渕町)