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時の流れが合流し(雌阿寒岳【オンネトー~雌阿寒温泉周回コース】:北海道十勝支庁)

2017年 5月 4日

 予報通り、今日も良い天気です。ぐっすり眠りましたが、若干寝坊した感もあったりなかったり。昨日の夜はそういえば、隣でテントの建設作業をフゴフゴしていたような気がしますが、ふたりで爆笑したあと爆睡という運びになったと思います。


 脚の状態はまあまあです。雌阿寒岳、行けるでしょう。自分で作ったMissionですもの、やりたくないはずがない。自分で作ったMissionは、自分がやりたいから作るのですよ。それが一番大事でしょう?


 ここは湯の滝の駐車場。ツレにとって、運転可能な車は強力なツールです。ただ唯一の難点は置いた場所に戻ってこなければならないこと。公共交通機関利用や歩きとは違った独自の困難があるようです。浮島から渚滑まで(天塩岳登山のために)縦走するようなことは簡単にはできません(真顔


 オンネトー茶屋。ここでオンネトーブルー、でしたか、9年前、ジェラートを食べましたっけ。今もあるのかどうか、確認しようと思ったけど、今日の閉店時刻までに戻ってこられるかどうかは未知数です。


 煙が出ていますが、まだ準備中だと思います。


 それでは、雌阿寒岳登山開始です。オンネトーからのコースは、ふうたろうがかつて通った道と同じ。それどころか、今回予定のコースは9年前にふうたろうが歩いた道をそのままたどるものです。


 ふうたろうの記憶では、このコースはそれほどキツかった、という感覚はありません。でも‥


 今回は積雪量がけっこう多い。ふうたろうはそれなりにスイスイ進んでいるのですが、何故か彼女だけ踏み抜くという。体重のかけ方か?足がふうたろうよりも小さいから圧力の関係か?


 最も、踏み抜いているのはふうたろうたちだけじゃなく、先駆者の幾人かもまた。


 樹林帯が切れてきました。ふうたろうが記憶しているよりもずっと時間がかかった気がします、ここまで来るのに。


 阿寒富士。こう見ると、大きいです。


 幾つか分岐があります。阿寒富士に登らずに雌阿寒岳に直接向かうならどんどん左に向かうといいです。


 彼方に大雪山が見えています。この季節にこれだけ見通しが良くなった経験は、ふうたろうにはありません。いや、あの冬が終わらないゴールデンウィークの狩場山は見通しがよかったか。


 阿寒富士に向かいます。ツレは合流地点に荷物を置いていきました。ふうたろうはもちろん、この程度では荷物のデポなんてありません。


 阿寒富士からの雌阿寒岳の眺望は良い。


 山頂まで行くと火口もちゃんと見えます。


 山頂。尾根の先の方に一人おっちゃんがいます。


 雄阿寒岳が見えています。2008年5月2日に登ったときは煙霧か黄砂か知らないけど、そのせいでシルエットレベルでしか見えなかった気がする。


 このゴツゴツした尾根の向こうに、おっちゃんひとり。何をしているんだろう。写真かな。


 融雪でぬかるみ&沢になった登山道をまた戻ります。


 途中、写真を撮らなかったのであっという間に雌阿寒岳取り付きの写真まで飛びました。


 オンネトーコースの8合目。このあたりで、降りてきた人(登るときにもすれ違ったけど)が、上は風が強いと言っていました。まあ、ふうたろうが2008年に登ったときも、ハエが岩陰に避難するほど風ありましたしね。


 阿寒富士、砂礫で登りにくい山でした。踏んだらずれるし。そのうちあの上の岩の塊とか落ちてくるんじゃなかろうか。


 火口の青沼。まだ少し凍っててきれいではありませんけども。


 風が強いと言われていたわりに、案外そうでもありません。このあたりで外国人に写真撮影を頼まれました。


 もう少し山頂側に寄ると、青沼と阿寒富士がまとまっていい感じになります。


 山頂Portalがレンジインしました。山頂が2個ありますが、ふうたろうのMissionでは、ふうたろうが先に通したものを使っています。なお、この山頂Portalは、ふうたろうのライブポータルの最初のひとつです。


 雄阿寒岳がこれほどはっきり見えるなんて‥いつものハイパー鬱空どよーんモードはどうしたんだろう。


 山頂でしばらく、PortalKey掘り出したり休んだりしたら、下山開始。


 花や木のない火山については、好き嫌いがあると思いますが、ふうたろうはこういう山も好きです。


 Missionは山頂からクリアしていく形にしました。上りでも下りでもできるようにはしています。


 実は、この位置からでは岩肌に半分オンネトーが隠れています。でも、しゃあないですな。それに下から登ってきたら、きっと見えていたでしょうから。


 赤くないけど赤沼。金属イオン(鉄(Ⅲ))の供給が止まりましたかね?


 この山を、誰かと登る日が来るとは、なあ‥北海道の山なんて絶対一人でしたから。


 オンネトーの全部が見えるようになりました。が、融雪のせいか、ウスヨゴレています。9年前はもっとスカイブルーで、氷もきれいでした。
 これではひときわくすんでウスヨゴレた湖ではないか(詐欺感


 東大雪もそうですが、広大な森林を眺められる場所は、日本にいったいどのくらいあるでしょうかね。


 4合目付近のPortalでふうたろうはMissionクリア。登山口のは先にハックしていたので。
 このメダルの写真は、あの青沼と阿寒富士をコンパクトに撮ったものを使っています。そして、この写真のほうが水は青くきれいです。オンネトーもだいたいこんな色でしたしね。


 両側ハイマツが迫ってきました。


 このあとは樹林帯に突入します。ツレのスマホ(Docomo)が一部圏外になって難儀していたようです。雌阿寒岳では、電波の状態はauがずっとよかった。


 野中温泉(雌阿寒温泉)コース、ふうたろうの記憶よりずっと大変でした。ふうたろうの技能、体力、精神力が落ちた証拠なのか、それとも何かの思い出補正なのか‥彼女もだいぶお疲れの模様。


 昨日入った野中温泉。ちょっと前、ここで有毒ガス(硫化水素?)で事故があったとか。でも、温泉や火山を楽しむなら、その危険性は避けて通れないかも、とも思います。近くにガスマスクとかを準備しておくといい?


 さて、今回は野中温泉で終わりではなく、湯の滝駐車場まで戻らねばなりません。ここも、ふうたろうがあの日通った遊歩道コースを歩いていこうと。


 鉄錆の沈着した湿地にミズバショウが。


 でも、水自体はけっこうきれいだったりします。


 湿地のど真ん中に、肉から剥がれたロールキャベツのキャベツみたいに打ち捨てられているトタン屋根があります。雌阿寒温泉にはもう一つ宿っぽいのがありましたが、休業しているようです。そこのものなんですかね‥


 オンネトーまで降りてきました。ときおり熱風の吹く湖畔を進みます。昨日に比べて、湖面の残雪(氷)がはっきり判るほど減っています。


 熱風に炎属性のダメージを喰らいながらキャンプ場まで戻ってきました。ふきのとうがお出迎え。


 誰もいない、水も出ない、便所は5km先のオンネトー国設野営場。いや、ただ単にまだ開いていない時期だっただけなんだけど、この椅子とテーブルのところにテントを張って、一人焚き火をして、マッタリしていましたっけ。あれはあれですごく幸せでした。‥そうか、あれから9年なんですね‥隣りにいる彼女にも、同じ時間が流れて、同じ2008年があった。どんな人生だったんでしょうね。


 さて、戻ってきました。これから昨日泊まっていたキャンプ場(50km程度あるらしい)まで戻って、風呂(温泉)に入って、明日の雄阿寒岳に備えましょう‥
 ん?(・ε・;)
 なんか、右肩の後ろのところにオデキみたいなのができているのか、腫れている‥(汗


 (  Д ) ゚ ゚
 これはダニじゃないか!!
 ダニの攻撃!ふうたろうは250のMPが吸い取られた!
 体の半分くらいが皮膚にめり込んでいて、とてもじゃないけど自分で剥がすことはできないし、やってはいけないことです。
 混雑で出てくるのが遅れていたツレに一刻も早く知らせて、病院まで連れて行ってもらおう(顔真っ青


 かくして、雌阿寒岳の旅が終わったと思ったら、次は釧路市街まで病院紀行と相成りました。夜間診療をやっている病院が市立釧路総合病院だったので駆け込んだのですが、皮膚科の先生がいなかったので、家から来てもらうという‥すごく申し訳ない。待合室には重い軽い様々な症状を訴える人で混んでいましたが、何にしても、旅で寄りたくない場所筆頭は病院じゃないかと思います。
 さて、明日は雄阿寒岳、ですよね‥行けますかね。ダメージが心身ともにすごいんですけど(滅滅滅滅滅滅
 それより何より、付き合わされるツレの方がよほど大変です。すまん、今回は足引っ張ってばかりだ。
 ‥以上、幌別岳でのデカいフラグの回収(じと目
 UC:2
 FD:1


天気:快晴(北海道足寄郡足寄町・阿寒郡阿寒町・釧路市)

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